愛猫が突然攻撃してきたけど…これって病気⁈猫の激怒症候群とは

 

こんにちは! りんさく(@sakurarin72)です。

 

愛猫にガブリと嚙まれたり、ゴロゴロと言って甘えられたり、マイペースで気まぐれな猫たちに、振り回される今日この頃です。

それも、猫を飼う楽しみの一つでもありますよね。

 

普段はおとなしい愛猫でも、突然機嫌が悪くなり猫パンチでバシバシしてくる事は、よくある話です。

 

猫が前触れもなく攻撃をしてくる「激怒症候群」という病気をご存知でしょうか?

元々は犬に多いと言われる病気でしたが、最近では猫にも見られるようになってきたそうです。

 

今回は、猫の激怒症候群についてのお話です。

 

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激怒症候群とは

漢字だけを見ると「猫が激怒する病気なのだろう」と何となく想像はできますよね。

激怒するのに間違いはないのですが、激怒をする仕方に問題があるのです。

 

猫は気まぐれな性格をしているため、いつ怒りのスイッチが入るのか、わかりにくいものです。

いくら気まぐれな猫でも、何かしらの理由がなければ怒る事はありません。

しかし猫が「激怒症候群」を発症すると、きっかけや前触れもなく、突然激しく怒り狂って飼い主さんや同居猫などに嚙みついたり、引っかいたりといった攻撃行動をするのです。

 

1990年代後半に、イギリスで初めてこの病気が認識されました。

ペットの行動治療をしている獣医師が、飼い主さんに対して激しい攻撃行動を繰り返す犬を診察した時にくだした診断名が「激怒症候群」なのです。

 

日本では「突発性攻撃行動」という診断名が使われていて、国内でも発症した犬が確認されています。

しかしここ数年で、「激怒症候群(突発性攻撃行動)」と診断された猫もいるのです。

 

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激怒症候群の原因

犬が激怒症候群を起こす研究では「てんかん」の発作が、激しい攻撃行動を起こす原因だと言われています。

犬の場合は、3歳未満で起こる事がほとんどで、早いと1歳未満でも発症する事があるそうです。

この事から、猫も同じなのではないかと考えられています。

 

てんかんとは、脳の神経細胞が過剰に活動すると起こる病気で、猫の100匹に1匹ぐらいはかかる病気だと言われる慢性の脳の病気です。

 

猫が激怒症候群と診断されたのは近年の事なので、まだはっきりとした原因は解明されていません。

 

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激怒症候群の特徴

猫の激怒症候群は、いつ激怒のスイッチが入るか予測ができません。

そのために、突然飼い主さんや同居するペットなどに攻撃をしてきます。

 

「激怒症候群かな」と思うポイントは

  • 突発的な怒り
  • 威嚇もしないで突然攻撃する
  • ウトウトしている時、寝起きの攻撃

このような行動が見られたら「激怒症候群」を疑った方が、いいのかもしれません。

 

突発的な怒り

猫は何か原因がないと、攻撃的になる事はないと言われています。

それが何の理由もなく突然嚙んできたり、攻撃してくるようなら、激怒症候群の可能性があるので要注意です。

 

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威嚇もしないで突然攻撃する

猫が威嚇する時は「ウー」「シャー」などの声を出します。

見慣れないものや苦手なものには、匂いを嗅いだり、手で確かめたり、猫パンチをして様子を見るものです。

しかし、このような行動もなく、声を出す仕草もなく、突然に攻撃してきたら激怒症候群の疑いがあります。

 

ウトウトしている時、寝起きの攻撃

激怒症候群の原因だと言われている「てんかん」は、眠りが浅いウトウトしている時に、発症しやすいと言われています。

 

猫の激怒症候群も、ウトウトしている時に突然攻撃されるケースが多いそうです。

それと、寝起きにも起こりやすいと言われているので、居眠り中と寝起きは注意をして観察しましょう。

 

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激怒症候群の疑いがあるのなら

猫が激怒症候群を発症すると、突然に今まで見たことのないような激しい怒り方で、飼い主さんを追いかけ回したり、嚙みついたり、引っ搔いたりといった攻撃をしてきます。

そしてしばらくすると、何事もなかったかのように、いつも通りの穏やかな状態に戻るのです。

猫の激怒症候群は、これを繰り返します。

 

「もしかして激怒症候群かも?」と感じたのなら、なるべく早めに動物病院に連れていってあげて下さい。

病院に連れていくと、激怒症候群かどうかを診察してくれます。

もし激怒症候群と診断されたのなら、専門医を紹介してもらいましょう。

そこでカウンセリングを受けて治療に入ります。

この時に「てんかん」と診断されると、注射や抗てんかん薬の投与などの治療方法をすすめられます。

 

しかし「てんかん」は先天性なために、毎日抗てんかん薬を投与していても、治るのは難しいとされています。

抗てんかん薬は発作の頻度を抑えるのが目的であって、治すことはできません。

という事は、てんかんと診断された激怒症候群も治すことは難しいということです。

 

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さいごに

いつもと違う愛猫の姿を見たら、心配になりますよね。

それも突然に怒り狂ってきたら、嫌われてしまったのかと不安になります。

 

「なんでこんな病気に…」

「こんなに怒っている猫なんてしらんわ!」

と言って、遺棄したり保健所に連れていく方も、少なくはないと聞きます。

 

病気で怒りっぽくなっているだけで、本当は穏やかな猫なのです。

治らなくても、発作を抑える方法を獣医師さんと考えて寄り添ってあげて下さい。

 

猫や犬だって大切な家族なのですから。

 

おしまい

 

 

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

猫の病気
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