生きる希望をもらった猫からの恩返し。猫の純粋さは尊いものだ

 

こんにちは! りんさく(@sakurarin72)です。

 

先日、友達ん家の猫(きいちゃん)が亡くなりました。

野良猫生活を1年、友達の家で4年、たったの5年しか生きることができませんでした。

亡くなった原因は、肝性黄疸だそうです。

 

猫の5歳は人間でいうと、およそ36歳。

猫の平均寿命は、約16年。

そう考えると、まだまだこれからなのに…と残念でなりません。

 

今回は、その友達ん家の猫(きいちゃん)のお話です。

 

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きいちゃん

彼女がきいちゃんと出会ったのは、職場の同僚からの依頼が始まりです。

 

たまたま同僚が実家へ帰った時に、猫風邪と栄養失調症で苦しんでいる姉妹の子猫を発見しました。

同僚は仕事が休みになると、その子猫たちの面倒を見に行っていたそうです。

 

本当は、毎日お世話に行ってあげたいのですが、同僚の家からその子猫たちの所までは、車で約1時間程かかりました。

朝早くから夜遅くまで働く同僚は、時間的にも体力的にも無理だったそうです。

それに同僚の家には、病気を患った猫がいました。

その猫の面倒も見なくてはいけないので、休みの日にしかお世話に行けなかったのです。

 

しかし週に1回のお世話で、子猫たちの猫風邪が治るはずもなく、病状は行くたびに悪化していきました。

それを見かねた同僚が、友達に相談をしたのです。

 

「猫風邪と栄養失調症の子猫がいるのだけど、

どうしよう・・・」

 

友達は

「私が面倒を見るから保護して!」

と同僚に伝えました。

 

すると、休みの日に

「保護したよ」

と連絡があったそうです。

 

連絡を受けた彼女は、一目散に同僚の家へ子猫たちを迎えに行きました。

体は痩せているし、猫風邪でひどい状態だったそうです。

 

とりあえず彼女は子猫たちを車に乗せて、家へ帰ることにしました。

すると、帰宅途中に子猫の1匹が、車に酔って嘔吐したのです。

その嘔吐したものを見て彼女は、愕然としました。

 

何と嘔吐物は、土と惣菜用のトレーの欠片だったのです。

 

土の中にいた虫を食べて生きていた?

ゴミを漁って生きていたの?

何でこんなものが胃の中から出てくるの?

彼女はそれを見て「なぜもっと早く保護してあげなかったのだろう」と、自分を責めて涙を流しました。

 

その時に彼女は、

この子達は、絶対に幸せにしてあげる!

と、強く思ったそうです。

 

今まで辛い生活で、生死を彷徨っていた子猫姉妹に、生きる希望を持ってほしいという願いから

希:きい

望:のん

と、名付けました。

 

そうして子猫たちは、動物病院の治療と、彼女の看病の甲斐もあって、みるみるうちに元気を取り戻したそうです。

 

その時に、彼女は考えました。

「うちは大所帯だし、この子達は他の猫に気を遣って、ストレスにならないだろうか?

このままで本当に幸せなれるかな?」

なんせ彼女の家は、猫が約30匹ほど居る大所帯。

 

色々悩んだ末、彼女は里親さんを探すことにしました。

暫くすると、きいちゃんを飼いたいという人が現れたのです。

しかし、きいちゃんには問題が1つあって、まだトイレが覚えられずに、粗相をする癖がありました。

そんな事もあって、きいちゃんではなく、のんちゃんを迎え入れてくれる事になったのです。

「必ずのんちゃんを幸せにしてくれる」という信頼もある人なので、彼女は安心してのんちゃんを託しました。

 

 

残されたきいちゃんは、おっとりしたマイペースな性格もあって、寂しがる様子もなく、のびのびと毎日を送ったそうです。

きいちゃんをお風呂に入れると

「あかーーん!」

と鳴いたり、可愛い姿で甘えてきたりして、彼女に極上の癒しを与えてくれていました。

 

それと、きいちゃんには不思議な力があり、亡くなった猫が見えるのだとか。

たまに空に向かって、滅多に出さない「キッキー」という声で、嬉しそうに鳴く事があったそうです。

その時は、亡くなった猫友達が空から遊びに来ている時だと、彼女は言っていました。

 

そんなきいちゃんには、すごく大切にしているものがあります。

それは「子猫」です。

 

彼女が保護をしてきた子猫や自宅で出産した子猫を、きいちゃんはすごく大切にしていました。

きいちゃん自身は出産経験はないそうですが、なぜか子猫を見るとお世話をして、母親以上の愛情を注いだそうです。

子猫たちも、そんなきいちゃんが大好きで、母親のように慕っていました。

 

子猫がお腹を空かせていると「おい、ご飯がないぞ!」と、言わんばかりに怒ってきたり、子猫が体調を崩すと、ずっと寄り添ってあげたり、すごく子煩悩で優しい猫だったそうです。

 

しかしそんなきいちゃんでも、病気には勝つことができませんでした。

 

黄疸

 

黄疸の原因は、肝臓や肝膿の病気がほとんどだそうです。

猫に多いと言われる「肝リピドーシス」が死因だと思われます。

 

きいちゃんは亡くなる寸前に、彼女の腕の中で元気に鳴いて、そのままゆっくりと目を閉じてしまったそうです。

きいちゃんなりに、感謝の気持ちを伝えたのでしょう。

 

彼女は言った。

元気な子猫たちの姿を見て、もう1人でも大丈夫と思ったから、きいちゃんは空に帰ったんだ。

最後に元気な声で鳴いてくれたのは「寂しがらないでね。そんな暇があったら、子猫達の面倒をちゃんと見てね」と、私へのメッセージだと思う。

 

でもね、実はきいちゃんでも育てられなかった子猫がいたんだよ。

コタとノアって子猫。生まれて少ししたら、病気で亡くなったんだ。

たぶんその子達が心配になって、空へ見に行ったんだと思う。

 

子煩悩で優しい素敵な猫だったよ。

 

 

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さいごに

きいちゃんが亡くなった夜は、子猫たちがみんなで大運動会を始めたそうです。

「こんなに元気に育ったよ。ありがとうね」という気持ちを、子猫たちなりに伝えたかったのでしょうね。

「元気な姿を見せて、きいちゃんを送っているんだよ」と、彼女は言っていました。

 

猫は生まれ変わって、幸せにしてくれた人の所に、また帰ってくると言います。

虹の橋で遊び疲れたら、きいちゃん、コタ、ノアの3人で、彼女のところに帰ってくるでしょう。

 

 

子猫時代に、土を食べて生きていたきいちゃんだからこそ、食べ物の大切さや生きる喜びを子猫たちに伝えたかったのだと思います。

それは、人間の世界も猫も同じです。

 

野良猫は汚い、醜い、害獣などと言って、邪険にする方もたくさんいます。

彼女のように保護をして、大切に育ててあげてほしいとは言いませんが、人間も猫に助けられている事はたくさんあります。

恩返しとまでは言わなくても、少しぐらいは手を差し伸べる気持ちがあっても、いいのではないでしょうか。

 

 

最後に彼女は、こう言っていました。

 

もう保護活動はやめようかと考えたけど、野良猫がいる限りまた保護すると思う。

なんでって、虹の橋にいる猫たちに自慢ができる下僕でいたいから。

 

猫の純粋さは尊いものだよ。

 

おしまい

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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