こんにちは! りんさく(@sakurarin72)です。
僕の勝手な考えなのですが、周りに気を配れる人って、すごく頭が良くてカッコイイと思っています。
それもわざとらしくではなく、自然にできる人って「すごいなぁ」って、感心してしまいます。
自分の事で精一杯の僕には、無理な話ですが(笑)
最近読んだ本の中に「気遣い」と「心遣い」の違いについて書いてありました。
- 「気遣い」とは、気をつかう事。気=意識
- 「心遣い」とは、心をつかう事。心=思いや内心
「気遣い」は意識的に相手に対応することで、「心遣い」は思うやりをもって、相手に対応することだそうです。
気遣いのワンランク上が、心遣いと言うのだとか。
「なるほど~」と感心させられてしまいました。
いずれも、感謝の気持ちを伝える時に、使う言葉のようですね。
先日、久しぶりに風邪をひいて寝込んでしまいました。
いつもなら夜中に運動会を始めたり、しきりにご飯の催促に来る猫たちが、僕が風邪で寝ていた日は、すごくおとなしくしていたのです。
これぞ、借りてきた猫!と言わんばかりに(笑)
もしかして、僕に気を使っておとなしくしているの⁉
という事で、今回は「猫って気を使うの?」というお話です。
マイペースな猫が気を使う⁉️
普段のんびりとしているマイペースな猫が、いつ気を使っているの?と疑問に思う方も少なくはないと思います。
たしかに勝手気ままに生きている猫が、他人の事を想っているなんて考えにくいですよね。
一説によると、自分を守る行動が「気を使っているように見えるのだ」と言われています。
言われてみればそうかもしれませんが、本当に自分のためだけなのでしょうか?
ある研究で、飼い主の行動や感情によって、猫は微妙に行動を変えているという結果が出ました。
その1つが、飼い主に元気がない時は、愛猫が頭や体をスリスリしてくる回数が多くなる、という事が明らかになったそうです。
いつもと違う飼い主さんの様子を見て「気を使って、元気づけてくれているのではないか」と言われています。
自分勝手に見られがちな猫ですが、実は状況に応じて気遣いができる頭のいい生き物なのです。
本当は気を使っているニャー
では、猫のどのような行動が「気を使っている⁉」と感じるのでしょうか。
顔色を伺う
何かをしていると、近くでこちらをじーっと見つめている時はないでしょうか?
「近づいても邪魔にならないかな」
「迷惑じゃないかな」
と気を使っています。
最初にも言いましたが、猫は周りの空気を読める賢い生き物です。
飼い主さんの邪魔をしないように、気を使っているのでしょう。
かと思えば、一緒になってやろうとしてくる時もありますね。
あれも「何かお手伝いすることはないか?」と気を使ってくれているのでしょう。
猫の優しい一面ですね。
慰めてくれる
病気で寝ている時、嫌なことや辛いことがあった時に、愛猫が寄り添ってくれた事はありませんか?
猫は、飼い主さんの事を見ていないようで、実はしっかりと見ています。
飼い主さんの、ちょっとした変化も見逃しません。
僕たち人間も、好きな人や周りの人がいつもと雰囲気が違うと「何かあったのかな?」と、気になりますよね。
それと同じなのです。
猫は人間よりも、察知能力が優れていると言われています。
飼い主さんが、落ち込んだり元気がないと感じた時は、近くに来て寄り添ってくれる事があります。
人間は猫を撫でると、オキシトシンという幸せホルモンが分泌されて、安心感を得られると言います。
もしかしたら、猫はそれを知っているのかもしれません。
「僕を撫でて元気出せよ」
という気持ちから、寄り添ってくれているのではないでしょうか。
これは、僕の勝手な想像ですが・・・
早く飼い主さんが元気になってほしくて、愛猫なりに色々と気を使ってくれているのかもしれませんね。
退いてくれる
廊下などですれ違う時に必ずと言っていいほど、愛猫の方が退いて道を譲ってくれませんか?
あれも、猫が気を使っているからではないでしょうか。
いつも飼い主さんが寛いでいる場所にいても、飼い主さんが座ろうとすると、退いて場所を空けてくれる事ってありますよね。
「飼い主のやつ、ここで寛ぐのかぁ~。しようがない場所を譲ってあげよう」
と、気を使ってくれているのでしょう。
しかし、全然退かない時もあります。
それは、そこが自分の場所、お気に入りの場所だと思っているからです。
大好きな飼い主さんの匂いがするので、安心でき心地がいいのでしょう。
自分の場所に愛猫が寝ていて、
「邪魔だな」
「退けよ。気が利かないな」
と思っても、無理矢理起こして退けるような事は、しないであげましょう。
猫にとってお気に入りの場所での睡眠は、体を休める大切な時間です。
ゆっくりと、寝かせておいてあげて下さい。
さいごに
猫を飼っていると、僕たち人間が愛猫に気を使っているように感じますが、猫も猫なりに気を使っているのです。
気を使うという漢字には、2通りの漢字があります。
気を使う=気を消費すること
相手の気持ちを先読みして、相手のために何かをしてあげる事。
気を遣う=気を有効に役立たせること
優しさをベースにして行動する気持ちの事。
猫が「気を使う」時の漢字は、どちらが当てはまるのかはわかりませんが「遣う」こちらの方が、当てはまるかもしれません。
猫の愛より偉大な贈り物があるだろうか
チャールズ・ディケンズの言葉です。
猫が人間に気を遣うのは、生まれ持った大きな愛情が、そうさせているのかもしれませんね。
おしまい
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント