なぜ三毛猫は「幸運を呼ぶ」と言われるのか?世界中で愛される理由

 

こんにちは、りんさく(@sakurarin72)です。

 

先日、愛猫のご飯を買いにドラッグストアへ行った時、猫のフィギュアが入ったガチャガチャ(カプセルトイ)を発見しました。

猫好きの僕としては、そのまま素通りができるはずもなく、愛猫たちのご飯代を拝借😁

 

種類は、「黒猫、白猫、ハチワレ猫、茶トラ猫、グレー猫、三毛猫」の6種類。

狙いは、うちの猫たちの色、白猫、ハチワレ、茶トラ!

確率は6分の3、すなわち2分の1。

 

300円を投入して、いざ勝負!

綺麗なピンク色をしたカプセルから出てきたのは、

なんと...

 

「三毛猫」

 

なんでやねん!

 

くっそー、2分の1も当てられないなんて...

てことは、もう1回やったら当たるんちゃう?

いやいや、300円で「ちゅ~る」を買ってあげた方が喜ぶよなぁ、と考えながらガチャガチャをあとに。

 

「三毛猫は幸運を呼び寄せる」っていうし、まぁいっか😊

 

昔から、猫は縁起の良い動物だとされてきました。

その中でも三毛猫は、幸運を呼び寄せる力が非常に強いと言われています。

 

ということで今回は、「三毛猫について」のお話です。

 

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三毛猫(みけねこ)

僕たち日本人が、1番親しみのある猫といえば、日本猫ではないでしょうか。

最近では、海外の愛猫家の間でも、日本猫が注目を集めているのだとか。

 

日本猫といえば、やや頬が丸く鼻筋が通った顔、大きくも小さくもない中くらいの体格、短い毛、短くて丸いしっぽなどが特徴ですね。

 

1968年にアメリカ人のブリーダーが、短くて丸いボンボンのようなしっぽを持つ、日本猫に魅了されました。

その人は、オスとメスの日本猫をアメリカに持ち帰り、繫殖を行ったそうです。

 

その結果、1976年に短い毛と短くて丸いしっぽが特徴の日本猫に、「ジャパニーズボブテイル」と名前がつけられ、猫種に認定をされました。

ジャパニーズボブテイルには三毛猫が存在するため、1978年に純血猫品種登録機関であるCFA(The Cat Fanciers‘Association)が、三毛のジャパニーズボブテイルを、初めて純血種として公認したそうです。

 

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三毛猫の種類

三毛猫とは、3色の毛が生えている猫の総称です。

白色をベースに、「茶色」「黒」の3色で短毛の日本猫を「三毛猫(みけねこ)」と呼んでいますが、模様によって少し呼び方が違います。

 

・三毛猫

日本を代表する猫で白、茶色、黒の3色がハッキリと全身にあるのが特徴です。

 

・縞三毛(しまみけ)

縞模様と3色の混合が、全身にあるのが特徴です。

黒と茶色が縞模様になっている、もしくは黒色の部分だけが縞模様になっている3色猫を、縞三毛(しまみけ)と呼んでいます。

キジトラ猫、サバトラ猫同様に、額に「M」の文字が入っていることもあるようです。

 

・キジ三毛

色が、通常の三毛猫よりも淡いのが特徴です。

白、明るい茶色(オレンジ)、黒っぽい灰色、といった配色になります。

キジトラ猫同様に、灰色(シルバー)の遺伝子が入った場合は、毛の根元だけが白くなることもあるようです。

本来の三毛猫よりも色が薄いことから「薄三毛(うすみけ)」と呼ばれることもあります。

 

・トビ三毛

ベースとなる白の部分が多く、明るい茶色(オレンジ)、黒っぽい茶色が、ブチ柄になっているのが特徴です。

白い部分が多いことから「白三毛(しろみけ)」とも呼ばれています。

 

・パステル三毛

三毛猫の中で、色が1番淡いです。

茶色と黒の色合いが薄いため、見た人に優しい印象を与えると言われています。

そのため「天使の猫」「妖精の生まれ変わり」と呼ぶ人も多いそうです。

海外から、色々な猫種が入ってくるようになったために、パステル三毛が誕生したと考えられています。

 

海外では、

三毛猫:トーティ・アンド・ホワイト

縞三毛:トビー・アンド・ホワイト

キジ三毛:ダイリュート・キリコ

などと、呼ばれています。

 

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三毛猫の性格

日本猫を代表する三毛猫は、

  • 頭がいい
  • 甘え上手
  • 気分屋
  • プライドが高い
  • ツンデレ
  • しっかり者
  • 母性本能が強い

などの性格をしています。

猫同士においては1度心を許すと、強い愛情を持って接しますが、1度でも相手を苦手だと感じると、拒否をしたり、無視をすることもあるようです。

人や猫に対して、好き嫌いがハッキリしているのも、魅力の1つだと言われています。

 

猫好きさんの間では「お嬢様気質」、「THE猫」、「猫の中の猫」などと言われ、愛されているようです。

また、三毛猫の母性本能が強くてお嬢様気質なのは、三毛猫のほとんどがメスだからだという説もあります。

 

では、なぜ三毛猫はほとんどがメスなのでしょうか?

 

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なぜ三毛猫はオスが少ないの?

「三毛猫は、ほとんどがメス!」という話を、聞いた事はないでしょうか?

まれに、三毛猫のオスが生まれてくる事もあるようですが、その確率はなんと、3万分の1(0.03%)なのです。

その理由は、猫の毛色を決める遺伝子の中にある「染色体」が、関係していると考えられています。

 

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性別を決める性染色体

猫は、1対の性染色体と18対の常染色体、計19対で38本の染色体を持っています。

その中の2本が、性別を決める「性染色体」と呼ばれるものです。

 

メス猫の性染色体は、X染色体が2本なのでXX

オス猫の性染色体は、XとYの染色体が1本づつなのでXY

となります。

 

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色を決める染色体

三毛猫のベースとなる白色は、性染色体ではなく常染色体なため、オスメスどちらにも存在しますが、オスメス共に持つ「X染色体」は、黒と茶色(オレンジ)にしか存在しません。

そのため、メスの染色体にはが2つあるので、「黒黒」「黒茶」「茶茶」の3種類の組み合わせが可能となり、白黒茶色の3色を持つことができるのです

 

しかし、オスはが1つしかないため、黒か茶色の1色しか持つことができません。

これに白色が加わっても、白黒か白茶のどちらかにしかならないために、三毛猫のオスは生まれにくいのです。

 

ただ、実際に生まれにくいのは、茶色(オレンジ)と黒の2色の毛色を持った猫だと、考えられています。

そのため、サビ猫のオスも三毛猫のオスが生まれる確率と同じだそうです。

 

しかし、まれにXXYの染色体を持つオス猫が生まれます。

これを「クラインフェルター症候群」といい、染色体の異常によるものです。

この異常が起こる確率が、3万分の1だと言われています。

 

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三毛猫は幸運を呼ぶ

古くから、めったに見ない三毛猫のオスは「幸運の証」と言われ、とても大切に扱われてきました。

特に漁師の間では、

「三毛猫のオスを漁に連れて行くと遭難しない」

「三毛猫のオスを飼っていると絶対に事故はしない」

「天気を予知できる」

などと言われ、とても信頼をされていたそうです。

 

余談ですが、南極物語という映画はご存知でしょうか?

南極物語といえば、犬のタローとジローが有名ですが、実は「タケシ」という三毛猫のオスも乗船していました。

航海の安全を願って、三毛猫のオス「タケシ」を連れて行ったそうです。

三毛猫のオスが持つ強運を、信頼していたという事なのでしょうね。

もちろん「タケシ」は、無事に日本へ帰ってきたそうです。

 

また、三毛猫はオスメス問わず「幸運を呼ぶ猫」と言われ、多くの方に愛されています。

その理由の1つとして、昔から日本では「3」と「8」の数字は、縁起が良いとされてきたからです。

そのため、3つの色を持つ三毛猫は「幸運を呼ぶ猫」と言われるようになりました。

このことから、三毛猫が「招き猫」のモチーフに、使われるようになったそうです。

 

ちなみに、「8」が縁起の良い数字という事もあって、ハチワレ猫も「縁起の良い猫」と言われています。

 

その他にも、「幸運を呼ぶ猫」と言われる理由は、三毛猫の3色の毛色が関わっているのです。

三毛猫のベースとなる白色は「来福招福」、黒色は「魔除け」、「厄除け」、茶色(オレンジ)は「無病息災」とされています。

 

 

 

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さいごに

三毛猫には、縁起の良い言い伝えが、たくさん残されています。

甘えん坊なくせに母性本能が強く、でも自分が1番じゃないと気に入らない。

そんな三毛猫の魅力に、引き込まれている方も多いのではないでしょうか。

 

三毛猫は、日本を代表する素晴らしい猫です。

ぜひ、三毛猫を見かけた時は、可愛がってあげて下さい。

きっと、幸運が舞い込んでくるはずです。

 

おしまい

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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