こんにちは! りんさく(@sakurarin72)です。
「ただいま、手洗い、ヤクルト」と大泉さんがCMで口ずさむ曲が、今日はなぜか頭から離れません。
なんでやねん!
「ヤクルトを飲むと離れるかも」飲んでみようっと
...まぁ離れるはずがないですよね。
しようがない、今日は1日この曲につきあうか~(笑)
全然好きでもない曲が、1日中頭の中を流れている時ってありますよね。
「今回は、よりによってこの曲かよ」と思いながらヤクルトを飲んでいると、1番のチビ猫がヤクルトに興味津々。
飲み終えたヤクルトの入れ物を、ペロペロと美味しそうに舐めていました。
何年か前までは、猫が人間用の乳製品を食べると、下痢をするので与えてはいけないと言われていました。
しかし最近では、乳製品に含まれる「乳酸菌」が、人間だけでなく犬猫の健康にも良いと、注目されているのです。
今回は、ヤクルトやヨーグルトに含まれる「乳酸菌」は、猫に与えても大丈夫なの?というお話です。
腸活で免疫力を高めよう!
ヤクルトは、誰もが1度は飲んだことのある飲み物ではないでしょうか。
腸内環境を整える、風邪予防、インフルエンザ予防、免疫力アップと、人間には様々な素晴らしい効果があります。
以前までは、人間が口にする牛乳やヨーグルトなどの乳製品は、猫が消化不良を起こすため「与えない方がいい」と言われてきました。
なぜなら、猫には乳製品に含まれている「乳糖」を分解する酵素が備わっていないからです。
しかし最近では、ヤクルトやヨーグルトに含まれる「乳酸菌」が、人間だけではなく猫にも効果があると言われるようになりました。
ヤクルトに含まれる「乳酸菌」を、猫の体内に取り入れることで、腸内環境が整えられて免疫力がアップし、病気の予防に繋がることがわかったのです。
猫がヤクルトを飲むとどうなる?
猫の腸には1000種類以上、数にして数百兆個の腸内細菌が潜んでいると言われています。
腸内細菌は、猫が食べたご飯などをエサにして、腸内で種類ごとにテリトリーを保って生息しています。
これら全体を「腸内フローラ」といい、何兆個の細菌を花畑(フローラ)に見立てて「腸内フローラ」と呼んでいるのです。
これは猫に限らず、人間や他の動物も同じように、何兆個の腸内細菌が潜んでいるそうです。
この腸内フローラの中に存在するのが「腸管免疫」と呼ばれるものです。
腸管免疫は、体内に侵入しようとする「悪玉菌」をやっつけて「善玉菌」を増やして、猫の健康を維持する働きがあります。
要するに、猫の体内へ「善玉菌」を取り入れることで、腸内環境が整えられて、免疫力アップや病気予防に繋がるというわけです。
その「善玉菌」の増殖を手伝ってくれるのが「乳酸菌」なのです。
しかし体に良いからといって、与え過ぎると体調不良になる猫もいるので、十分な注意が必要です。
猫にヤクルトを与える効果
最近の研究結果で「悪玉菌」の割合が多くなると、健康や美容に影響を及ぼす事が明らかになりました。
これは人間の研究結果なのですが、同じことが猫にも言えるのです。
体内に「善玉菌」が少ないと、体調不良を起こしたり、毛ヅヤが悪くなったります。
ヤクルト1本(65ml)には、「善玉菌」を増殖させる「乳酸菌」が200億個含まれています。
ヤクルトの良い所は、生きたまま腸まで届く「乳酸菌 シロタ株」が含まれていることです。
通常の「乳酸菌」をさらに強化したのが「乳酸菌 シロタ株」なのです。
生きたまま腸に到達して、悪い菌をやっつけてくれます。
そんなヤクルトを愛猫に与えると、腸内環境を整えてくれたり、感染症や病気などの予防にもなるのです。
腸内環境を整える
「腸は第二の脳」と言われるぐらい、体の重要な部分です。
腸内環境が悪くなると、自律神経が乱れてストレスが溜まりやすくなります。
猫が病気になるほとんどの原因は、ストレスだと言われています。
ストレスが溜まる
↓
悪玉菌が増える
↓
病気になる
このような悪循環を断ち切るために「乳酸菌」で「善玉菌」を増やし、腸内環境を整える必要があるのです。
腸内環境が悪いと、下痢や便秘を引き起こす事があります。
しかし、与え過ぎると悪化させてしまう可能性があるので、十分な注意が必要です。
免疫力アップ
体内の免疫システムの大半が、腸に関係があると言われています。
これは人間だけでなく、猫やその他の動物にも同じことが言えるのです。
特に免疫力が不安定な子猫、加齢によって免疫力が低下する老猫は、腸活で免疫力を高める必要があります。
自分の体で免疫を作れない子猫は、母猫の母乳から「免疫グロブリン」という免疫抗体をもらい受けます。
子猫が成長して自分の体で免疫を作れるようになる(生後5~6ヵ月)と、母猫から受け継いだ免疫と入れ替わるのです。
この入れ替わる時期に「善玉菌」が減少すると、猫風邪、皮膚疾患、湿疹、下痢など、健康に悪影響を及ぼします。
免疫が入れ替わる生後5~6ヵ月ぐらいの幼少期は「猫の一生の健康が左右される大切な時期」だと言われています。
「善玉菌」を減少させないようにサポートしてあげると、健康な猫に育つのではないでしょうか。
老猫は加齢によって「善玉菌」が減っていくと言われています。
と同時に、体力も落ち免疫力も低下するので、病気になる可能性が高くなります。
人間は「免疫力が高いと老化スピードが遅い」と言われていますが、これは猫にも言えることなのです。
つまり、腸活で善玉菌を減らさないようにしていると、老化を遅らせて健康で居られるということなのです。
口内環境を整える
口内の環境が悪くなると、歯周病や口内炎などにかかりやすくなります。
しかし、「乳酸菌」には口内環境を整えるという働きもあるのです。
実は、口の中も「善玉菌」と「悪玉菌」が存在しているのです。
口内環境が悪くなると「悪玉菌」が増えます。
増えた「悪玉菌」は、食べ物と一緒に腸へ入っていきます。
腸内に「善玉菌」が少ないと「悪玉菌」にやられて病気になってしまうというわけです。
体力的に衰えつつある老猫を、サポートしてあげるのも飼い主の役目ですね。
猫にヤクルトを与える時の注意点
最初にも言いましたが、猫には乳製品に含まれる「乳糖」を分解する酵素が備わっていません。
与え過ぎると、下痢や嘔吐を引き起こす可能性があります。
与え方は、最初に数滴だけ飲ませて様子を見て下さい。
それで、下痢や嘔吐などで体調不良になるようならば、与えるのはやめましょう。
平気ならば、スプーン半分~1杯を目安に飲ませてあげて下さい。
今は、猫用の乳酸菌を取れる食べ物や飲み物が、たくさん商品化されています。
「人間が口にするものはちょっと...」という方は、市販で売っている猫用を与えてあげるのもいいかと思います。
ヤクルトはあくまでも人間用です。
飼い主さんが飲むついでに、少しだけ飲ませる程度にして下さい。
さいごに
最近「腸活、腸活」と、よく耳にすると思いますが、人間だけが腸活を必要としているわけではありません。
口からものを食べて、それが胃で消化され、腸を通って便として排出される。
この一連の動きがあるのは人間だけではなく、動物全てが、このようになっているのです。
「腸は第二の脳」あるいは「腸は第二の心臓」と言われるぐらい、腸は大切な体の一部です。
いつも一緒に居る愛猫の腸も、しっかりと管理してあげて下さい。
愛猫も飼い主さんも健康が一番ですからね。
おしまい
猫用の乳酸菌サプリメント
乳酸菌入りちゅ~る
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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