こんにちは! りんさく(@sakurarin72)です。
猫は、昔から神秘的でミステリアスな生き物だと言われてきました。
その理由の一つは、未だに猫の行動や考えている事が、理解できないからだそうです。
そんなミステリアスな猫なので、スピリチュアルな話もたくさん残されています。
その一つとして、
「猫は亡くなる時、飼い主(可愛がってくれた人)の不幸をあの世へ一緒に持っていく」
というお話を、聞いた事があるでしょうか?
実際に本当かどうかは、科学的に解明はされていませんが、不思議な力を持つ猫なら、可能な事なのかもしれません。
猫にかぎらず、動植物には理解ができない不思議な力があると、昔から言われています。
例えば、飼い主が病気になると身代わりになって飼い主を病気から救う、という事があるようです。
特に犬は忠誠心が強いため、飼い主が病気になると見代わりとなり、飼い主の悪い気を全て引き受けて、自分が体調不良になるという事が、実際にあると考えられています。
植物も同じで、お世話をしてくれている人が体調不良になると、悪い気を植物が吸って枯れてしまう、という現象が起こるそうです。
いずれも自分が身代わりとなって、大切にしてくれている人を守っているのだ、と考えられています。
では、猫はどうでしょうか?
猫は自分勝手そうに見えて、周りに気を配れる愛情深い生き物です。
そんな愛情深い猫が、飼い主を守らないわけがないですよね。
今回は、猫も飼い主の身代わりになってくれるのか?というお話です。
猫が飼い主に対する愛情の深さ
犬と猫だと、飼い主に愛情を注ぐのはどっち?
という質問に、ほとんどの方は「犬」と答えるでしょう。
なぜなら、犬の方が飼い主に忠実だから。
「犬は人につき、猫は家につく」という、ことわざがあるほどですからね。
アメリカ・オレゴン州立大学の動物科学者クリスティン・ヴィターレ氏率いる研究チームは、「猫はどれぐらい飼い主に愛着があるのか?」という研究をしました。
79匹の子猫と38匹の成猫で研究をした結果、約65%の猫が飼い主に対して、愛着行動を見せたそうです。
ちなみにこの数字は、乳児が親に見せる愛着率とほぼ同じだそうです。
過去に、同じ研究を犬で行いました。
その時、約61%の犬が飼い主に愛着行動を示したそうです。
犬の方が猫よりも人間に忠実という一般的な考え方を、覆す結果となりました。
この結果からヴィレータ氏は、昔から犬の方が飼い主に対して「忠実だ、愛情深い」と言われるのは、犬と猫の愛情表現の違いからだと言っています。
犬は体全体で愛情をストレートに表現するが、猫の愛情表現は読みとりにくく、遠慮をしている感が強いため、人間には犬の方が愛情深いと感じるのだ、と言っていました。
ヴィレータ氏は、
「飼い主が愛猫を適当に扱わない限り、彼らは深い愛情を注いでくれる。いつもと違う環境に置かれた時こそ、愛猫と飼い主との愛情の絆が現れる時だ」
と言っていました。
イギリスの小説家、チャールズ・ディケンズの言葉に、
「猫の愛より偉大なギフトがあるだろうか」
という名言が残されているのも、わかる気がしますね。
愛猫が飼い主の身代わりに⁉
猫は、わがままで自分勝手なように見えますが、実は周りに気を配れる情が深い生き物です。
特に、自分の事を愛してくれた人には、それ以上の愛で返してくれます。
ヴィレータ氏は研究結果の中で、「いつもと違う環境の時こそが、愛猫との絆が現れる時だ」と言っていました。
いつもと違う環境。
一言で言っても、様々なケースがありますが、環境だけではないような気がします。
実は、この環境という言葉の中には、飼い主さんの異変も含まれているのです。
飼い主さんに何かがあれば、愛猫の環境は変わってきます。
例えば、入院や病気で寝込んでしまったりする時、飼い主さんが何かに悩んでいる時などです。
猫は、「周りの空気を読む天才だ」と言われています。
もし、その空間に流れる空気やオーラが悪い気であれば、猫はすぐにそれを察知して、原因を突き止め「何とかしよう」と思うそうです。
その悪い気が、愛する飼い主さんからとなれば、なおさら「僕が何とかしないと」という責任感を、猫は感じると言います。
愛のお返しは自分の体で
猫が「何とかしなくては」と思ったところで、病院へ連れて行ってくれたり、相談に乗って解決してくれる力などはありません。
しかし、それでも猫は愛する人の手助けになりたいと考えます。
その結果、「自分が身代わりになって助ける」という事を思いついたのです。
大切な人やお子さんが病気やケガなどをすると、「代わってあげたい!」と感じる事があると思います。
人間には、そう思う事しかできませんが、猫は実際に代わってあげることができるのです。
病気で入院をしたり、体調を壊して寝込んでしまったり、悩み事で落ち込んでいた時に、「あれ?何かわからないけど回復したぞ」という経験はありませんか?
その代わりに、なぜかわからないけど愛猫が体調不良になってしまった、というケースがあると思います。
それは、愛猫が飼い主さんについた悪い気を、吸い取ってくれたからなのです。
猫には、「良い気も悪い気も吸い取れる力が存在する」と、昔から言われています。
猫はその力を利用して、愛する飼い主さんを邪気から守っているのです。
「猫は、死に際は誰にも見せない」とよく言いますよね。
あれは、飼い主さんや自分を愛してくれた人についた邪気を吸い取って、遠くへ捨てに行く途中で、体調不良になって帰ってこれないためなのです。
吸い取った邪気が大きいと、猫も体調を壊して命を落とす事があります。
猫は亡くなる時、飼い主(可愛がってくれた人)の不幸をあの世へ一緒に持っていく、と言います。
あれは、猫から飼い主さんへの、最後に最大の恩返しをしているのです。
さいごに
SNSを見ていると、「私の病気を猫が吸い取ってくれた。代わりに猫が体調不良になった」などの、猫が身代わりになった、というエピソードをよく目にします。
「猫が身代わりになる」事は、科学的に解明されてはいませんが、その場の空気を全て吸い込む猫には、簡単なことなのかもしれません。
人間は心配事や自己嫌悪になると、ストレスが溜まり、心身のバランスが崩れて体調不良になると言われています。
猫は、飼い主さんのそういう雰囲気を感じ取り、「そんな事で、くよくよするニャー」と言って、ストレスを吸い上げて自分が病気になる事があるそうです。
そんな病気になった愛猫を、必死に看病しているうちに、飼い主さんは心身のバランスが正常に戻ると言われています。
愛猫の体調は、飼い主さんの「心の中」を表しているといっても、過言ではありません。
「猫のふり見て我がふり直せ」と、いったところでしょうか。
飼い主さんが愛猫を大切に想う気持ち以上に、愛猫は飼い主さんの事を大切に想っています。
人間も猫もポジティブな気持ちで、ストレスをためず健康に過ごしたいものですね。
「猫が飼い主の身代わりになる」
これこそが、猫の飼い主さんに対する、最高の愛情表現なのかもしれませんね。
おしまい
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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