こんにちは、りんさく(@sakurarin72)です。
先日、夜中に車を運転していると、目の前を黒猫が走って行きました。
車を止めて辺りを探してみたのですが、見つけることができなかったです。
「黒猫が横切ると縁起が悪い」という話を、耳にしたことはありませんか?
日本では「福猫」として、昔から可愛がられていたのに、なぜそのようなイメージがついてしまったのでしょうか。
大企業のヤマト運輸は、なぜ縁起の悪いと言われる黒猫を、ロゴマークにしたのでしょうか?
今回は、黒猫についてのお話です。
黒猫は本当に不吉な猫なの?
「黒猫=不吉」というイメージを持っている方が、多いのではないでしょうか。
昔から日本人は黒猫を、魔除け、幸運の象徴、商売繫盛など、縁起の良い福猫として大切にしてきました。
江戸時代には「黒猫を見ると結核が治る」と言われて、たくさんの人が黒猫を飼っていたそうです。
新選組の沖田総司も、病を治すために黒猫を飼っていたと言われています。
夏目漱石も飼っていた黒猫をモデルにして、あの有名な小説「吾輩は猫である」を書いたそうです。
今は「黒猫が前を通ると不吉だ」と言われていますが、昔は「黒猫が前を通ると幸運(福)が逃げる」と言われていたそうです。
それぐらい黒猫は、幸運の象徴だったのです。
ではなぜ、黒猫は不吉だと言われるようになったのでしょうか?
不吉だと言われる訳
日本で黒猫が「不吉だ」と言われるようになったのは、西洋文化の影響だと考えられています。
古代ヨーロッパのケルト神話や北欧神話では、黒猫は女神に仕える存在とされていました。
ところがキリスト教が広まるにつれて、今までいた神々は悪魔の化身とされてしまい、女神に仕えていた黒猫も「悪魔の使い」と言われるようになったのです。
このことがきっかけで後々の時代に「黒猫は魔女の使いだ」と言われて、不気味がられるようになりました。
今でもイタリアの一部では、黒猫は不吉だと言って、嫌がる人もいるそうです。
逆に、フランスやニュージーランドでは、幸せの象徴だといって、黒猫を大切にしています。
イギリスでは黒猫を「幸せの象徴」としていることから、結婚式に黒猫を送る風習があるそうです。
イギリスで作られた黒猫の日
10月27日「黒猫の日」
アメリカで作られた黒猫に感謝する日
8月17日「黒猫感謝の日」
黒猫が不吉というのはただの迷信で、本当は世界中から愛される優しい猫なのです。
ヤマト運輸はなぜ黒猫を使ったの?
ヤマト運輸と言えば、真っ先に思い浮かべるのは「黒猫の母猫が子猫をくわえたロゴマーク」ですね。
なぜ黒猫が、モデルになったのかご存知でしょうか。
黒猫親子マークの由来
黒猫マークが誕生したのは1957年。
マークの由来は、1957年に業務提携をしていたアメリカの運送会社「アライド・ヴァン・ラインズ社」の親子猫のマークからなのです。
当時の社長(小倉康臣)は、アライド・ヴァン・ラインズ社の、母猫が子猫を大切に運ぶマークに強く共感をし、同社の許可を得てデザインをしたそうです。
しかし、いざデザインに取りかかっても、なかなか良い仕上がりにならず苦戦していました。
そんな時、広報担当をしていた方のお子さんが、描いた黒猫の絵がヒントとなり、黒猫親子のデザインが出来上がったそうです。
母猫が子猫を運ぶ時は、子猫の体に一番負担がかからない場所を優しく嚙んで大切に運びます。
その姿を見た当時の社長は「母猫が子猫を運ぶようにお客様の荷物を大切に運ぶ」という気持ちを込めて、ロゴを完成させたそうです。
このコロナ渦において運送会社さんは、色々な場所に行かないといけないので、大変だと思いますが、体調には気をつけて頑張っていただきたいと思います。
さいごに
黒猫が不吉な事は、絶対にありません。
日本でも欧米でも黒猫は、福猫として愛されているのです。
僕の知り合いで、小さなコロッケ屋を経営している夫婦がいるのですが、3年前ぐらいから黒猫が店に遊びに来るようになったそうです。
黒猫が遊びに来るようになって、2か月を過ぎたぐらいから、急にコロッケの売上が伸びたと喜んでいました。
夫婦曰く、なぜ急に売れだしたのかわからないそうです。
「もしかするとこの黒猫が、福を運んできたのかも」と言っていました。
その黒猫は看板猫として、今もお客さんと夫婦にすごく大切にされています。
黒猫を見たら不吉だと言うより、幸運だと思う方が合っているのかもしれませんね。
おしまい
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント
こんばんは!
黒猫が幸運の猫と聞いて安心しました。
これから、怖がらないで済みます(^^♪
ヤマト運輸のロゴマーク、母猫が優しそうに子猫を運んでいるので
私も好きなマークです。
また、のぞきに来ます。