こんにちは、りんさく(@sakurarin72)です。
早いもので、もう8月ですね。
今年も、これといって何もしていないのに、半年以上も過ぎてしまいました💦
1年なんて早いものです。
8月といえば「お盆!」と、感じる方が多いのではないでしょうか。
僕のように、お盆休みを待ち遠しく思っている方もいると思います。
お盆には「亡くなった人が家へ帰ってくる」という話を、耳にしたことはありませんか?
日本の伝統行事のお盆は、「故人やご先祖様の霊を家に迎えて、供養をするための行事」だと、言われてきました。
最近では、ペットブームということもあり、「故人やご先祖様だけでなく、亡くなったペットも家へ迎えて供養をしてあげたい、供養をしてあげよう」という方が増えてきているそうです。
そのため、お盆に家へ帰ってくるのは人間だけではなく、動物(ペット)も帰ってくると言われるようになりました。
ということで今回は、「亡くなった愛猫をお盆に迎える方法」というお話です。
お盆とは
お盆が初めて行われたのは、西暦606年頃、日本では推古天皇の14年頃だと言われています。
お盆は、インドから伝わったとされており、旧暦の7月15日に行われていた「盂蘭盆会(うらぼんえ)」という仏教行事が由来だそうです。
盂蘭盆会は、古代インドの宗教や文学で使われていたサンスクリット語で「ullambana・ウラムバナ(ウランバナ)」と言われ、それを音写にしたものが「盂蘭盆(うらぼん)」になったのだとか。
盂蘭盆会は、悲しみの世界へ堕ちたご先祖様を救い、魂を祀る事だとされていて、7月15日にお釈迦様の弟子が亡くなった母親を供養したのが、始まりだと言われています。
この考えが日本の風習と混ざりあった結果、現在の日本におけるお盆(故人やご先祖様を供養する行事)になったそうです。
亡き愛猫がお盆に帰ってくる⁉
昔から、お盆の供養は主に人間で行われてきました。
しかし、最近ではペットブームということもあり、動物愛護への意識が高くなっています。
つまり、ペットを家族の一員と考える方が多くなったという事です。
最近では、ペットが亡くなると人間と同じように火葬をし、遺骨を自宅へ持ち帰って供養をする方が増えてきています。
そのため、「お盆にはご先祖様と一緒にペットも帰ってくる!」という意識が強くなってきているそうです。
特に、猫は大昔から霊感が強い生き物だと言われていたため、帰ってくる確率が高いという説もあるようですが…
真相は定かではありません。
ペットが帰ってくる日は、人間同様に8月13日~8月16日の4日間、いわゆる「お盆」と言われる期間です。
ただし、関東の一部の地域では、旧暦の7月13日~16日の4日間とされています。
では、どのようにして亡くなった愛猫をお迎えしてあげるとよいのでしょうか?
亡き愛猫をお盆にお迎えする方法
人間のお盆のように「これをしないと供養にならない」「これをお供えしなければ…」という事はありません。
しかし、「家族なので人間と同じようにしてあげたい」と想うのが、親心というものです。
お盆の期間は8月13日~16日です。
まずは、お盆前の準備として
- ペット用の提灯
- お供え物や飾り
- ペットの仏具
などを用意してあげましょう。
お盆の入り・13日
13日は「迎え盆」といい、お迎えの準備をします。
午前中に玄関や家の中などを綺麗に掃除し、気持ちよく帰宅できるようにしてあげましょう。
そして、夕方になると提灯に火を灯します。
これは、愛猫が迷わず家へ帰ってくるための目印になるものです。
提灯は、ペット用の盆提灯、ろうそく、線香を代替えとしても構いません。
ちゃんと帰ってこられるように、何かしらの目印をつけてあげて下さいね。
お盆の中日・14~15日
14~15日は「盆中日」といい、愛猫(ペット)の魂が自宅へ帰ってきている期間と考えられています。
「おかえりなさい」と手を合わせて、生前愛猫が大好きだった食べ物やオモチャなどを、お供えしてあげて下さい。
それと、新鮮な水も忘れてはいけません。
猫は、新鮮なものが大好きです。
水は、数時間おきに新鮮な水と交換してあげると、喜んでくれます。
最近では、お坊さんを呼んで読経をしてもらう飼い主さんも少なくはないそうです。
それだけ「ペットは家族!」と、考える方が増えたということなのでしょうね。
この期間は、亡くなった愛猫が帰ってきている時です。
生前愛猫のお世話をしていた時(ご飯やお水やオモチャなど)のように、振る舞ってあげて下さい。
そして、忘れてはいけないのが「話しかけること」です。
相手がいないのに話しかけるのは、ちょっと気が引けますが、生前愛猫に話しかけていた時のように話しかけてあげるとすごく喜んでくれます。
お盆の明け・16日
16日は「送り盆」といい、夕方に火を焚いてお見送りをします。
「せっかく帰ってきたのに、ずっといてよ」という気持ちもありますが、引き留めるわけにはいきません。
「迎えは早く、送りは遅く」という言葉があるように、お見送りなんてしたくありませんよね。
しかし、お互いに未練を残こす事は、愛猫(ペット)の負担になり安心して空へ帰れないそうです。
送り盆には提灯やお線香を立てて、「また来てね」と心を込めて送り出してあげて下さい。
最近では、ペットのために「灯籠流し(灯籠を川や海に流す)」、「精霊流し(精霊船にお供え物などをのせて川や海に流す)」が行われている地域もあるようです。
さいごに
命がある限り、誰でもいつかは尽きる時がきます。
特に、人間よりもはるかに小さい猫、犬、その他のペットは、ほとんどが飼い主さんより先に亡くなってしまうでしょう。
しかし、姿がなくなってしまっても、飼い主さんの心の中では生きているはずです。
1年に1度のお盆には、姿は見えなくても愛猫(ペット)は帰ってきます。
愛猫などペットのお盆を迎えるにあたって、人間のように色々な作法などは必要がありません。
写真を飾り、それに手を合わせるだけで供養になります。
ようは、飼い主さんが愛猫やペットを想う気持ちだと思います。
お盆は、愛しい愛猫、ペットの魂が帰ってくる時です。
大きな愛でお出迎えをし、たくさんの感謝でお見送りをしてあげて下さいね。
おしまい
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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