こんにちは、りんさく(@sakurarin72)です。
「今日は仕事へ行きたくないなぁ。休んじゃおっかな」
って、考えた日はありませんか?
「どうしても気分が乗らない、休みたい」という時は、誰にでもあると思います。
そんな時、会社や学校になんて言いますか?
「風邪をひいたみたい」「吐き気がする」「お腹が痛い」などと言って、「仮病」を使っちゃいますよね。
何年か前までは、「仮病」を使う生き物は、人間だけだと考えられていました。
しかし、ある研究で犬も「仮病」を使う事が、わかったそうです。
「じゃあ、犬も使うのなら猫はどうなの?」
という事で、研究をした結果「猫も仮病を使う事がある」と判明されました。
ということで今回は、「猫の仮病について」のお話です。
猫の仮病とは
みなさんは、「仮病」を使ったことはありますか?
ウソをついているようで、後ろめたい気持ちになっちゃいますね。
でも、「噓も方便」ということわざもあるぐらいなので、ありなのかなと、都合のいい解釈をしているのは、僕だけでしょうか。
仮病を辞書で調べてみると、「病気でないのに病気のふりをすること」と書かれています。
仮病の類義語で、「詐病」という言葉があるのはご存知でしょうか?
詐病を調べると、「利益を目的として、病気を装って何かを得ること」と書いてあります。
よく似た2つの言葉ですが、ニュアンスが少し違いますね。
仮病は、欠席の理由などのように、その場しのぎで使うものです。
それに対して詐病は、実利を目的とするものです。
では、猫の場合はどちらでしょうか?
猫は、頭の良い生き物です。
そのため、その場しのぎでウソをつくことなどは、まずありえないと言われています。
つまり、猫が使うのは詐病の方なのです。
猫は病気のフリをする事で、何らかの利益を得ようとしているのだと、考えられています。
猫が仮病を使う理由
人間は、その場をしのぐために仮病を使う事が、ほとんどだと言われています。
しかし猫の場合は、何らかの利益を得るために、仮病を使うと考えられているのです。
では、猫にとっての利益とは、一体何なのでしょうか?
かまってほしいから
猫にとって1番の利益は、大好きな飼い主さんが自分に関心を持ってくれる事です。
飼い主さんが愛猫に関心がないと、ご飯はもらえないし、遊んでももらえません。
猫は、飼い主さんとの生活の中で、それを学びました。
病気のフリをすると、飼い主さんが必要以上にかまってくれたり、おやつがたくさんもらえる事を、猫は知っているのです。
飼い主さんと食べる事が大好きな猫にとっては、最高の利益と言えるかもしれません。
そっとしておいてほしい
先ほどとは逆に、かまってほしくない時、1人にしてほしい時に、仮病を使う事があるようです。
たとえば、
- 知らない人が家へ来た時
- 小さな子供が遊びに来た時
- 叱られた時
- 眠い時
など、関わってほしくない人がいたり、「もううるさい!ほっといてくれ」と感じた時に、猫は体調が悪いようなフリをします。
この時の猫にとっての利益は...
寝る時間?ストレスの緩和?
そのようなところでしょうか。
猫が仮病を使う時の仕草
人間が仮病を使う時は、少しダルそうなフリをしたり、どこかケガをしたようなフリをするものですが、猫はどのように見せるのでしょうか?
実は、猫も人間と同じようなフリをします。
- ケガをしたように足を引きずる
- 急に倒れこむ
- 全く動こうとしない
- ダルそうにする
- どこかを痛めた仕草をする
などの、仕草を見せるようです。
僕たちが使う仮病と、ほとんど変わりませんね。
ただ猫の場合は、本当に病気なのか、それとも仮病なのかを見抜きにくいと言われています。
いつも一緒にいる飼い主さんでも、愛猫の仮病を見抜く事は難しいようです。
それだけ、愛猫を信頼している飼い主さんが、多いという事なのでしょう。
それとも猫が名優なのか。
しかし、仮病かどうかの判断が難しいからと言って、放置しておくのはどうかと思います。
辛そうな仕草をしていたなら、念のために動物病院へ連れていってあげて下さいね。
「別に異常は見当たりません」と獣医師さんに言われたら、愛猫を軽く叱ってあげましょう。
くれぐれも、本気で叱らないで下さい。
愛猫は、飼い主さんの気を引きたくて、仮病を使っているのです。
素直に言えない愛猫からの愛情表現だと思って、笑って許してあげましょうね。
猫が仮病を使った時の対処法
仮病を使う猫、一生仮病を使わない猫、大袈裟に病気をアピールする猫、アピールをしない猫など、猫の性格によって仮病の使い方は様々なようです。
しかし、猫が仮病を使う理由の大半は、飼い主さんにかまってほしい、関心を持ってほしい、という気持ちからだと言われています。
つまり、猫が仮病を使う理由は、「寂しい」「不満に感じている」という事なのです。
ならば、愛猫が飽きるまで遊んであげたり、力尽きるまでかまってあげれば、いいのではないでしょか。
しかし、猫というのはワガママなもので、そっとしておいてほしい時にでも、仮病を使う事があるのです。
要するに、猫が仮病を使う時は、
「僕に関心をもて!」
「僕の状況を把握しておけ!」
というアピールなのでしょう。
ただ、仮病だと感じていても、本当に体調不良の時もあります。
決して、飼い主さんの判断だけで、「仮病」と決めつける事はやめましょう。
何回も言いますが、体調が悪い仕草をするようなら、念のために動物病院へ連れていってあげて下さいね。
さいごに
猫が仮病を使う時は、かまってほしかったり、甘えたかったりなど、飼い主さんに何かを伝えたい時です。
「仮病」と言えば、聞こえはよくありませんが、猫の仮病は飼い主さんへの愛情表現なのかもしれません。
もし、愛猫が仮病を使った時は、叱らずに思いきり遊んであげて下さい。
愛猫の少し変わった愛情表現を、笑って受け止められる飼い主でいてあげましょうね。
おしまい
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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