こんにちは、りんさく(@sakurarin72)です。
現代は「ペット社会」と言われ、多くの方が犬や猫、鳥や魚などと、共に生活をしていますね。
その理由のほとんどが、動物と戯れる事で心が満たされ、癒されるからだそうです。
しかし「動物に癒される」という行動には、人間が故意にしているのではなく、動物が持つ不思議な力によってそうさせられているのだ、という意見があります。
古くから、動物には不思議な力が備わっていると考えられてきました。
その理由の1つに「人間の中枢神経を刺激し心を穏やかにする力を持っているからだ」と言われています。
それが「癒し」です。
特に、猫は人間の想像をはるかに越えた不思議な力が、備わっていると考えられています。
猫を飼っている方なら愛猫の行動に、疑問を感じた事はありませんか?
たとえば、何もない所で
「なにをしてるの?」
「なにを見ているの?」
という行動です。
ある学者は、行動に疑問を感じた時こそ、猫が不思議な力を発揮している時だ、と言っていました。
猫の不思議な力には、様々なものがあります。
その不思議な力の1つとして、よく言われているのが「猫には幽霊が見えるのではないか?」という力です。
猫が何もない所を見つめている時は、そこに幽霊が居るからだ、という話を聞いたことはありませんか?
猫の霊感は、非常に強いと言われているため、見えても不思議な事ではありません。
それと同時に、猫は幽霊を寄せつけない、追い払う力も持っていると言われています。
今回は、「猫が幽霊を追い払うってホントなの?」というお話です。
猫は霊感が強い⁈
昔から、猫は霊感が強い生き物だと言われてきました。
そのため、猫にまつわる霊や怪奇な話は、数多く残されています。
- 年老いた飼い猫は、人間の言葉を話す「猫又(ねこまた)」になる。
- 恨みを残して亡くなった猫は「化け猫」になる。
- 飼い猫が30歳になると、猫又や化け猫をも支配する「猫魈(ねこしょう)」になる。
- 年老いたヤマネコが、霊力を身につけると「仙狸(せんり)」になる。
など、多くの言い伝えが残されています。
その言い伝えが、今現在も語られているのは、猫に強い霊力が備わっていると、考えられているからです。
古くから猫は、「幽霊が見える」「幽霊と話せる」と言われてきました。
しかし、なぜ猫はそのように言われるのでしょうか?
それは、猫の不可解な行動にあったのです。
何もない所をじっと見つめる
愛猫が、何もない所をじっと見つめる姿は、猫を飼っている方なら、1度は見た事があると思います。
「え?何かいるの?」と、驚いちゃいますね。
見えない何かを目で追う仕草、暗闇の中をじっと見つめる仕草、壁の1点だけを見つめている姿は、まるで何かが見ているような...
何もないのに黒目が大きくなる
猫の瞳孔は、暗い場所では丸く大きくなり、明るい場所では細くなる仕組みになっています。
これは、目に入ってくる光の量で黒目を変化させているからです。
しかし、光加減だけではなく、感情や気分によっても黒目は変化をします。
猫の黒目が丸くなる時は、
- 驚いた時
- 興味がある時
- 怖い時
- 興奮している時
などです。
猫はどんな気持ちで、何もない所を見ているのでしょうか。
ある昔話で、飼い主さんが一点を見つめる愛猫の瞳を覗き込むと、丸い大きな黒目の中に、人影のようなものが映っていた、という怖い話も残されています。
何もない所を威嚇する
愛猫が、何もない暗闇を見つめて「ニャー」「ウゥー」と威嚇をしたり、「ニャー」と言いながら走りだしたりする事はありませんか?
見ているこっちが、怖くなっちゃいますよね。
猫は一体何に、もしくは誰に怒っているのでしょう?
知りたいような、知りたくないような・・・
ただ、猫がこのような行動をするのは、「幽霊が見えているのではなく、猫の優れた感覚が原因なのでは?」という意見もあるようです。
猫の優れた感覚
猫の先祖は、獲物を捕って生活をしていました。
言わば、猫は狩猟動物です。
狩猟本能は、猫が持って生まれた本能なので、飼い猫になっても失われる事はありません。
そのため、狩猟動物の猫には様々な鋭い感覚が、備わっています。
その鋭い感覚が「猫は霊感が強い!」と、言われる原因だそうです。
優れた聴力
猫の五感で、最も優れているのは聴覚です。
猫が聞き取れる周波数は、約30~8万Hzで人間の約8倍と言われています。
虫の羽の音、水が流れる排水管の音、さらに隣家の音も聞くことができるそうです。
そのため、猫は興味のある音が聞こえると、じっと耳を澄ませて観察をします。
獲物の音、敵の音、もしくは味方の音、自分に関係のない音などに分類をして、色々な音を研究しているそうです。
その耳を澄まして、じっとしている姿が「何もない所をじっと見つめている」と言われるのだとか。
暗闇でも見える目
猫の視力は、人間の約10分の1(0.1~0.2)程度しかありません。
しかし、夜行性動物の猫は、人間の7分の1程度の光があれば、物を見る事ができるのです。
そのうえ、動体視力は人間の約4倍と言われ、30メートル以内で動いている物があれば、小さな虫でも見つけることができると言われています。
暗闇でも見える目と、優れた動体視力のおかげで、人間には見えないものが見えると、考えられているのです。
敏感なヒゲ
猫は、ヒゲを使って周囲の情報を収集しています。
そのため、猫にとってヒゲは絶対不可欠な存在なのです。
猫のヒゲの役割は、
- 対象物との距離を測る
- 風の流れを把握する
- 湿度や気圧を調べる
- 空気の振動を感知する
など、高性能なセンサーのような役割をしています。
そのわずかな変化を感じ取る姿が、「一点を見つめる」「霊を見つめている」と言われているのだとか。
幽霊が近づかないってホント?
「幽霊は動物が苦手だ」という話を、聞いた事はあるでしょうか?
昔から、幽霊はペットを飼っている人(家)へは、近づかないと言われています。
特に、猫を飼っている人(家)は、幽霊の方がお断りをするそうです。
なので、「猫を飼っていると幽霊が近づかない」ではなく、「幽霊が猫に近づかない」と言った方が正解なのかもしれません。
また、猫も幽霊が嫌いだと言われています。
特に、大好きな飼い主さんへ危害を加える霊や悪霊は、命がけで追い払うそうです。
猫が幽霊を追い払う理由
猫が幽霊を追い払う理由には、2つの説があります。
まず1つ目は、「大好きな人を守ってあげたい」という気持ちからです。
猫は、自分を大切にしてくれた人には、それ以上の愛情でお返しをしてくれます。
もし、その大好きな人に悪い霊や悪霊などが取りつきそうになった時は、
「僕が守ってあげる!」
と思い、悪い霊を追い払ってくれるそうです。
その人にとって良い霊の場合は、追い払わずに見守っているのだとか。
猫には、良い霊と悪い霊がわかるそうです。
2つ目が「猫はマイナスエネルギーが嫌い」という事です。
古来中国で生まれた陰陽五行説(自然界の全てのものを「陰」「陽」の要素でとらえる考え方)では、猫は「陽」に属します。
反対に、幽霊は冷たい暗いという事から、「陰」に相当するそうです。
つまり、「猫=陽」「幽霊=陰」の正反対な2つが、お互いを認め合うことはないに等しいのです。
そのため、猫は自分の行動範囲にマイナスエネルギーが入りそうになると、全力で阻止をして追い払おうとします。
猫が、何もない所をじっと見つめているのは、マイナスエネルギーがどこへ向かって行くのかを監視している時だそうです。
そして、何もない所に威嚇をしている時は、マイナスエネルギー(幽霊)が、自分や飼い主さんの縄張りへ入ってきた時だと考えられています。
しかし、今現在では猫に霊感があるかどうかは、判明されていません。
しかし、謎の多い猫が幽霊を見ていても、不思議ではない気がしますね。
さいごに
猫は、「日向ぼっこ」「屋根の上でお昼寝」など、太陽の光を全身で浴びる事から、プラスエネルギーの塊だと言われています。
楽しい事が大好きで楽観的な猫が、マイナスエネルギーの幽霊と仲良くなる事は、まずないでしょう。
しかし、なぜか猫は幽霊のモノマネをする時があります。
上の写真のように「うらめしや~」のポーズをしている姿を、見たことはないでしょうか?
猫好きさんのあいだでは「うにゃめしや~」と呼ばれ、猫の可愛い仕草ランキングの1つにも選ばれています。
猫のうらめしやポーズは、すごく寛いでいる時、安心をしている時にしかしないポーズです。
なぜ猫が、うらめしやポーズで寛ぐのかはわかっていませんが、もしかすると「仲間だからここでは悪い事をするなよ!」と、幽霊に示しているのかもしれません。
何にせよ、猫が家や飼い主さんを幽霊(マイナスエネルギー)から守ってくれているのは、間違いないでしょう。
「犬は人につき、猫は家につく」ということわざがありますが、猫が災いから家を守っているから、このことわざができたのかもしれません。
家の守り神は愛猫だ!なんてこともあったりしてね。
おしまい
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント
猫の浄化や魔よけの作用はあると、私も思います。
いや、猫にかかわらず自然とか物とか目に見えないものとか、大概何かしらあると思います。
悪霊というのはとどのつまり生霊死霊にかかわらず大概は人間由来。
なので、そういう人間の心を純化するような、あるいは取り付く島のないような、もっと根源的な何かがそこには秘められている、と私は考えてしまいます。