こんにちは、りんさく(@sakurarin72)です。
朝、布団から出るのが嫌な季節がやって来ました。
愛猫たちは、そんなことなど知るよしもなく、朝になると耳元で「ニャーニャー」と朝ごはんの催促をしてきます。
「もうちょっと寝かせてくれぇー」
そんな僕の声など奴らには届くはずがない...容赦なくニャーニャー攻撃をしてきます。
しかしこの間、一番の食いしん坊の子がニャーニャー攻撃に参加をしてこなかったのです。
「ん?おかしいなぁ…」と思い様子を見に行くと、鼻をぐちゅぐちゅ言わして、片目が腫れて目やにでふさがっているではありませんか。
Σ( ̄□ ̄|||)えっ⁉
そうです。この前保護をした子猫の猫風邪がうつってしまったのです。
人間は鼻がつまったり、鼻水が垂れてくると、ティッシュペーパーで鼻をかんでスッキリさせることができますが、猫はそんなことはできません。
そうなる前に飼い主さんが、気をつけてあげなくてはいけないのです。
猫風邪をうつしておいて、えらそうに言える立場ではないのですが、皆さんも風邪をひいている愛猫がいれば、他の愛猫にうつらないように注意してあげて下さいね。
できれば、猫風邪にかかっている猫とは、隔離をしてあげるといいと思います。
今回は、鼻づまりを解消するマッサージや猫風邪の症状を緩和するマッサージのお話です。
と、その前に「猫風邪とは、なんや?」というお話を少しだけしたいと思います。
猫風邪とは
猫風邪は、人間の風邪とよく似た症状が出る病気なのですが、人間の風邪とはウイルスが違うので、人間にはうつらないと言われています。
「ヘルペスウイルス」「カリシウイルス」が主な感染原因となるのですが、「クラミジア」という細菌も猫風邪になる原因の一つです。
先ほど人間にはうつらないと言いましたが、この「クラミジア」はウイルスではなく細菌なので、人間に感染します。
「クラミジア」を持った猫を触った手で目などをこすると、結膜炎になってしまいますので、注意して下さい。
ウイルスによって様々な症状がいくつかあります。頻繫にこの様な症状が見られるのであれば、猫風邪にかかっているかもしれません。
ヘルペスウイルス(FHV)
「猫ヘルペスウイルス感染症」は「猫ウイルス性鼻気管炎」とも呼ばれています。
一度感染してしまうと、体内に残り続ける厄介なウイルスです。
ワクチンで予防をする事はできますが、ウイルスを消滅させることは難しいとされています。
- 鼻水
- くしゃみ
- 咳
- 発熱
- 食欲不振
- 結膜炎
- 角膜炎
などが主な症状ですが、口内炎、歯肉炎、皮膚炎などにもなってしまうケースがあるそうです。
ちなみにうちの猫は、このヘルペスウイルスに感染して、結膜炎を引き起こしていました。
カリシウイルス(FCV)
「カリシウイルス感染症」は別名「猫インフルエンザ」とも呼ばれている感染力の強いウイルスです。
しかし健康な猫ならば、感染しても症状が出ない、出にくいとも言われています。
症状は、ヘルペスウイルスとよく似ているのですが、口の中や舌に腫瘍ができるのが特徴です。
- 鼻水
- くしゃみ
- 咳
- 発熱
- 食欲不振
- 口内炎
- 舌に腫瘍ができる
- よだれをよく出す
- 口臭が強くなる
などが主な症状です。
カリシウイルスはヘルペスウイルスとは違い、完治する事ができると言われています。
一度感染して完治すると、免疫力ができるので、再発することはほとんどないそうです。
どちらのウイルスもワクチンを接種していれば、予防が出来たり、感染しても軽い症状で済むと言われているので、ワクチンを接種してあげることが、望ましいのではないでしょうか。
クラミジア
ほとんどの子猫が、感染すると言われている細菌です。
人獣共通感染症の一つとされています。
人獣共通感染症(じんじゅうきょうつうかんせんしょう)とは、人やそれ以外の脊椎動物に感染又は、寄生する感染症の事。
- 鼻水
- くしゃみ
- 咳
- 結膜炎
- 気管支炎
- 肺炎
などが主な症状で、クラミジアも抗生物質を投与する事で、消滅させることができます。
しかし、少しでも猫の体内に残ってしまうと、キャリアー(他の猫の感染源)化してしまう可能性があります。
特に子猫は免疫力が低いので、肺炎などに重症化をする恐れがあります。
少しでも気になる症状が見られましたら、動物病院に連れていってあげましょう。
ざっと、猫風邪の症状を説明しましたが、ほとんどが人間と同じ症状なのです。
しかし、人間のように放置していたら、治っていくものではありません。
猫によっては、重症化したり、命にかかわる事だってあります。
「いつもと様子がおかしぞ」
と思ったら、動物病院に連れて行ってあげましょう。
人間と風邪の症状に似ているからと言って、人間用の風邪薬は絶対に与えないで下さい。
猫に有害な成分がたくさん含まれています。
花粉症の症状も鼻水やくしゃみをします。風邪の症状とよく似ているので、間違わないで下さいね。
興味がありましたら読んでみて下さい。
猫風邪を楽にさせるマッサージ
風邪といったら「鼻水」と言っていいほど、風邪の代表的な症状です。
鼻が詰まると、息苦しくて嫌ですよね。
それは人間だけでなく、猫も同じなのです。
しかし猫は、人間のようにティッシュペーパーで鼻をかんで、スッキリさせる事は出来ません。
愛猫が辛そうにしている姿など見たくないですよね。
少しでも楽にしてあげたい、と思うのが親心ってものです。
そんな愛猫が少しでも楽になる、猫風邪に効くマッサージをご紹介したいと思います。
鼻水、鼻づまりを和らげるマッサージ
- 鼻の真ん中から額に向かってまっすぐに、指で10~20回程度撫でてあげて下さい。
- 鼻の穴の両端に「迎香(げいこう)」という呼吸器系障害を和らげるツボがあります。そこを軽く押してあげましょう。
鼻通りが良くなり、喜んでくれます(=^・^=)
目ヤニや涙目を和らげるマッサージ
- 目頭から目尻に向かって優しくさすってあげて下さい。
- 最初は上まぶた、次に下まぶたの順にしてあげるといいでしょう。
目をすっきりとさせる効果があります👀
- 額の真ん中に「印堂(いんどう)」という鼻水改善、目ヤニを緩和するツボがあります。10~20回程度軽く押してあげて下さい。
- 目頭と鼻の間に「四白(しはく)」というツボがあります。そこを軽く押してあげると、熱を下げる効果が期待できます。
咳を鎮めるマッサージ
- 猫の喉ぼとけの少し上を軽くつまんであげて下さい。
- 鼻と上唇の間に「人中(じんちゅう)」という咳を鎮めるツボがあります。軽く押してあげましょう。
- 顎の下の方に少しくぼんだ所を押してあげるのも咳を鎮める効果が期待できます。
風邪の初期症状を改善するマッサージ
- 首の後ろを軽く揉んであげましょう。
- 頭と首の付け根の少し下(肩甲骨の前端のくぼみの中)に「肺兪(はいゆ)」「厥陰兪(けついんゆ)」というツボがあります。頭痛、鼻づまり、咳、食欲不振など風邪の初期症状を緩和してあげることができるので、軽く10~20回程度押してあげましょう。
主要時間は3~5分程度を、数回に分けてマッサージしてあげて下さい。
どのマッサージも愛猫が嫌がるようならば、やめてあげましょう。
無理矢理してもストレスを与えるだけで、逆効果になってしまいます。
さいごに
猫風邪は、人間の風邪と症状は似ていても別物です。
何度も言いますが、猫風邪は自然に治るものではありません。ほっておくと命にかかわることだってあります。
「いつもと違う、元気がないぞ」
と思ったら、動物病院に連れて行ってあげて下さい。
猫風邪に市販薬はありません。
人間用の風邪薬も絶対に与えないで下さい。
人間も、体が弱っている時や病気の時に1人でいると、寂しくなったり、心細くなったりしますよね。
それは猫も同じです。
大好きな飼い主さんがそばにいるだけで、愛猫は安心ができて早く元気になってくれるはずです。
愛猫が病気で辛そうにしていたら、優しく声をかけて寄り添ってあげて下さいね。
おしまい
鼻詰まりを解消してくれて、鼻通りを良くしてくれる薬です。 副作用もないので、安心して使えます。
赤ちゃんの肌にも使える保湿クリームです。猫が舐めても安全に作られています。(無香料、無着色に限ります)
便秘気味の猫に舐めさせると、便がスムーズに出る優れものです。獣医さんもおすすめの商品です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント