こんにちは! りんさく(@sakurarin72)です。
みなさんは、初詣に行かれましたか?
旧年の感謝を捧げ、新年の無事を祈願する。
江戸時代から広まったとされる、日本の大切な行事の一つですね。
お正月になると、正月飾りをつけたり、お雑煮を食べたりしますが、それらも初詣同様に神様への感謝を捧げて、新年の願掛けをするものだと言われています。
「じゃあ、家で正月行事を行っていたら、わざわざ寒い中に神社へ行かなくてもいいんじゃないの?」
と思われがちですが、
正月飾りなどに司る神様は「歳神様」
正月になると毎年家にやって来る、先祖の霊とも言われている神様
社寺の神様は「氏神様」
同じ地域の人々によって共同で祀られる神様
このように神様が違うため、正月行事をしてから初詣に行くというのが、古くから伝わる日本の文化とされています。
そして、この氏神様に最も近い存在が、猫なのです。
今回は「本当に猫って神の使いなの?」というお話です。
猫が神様の使いってホント?
動物には「神からのメッセージを人間に伝える役目がある」と言われています。
猫に限らず、色々な動物たちが神の使いとして、人間に大切な何かを伝えているそうです。
神社やお寺に行くと、キツネや犬、虎など様々な動物たちが祀られているのを目にすると思います。
あれこそが、神の使いとされていた象徴だと、考えられているそうです。
猫も大昔から、人間と共に暮らしてきました。
そのため「猫って神の使いかもしれない」という言い伝えや神話が、数多く残されています。
古代エジプトでは、人間を毒蛇から守ってくれたり、1度にたくさんの子供を産むということから、オス猫は「太陽神ラー」の化身、メス猫は「女神バステト」の象徴として崇められていました。
イングランドでは、航海中の食料を食い散らかすネズミを退治してくれるということから「漁師の守り神」と言われています。
日本でも、養蚕が盛んだった頃にネズミを追い払ってくれるという事から、猫を神様として崇めていました。
なので、今でも神社に猫が祀ってある地域が多いのです。
これ以外にも「猫の不可解な行動が神に近い存在だ」と、言われる方も少なくはありません。
猫には、人間のオーラが見えると言われています。
つまり、人間が考えている1歩先が見えているということだそうです。
何もないところをジッと見つめていたり、急に威嚇したり、急に走り出すなどの行動も、人間に何かを伝えるためにしているものだと考える人もいます。
他にも、神が高い所にいるから猫も高い所を好む「神のように全てを見渡すためだ」という人もいます。
こういう事から「猫の行動は神に似ている」=「猫は神の使いだ」となっているようです。
ある神話では「人間は愚かな生き物だから、神は猫を送り込んだ」というお話があります。
もしかすると、僕たちが平穏な毎日を送れるのは、猫が人間界にいるからなのかもしれませんね。
そんな神の使いと言われている猫と、神が祀られている神社やお寺でたまたま遭遇したら、良いことが起こりそうな気がしませんか?
神社で猫と会うことができた⁉
昔から猫は、「幸運」「金運」の象徴とされてきました。
そんな猫と神が祀られている神社で出会ったら
「なんかいいことが起こるかも..」
と、期待しちゃいますよね。
しかし、猫と出会った時の状況で、意味も変わってくるのです。
猫が近づいてくる
その神社の神様が、来てくれたことを喜んでいます。
つまり、その神社に歓迎されているということです。
「幸運」「金運」の象徴だと言われている猫が近づいてきたなら、全体運アップ、金運アップが期待できます。
猫が苦手な方も、神社で猫が近づいてきたのなら、追い払わないようにしましょうね。
猫が増える
幸運をもたらす猫が、仲間を連れてきたり、知らぬ間に1匹が2匹に、2匹が4匹に..と数が増えてきたら、幸運が膨らんでいる事を意味しているそうです。
とても大きな幸運が訪れるでしょう。
一度でいいから、神社で多くの猫に囲まれてみたいものですね。
猫が鳴いてきた
猫が自分に向かって鳴いてきた時は、注意を促している時だそうです。
猫には、オーラが見えると言われています。
オーラとは、誰もが持っている波動エネルギーです。
神社で猫が鳴いてきたら、あなたが持っているエネルギーが弱ってきているのかもしれません。
「気を付けて行動しなよ」
「たまにはゆっくり休めよ」
と言っています。
神社で猫に鳴かれたら、十分に注意して下さいね。
猫と目が合う
猫は平和主義なため、あまり目を合わさない生き物です。
そんな猫と目が合ったのなら、すごく縁起が良い事を意味しています。
「あなたの行動は正しいよ」
「今のまま頑張って!」
と言っているのです。
猫と目が合ったなら、今やっている事に自信を持って、頑張って下さいね。
猫がじっと見てくる
目が合うとは少し意味が違ってきますが、猫が目をそらさずにじっと見てくる時があります。
こっちが目をそらしても見てくる時は、この人は良い人間なのか、それとも悪い人間なのかを、観察している時だそうです。
なぜ神社でそんな事をするのかというと、神様に報告をするためだそうです。
誰も見ていないようでも、猫は見ていますよ。
悪いことはできませんね。
「猫は毛色でも持っているパワーが違うよ」ということが書いてありますので、読んでみて下さい。
猫が祀られている神社
日本には「猫神社」と呼ばれる神社が数多くあります。
その中で、猫好きさんなら1度は行ってみたい「猫神社」をご紹介します。
今戸神社
浅草にある縁結びで有名な今戸神社。
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)という、日本で最初の夫婦と言われる神様が祀られている神社です。
本殿の横にある2つの石なで猫は「いざなぎ」と「いざなみ」と名付けらた恋人同士の猫だそうです。
2体並んだ姿を撮影してスマホの待ち受けにすると、恋愛運がアップするのだとか。
阿豆佐味天神社
東京都立川にある、阿豆佐味天神社(あずさみてんじんじゃ)の中には9つの社があり、その中の1つに蚕影神社(こかげじんじゃ)という、猫を守り神としている社があります。
かつて養蚕が盛んだった頃に、猫がネズミから蚕を守ってくれるということから、猫が守り神とされたそうです。
また別名「猫返し神社」とも呼ばれています。
ジャズピアニストの山下洋輔さんの愛猫が迷子になった時に、探している途中でたどり着いたこの神社で「愛猫が戻ってきますように」とお願いしたら、間もなく帰ってきたそうです。
それから「猫返し神社」と呼ばれるようになり、全国から猫好きさんが訪れる聖地になりました。
お松大権現
通称「猫神様」として親しまれている神社で、約2メートルの巨大な招き猫が入口で、お出迎えしてくれます。
日本三大怪猫伝の1つで、阿波怪猫伝の舞台となった徳島県のお松大権現(おまつだいごんげん)です。
江戸時代に、奉公の一方的な裁きによって、お松は死罪とされました。
そのお松が可愛がっていた三毛猫が、お松の仇をとるために化け猫になったという話です。
お松が可愛がっていた三毛猫は、きっちりとお松の仇を取った、敵に勝ったということから、勝負事や受験の神様が祀られています。
約1万体の招き猫が奉納されており、どこを向いても猫だらけ。
最近は、受験シーズンに合格祈願の参拝者で賑わうようです。
美興利大明神
宮城県石巻市に属する小さな離島の田代島は、住民より猫の数の方が多いとして、猫好きさんの間では有名な観光スポットとされています。
その島のほぼ中央にあるのが、美興利大明神(みよりだいみょうじん)と呼ばれる猫神社です。
かつて漁業が盛んだった田代島では、猫は大漁を招く縁起の良い生き物として、大切に扱われていました。
ある日、漁師が網漁に使う岩を砕いていた時に、岩の破片が猫に当たり死なせてしまったのです。
可哀想に思った網元が猫を葬ったところ、大漁が続き海難事故も無くなったと言われています。
葬られた猫は神として祀られました。
その祀られた神社が、美興利大明神だと言われています。
この神社は、平成21年4月に国土交通省から「島の宝100景」に選ばれました。
この他にも「猫神社」と呼ばれるものが、日本にはたくさんあります。
「猫と会えるかな」と思いながら、色々な神社に行ってみるのも、面白いかもしれませんね。
さいごに
猫が神社にいても、不思議と違和を感じませんよね。
逆に絵になると感じるのは、僕だけでしょうか。
それだけ猫が神社に馴染んでいるという事は、本当に猫が神の使いだからかもしれません。
昔から猫は、縁起が良い生き物、幸運を意味する生き物として、人間と共に過ごしてきました。
たぶんこの先も人間と猫は、共に過ごすはずです。
こんな言葉があります。
この世でどう猫に接したかで天国でのステータスが決まる
米国のSF作家 ロバート・A・ハインラインの言葉です。
野良猫を嫌う方もいると思いますが、猫が人間に与える効果は神以上かもしれません。
今の寒い季節に野良猫たちは、頑張って生きています。
もし野良猫を見かけたなら、優しく接してあげて下さい。
もしかすると、神様からご褒美がもらえるかも…ですよ。
おしまい
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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