こんにちは! りんさく(@sakurarin72)です。
お正月休みも終わり、また忙しい毎日が始まりましたね。
と思いきや、もう1月も終盤。
そして、あっという間に2月が来て、3月になり春が来る。
「早く春にならないかなぁ~。寒いのはこりごりだよ」
と、思っている方も多いのではないでしょうか。
2月になれば、立春が来ます。
立春は、「二十四節気」において、春の始まりであり1年の始まりとされる日ですが、
「ホントに春の始まりかよ」
と、思ってしまうぐらいに冬全開ですよね。
ところで、立春の前日って何の日かご存知でしょうか?
日本で古くから伝わる伝統行事「節分」ですね。
みなさんは、節分に豆まきをしますか?
「鬼は外~、福は内~」
大人になっても楽しいイベントの1つですが、後片付けがめんどくさいのなんのって。
うちは、転がっている豆を猫たちが遊んでくちゃくちゃにするので、片付けがすごくめんどくさいです。
1週間ぐらい経ってから、とんでもない所で豆が見つかることもあったり。
猫を飼っている方なら、そんな経験があるのではないでしょうか。
しかし、遊ぶだけならいいのですが(本当はイヤだけど)、食べてしまう時もありませんか?
今回は、「猫って節分の豆を食べても大丈夫なの?」というお話です。
猫は大豆を食べても大丈夫?
結論から言いますと、
食べても問題はありません。
節分の豆(炒った豆)には、猫が中毒になる成分は含まれていません。
しかし、危険な成分が含まれていないからと言って、猫に豆を与えるのは十分な注意が必要です。
- 生の大豆
- 消化不良
- 喉詰まり
- 大豆アレルギー
などの、危険性があります。
それに、猫は肉食動物なため、食物繊維を上手く消化する事が苦手です。
下痢や嘔吐などを引き起こす原因にもなるため、十分に注意をする必要があります。
生の大豆
生の豆には「トリプシン・インヒビター」という、猫にとって有害な成分が含まれています。
猫が「トリプシン・インヒビター」を摂取してしまうと、内臓に負担がかかり下痢などの消化不良を引き起こす恐れがあります。
しかし、熱を加えることによって、「トリプシン・インヒビター」の成分は弱まります。
キャットフードにも、大豆を使用した商品はたくさんありますが、全て熱加工をしているため、猫が食べても問題はないのです。
この他にも、生の大豆には「オリゴ糖」という成分も含まれています。
「オリゴ糖」は腸内ガスが発生しやすいために、お腹が張り苦しく感じる事があります。
それが原因で、嘔吐や消化不良を引き起こす猫もいるそうなので、生の大豆は与えないようにしましょうね。
消化不良
大豆には、血液をサラサラにする栄養素やビタミン、ミネラル、カリウムなどといった、猫が必要とする成分がたくさん含まれています。
「じゃあ、炒った豆なら食べさせた方がいいんじゃないの?」
と思っちゃいますが、最初にも言ったように猫は肉食動物です。
食物繊維の消化を苦手とする生き物なので、消化不良を起こす可能性があります。
嘔吐や下痢など、体調不良の原因にもなりかねませんので、十分な注意が必要な食べ物なのです。
喉詰まり
節分の豆は、触ってもわかると思いますが、カラカラに炒ってあります。
このカラカラに炒ってある豆は、猫の顎の力では砕きにくいそうです。
また、猫は食べ物を噛まずに飲み込む習性があります。
そのため、猫は豆を丸ごと吞み込んでしまう可能性があるのです。
飲み込んだ豆は喉や腸に詰まり、嘔吐や便秘、窒息や腸閉塞の原因になる危険性があります。
その他にも、食物繊維の消化を苦手とする猫が大豆を丸吞みしてしまうと、そのまま便として出てくる事も少なくありません。
そうすると、肛門を傷つける場合もあるのです。
だからといって、柔らかく茹でた豆を与えすぎるのもよくありません。
消化不良を引き起こす原因になります。
与える時は、柔らかくした大豆をすりつぶして、小さじ一杯程度を目安に与えてあげて下さいね。
大豆アレルギー
近年、猫や犬の大豆アレルギーが増加していると言われています。
アレルギーの症状は、
- 下痢
- 嘔吐
- 目が赤くなる
- 涙目になる
- くしゃみ
- 痒み
- 毛が抜け落ちる
節分の豆に限らず、キャットフードにも大豆は使用されています。
キャットフードを食べて、アレルギー症状が出た時は、獣医師さんに相談して下さい。
猫への大豆の与え方
大豆は人間だけでなく、猫にとっても栄養素の高い食べ物です。
- 大豆イソフラボン・・体内の活性酸素を除去する
- タンパク質・・筋肉、血液、皮膚などを作る
- 脂質・・悪玉コレステロールを下げる
- カルシウム・・骨や歯を作る
- レシチン・・細胞を活性化させる
など、猫にとって必要な栄養素が豊富に含まれています。
しかし、大豆には良い栄養素だけでなく、注意しなければならない栄養素も含まれています。
・レクチン
栄養の吸収を阻害する。(細胞を活性化させるレシチンと名前が似ているので、間違わないようにして下さい)
・フィチン酸
過剰に摂取してしまうと、ミネラルを排出してしまう
・サポニン
活性酵素を除去する働きがあるので、過剰に摂取してしまうと、下痢や腸内の炎症を起こす可能性がある
などは、注意したい栄養素です。
過剰に摂取しなければ問題はありません。
与えすぎには、十分に注意して下さいね。
与え方は、大豆の形がなくなるほど、柔らかくしてあげるのがポイントです。
硬いままだと、消化不良を引き起こす可能性があります。
すでに大豆を加工している
- 豆腐
- きな粉
- 豆乳
- おから
を、与えるのも大丈夫です。
たまに、いつものキャットフードへ少量だけトッピングしてあげるといいでしょう。
決して、生で与えたり、硬いまま与えたり、過剰に与えないようにして下さい。
体調を崩す原因になりかねません。
特に、子猫(12ヵ月未満)は消化器官が未発達なため、与えるのは控えるようにして下さい。
栄養素の高い大豆ですが、肉食動物の猫にとって与えすぎは危険です。
柔らかくした少量の豆(加工品)を、たまに与える程度にして下さい。
猫にとって危険な野菜とは?
さいごに
昔から季節の変わり目は、邪気が入りやすいと言われています。
季節を分けることから節分と言われて、邪気を払って無病息災を願う行事とされてきました。
鬼は外、福は内♪
昔から、猫には邪悪な気を払って福を呼び込む力があると言われています。
招き猫がそのひとつですね。
なので、豆をまかなくても猫が居るだけで、毎日が節分みたいな気もしますが。
大豆は、猫にとって栄養価の高い食べ物ですが、過剰に摂取すると危険を伴うことがあります。
与えすぎには十分に注意して下さい。
今年も愛猫と一緒に、素敵な福を迎え入れて下さいね😸
おしまい
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント