なぜ舌が出ているの?猫が舌をしまい忘れる理由と舌を出す病気

 

こんにちは! りんさく(@sakurarin72)です。

 

猫を飼っている方なら「愛猫のマヌケ顔」を、一度は見たことがありません?

マヌケな顔でも、可愛く思えちゃいますよね。

 

「あの~、ちょっと舌が出てますけど…」

そんなマヌケで可愛い愛猫の顔を、見たことはないでしょうか?

 

「どうした、病気?」

と、感じられた方も少なくはないはず。

 

猫の行動や仕草には、必ず何かしらの意味が込められていると言われていますが、舌をしまい忘れたマヌケな仕草にも理由があるのでしょうか?

 

今回は、なぜ猫が舌をしまい忘れるの?というお話です。

 

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猫が舌をしまい忘れる理由

「猫の舌は人間の手と同じ」と言われるほど、猫にとって舌は大切なものです。

その大切な舌が、口から少しだけ出ている時があります。

 

クスッと笑えるマヌケ顔に、癒される方も多いはずです。

しかし、なぜ猫は大切な舌をしまい忘れるのでしょうか?

 

リラックス状態

野生の猫と言えば、警戒心がとても強い生き物です。

そのため、大切な舌をしまい忘れることなんてありえません。

 

そんな猫が舌をしまい忘れている時は、すごくリラックスをしている時です。

特に、飼い猫によく見られる仕草だと言われています。

その中でも、子猫の時から飼われている猫に、最も多い仕草だそうです。

 

飼い猫は野良猫と違って、危険な目に遭う事が少ないため、常に周囲を警戒して気を張っている必要がほとんどありません。

そのため、リラックスをする時間が長くなり、気が緩んで舌をしまい忘れてしまうそうです。

 

つまり、周囲に警戒するものを感じないという事は、一緒に生活をしている飼い主さんへ、絶大な信頼を抱いている証拠だと言えます。

 

愛猫が舌を出して寛ろいでいる姿は、飼い主として嬉しい事なのかもしれませんね。

 

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ただのしまい忘れ

猫は、大のキレイ好きです。

毎日何時間もかけて、体を綺麗に毛づくろいをします。

言わば、猫の仕事のようなものですね。

 

猫は、起きている時間の約25%を、毛づくろいに費やすと言われています。

そのため、毛づくろいをしている途中で、疲れることも少なくはありません。

猫は毛づくろいに疲れると、「ちょっと休憩」と思って、舌をしまい忘れたまま、ひと休みをする事があるそうです。

 

特に長毛種の猫は、毛づくろいにかかる時間が長いため、舌を出したままひと休みをする事が多いのだとか。

 

毛づくろい以外でも、食事中やあくびをしている時、口を開けている最中などに、何か興味の惹かれる事があると、舌をしまい忘れてしまう事があるそうです。

その時に、愛猫を軽く触ってあげると、「あっ!」という感じで、舌をすぐに引っ込めます。

 

おっちょこちょいで、おマヌケな可愛い仕草ですね。

 

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上手く舌をしまえない

品種によっては、舌を口の中へ上手く納められない猫もいます。

基本的に猫は、あごが小さいわりに舌が長いため、顔が扁平な猫は、舌を口の中へしまいにくい傾向にあると言われています。

 

特に「ヒマラヤン」「ペルシャ」「チンチラ」「エキゾチックショートヘア」「スコティッシュフォールド」などは、舌をしまいづらいようです。

そのために、舌を出してしまう事が多いと、考えられています。

 

その他にも、歯がない猫は舌を出すことが多いようです。

歯が生えそろっていない子猫や、歯が抜け落ちてしまった老猫、歯周病などで歯が抜けてしまった猫などは、舌を抑える前歯がないため、舌が出てしまう事があります。

 

「最近よく舌が出ているなぁ」と感じたら、歯が抜ている可能性があるため、チェックしてあげて下さいね。

 

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病気かも

正常な状態の猫であれば、舌が出ている時に声をかけたり、ツンツンと優しく触ってあげれば、舌をスッと口の中へ戻します。

しかし、戻さなかったり、舌が出続けている場合は、何かしらの病気になっているかもしれません。

 

口内炎

猫は免疫力が低下してくると、口内炎にかかりやすいと言われています。

 

僕たち人間も口内炎になると、食事中やそれ以外でも痛みが伴い、気になってしまいますよね。

猫もそれと同じで、口内炎ができていたり、口の中で何か炎症が起きている場合は、痛みを避けるために、舌を出しておく傾向にあるようです。

 

口内炎は、

  • 食事中に口の中や舌を傷つけてしまった
  • 歯周病
  • 糖尿病
  • 腎不全

など、様々な原因でなります。

 

頻繫に舌を出していたり、ずっと舌が出ている場合、毛づくろいをしなくなった時には、口の中や舌をチェックしてあげて下さいね。

 

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呼吸器の病気

本来猫は鼻呼吸なため、口で呼吸をすることは、ほとんどありません。

猫が口で呼吸をする時は、心臓や肺などの病気で鼻だけでは呼吸が追い付かず苦しくなると、口を開けて呼吸をする場合があります。

その時に、舌が前へ突き出るような状態になるため、舌が出しっぱなしとなり、時にはよだれが出てしまう事もあるようです。

 

少しでも「いつもの愛猫と様子が違うぞ」と感じた時は、動物病院へ連れて行ってあげましょう。

 

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熱中症

夏場に、最も気をつけてあげたいのが熱中症です。

猫は熱中症でも、舌を出す事があります。

 

猫は犬のように、大きく口を開けて「ハアハア」と口呼吸をして、舌を出す仕草はしません。

もしそういう仕草を見たら、熱中症になっている可能性があります。

 

今より涼しい場所へ移動をさせてあげたり、濡れタオルで体を拭いてあげたりして、体温を下げてあげましょう。

熱中症は、命にかかわる危険性があるため、要注意です。

 

 

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さいごに

猫が舌を出して寛いでいるおマヌケ姿に、癒される方も多いのではないでしょうか。

 

しかもその理由が、「ついうっかり」なんて、可愛いすぎますよね。

それだけ、安心できているという事なのでしょう。

 

しかし、病気で舌を出している事もあるため、日々の愛猫観察は、とても重要だと言えます。

 

これからも、愛猫の色々な仕草に癒されましょうね。

 

おしまい

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

猫の病気
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