こんにちは! りんさく(@sakurarin72)です。
「タバコ税がまた上がんねんでー」
久しぶりに会った友達の一言目がこの言葉でした。
いやいや、他にもっと言うことがあるやろ・・・
みなさんは、タバコを吸いますか?
僕はタバコを吸わないので、いまいちピンとこないのですが、喫煙者からすると辛いですよね。
10月1日から173銘柄のたばこが、1箱当たり10~40円値上げを行うそうです。
2020年4月より、改正された健康増進法が全面施行されました。
吸わない人が、煙の迷惑にあわないようにと、
- 多くの施設において屋内が原則禁煙
- 屋内での喫煙には喫煙室の設置
- 喫煙室への標識掲示の義務付け
- 20歳未満の喫煙エリアへの立入禁止
大きく4つが定められました。
喫煙者の煙が周りの人に迷惑を与える、いわゆる「受動喫煙」の防止策として、健康増進法が改正されたのですが、煙の影響を受けているのは人間だけではありません。
タバコの煙は、一緒に暮らしているペットにも影響を与えているのです。
喫煙者が吸うタバコの煙を吸い込むことを「受動喫煙」あるいは「二次喫煙」と言いますが、もう1つ影響を受けている事があります。
三次喫煙です。
今回は「三次喫煙が猫にどのような悪影響を及ぼすのか?」というお話です。
三次喫煙とは
「三次喫煙」あまり聞きなれない言葉ですよね。
タバコの煙による影響には「一次喫煙」「二次喫煙(受動喫煙)」とありますが、近年もう1つの「三次喫煙」があることがわかってきました。
このもう1つの「三次喫煙」とは、
タバコの煙に含まれる有害物質が、服やカーテン、壁やカーペット、じゅうたんや髪の毛などに付着して、体に悪影響を及ぼすというものです。
三次喫煙で特に注目されているのが、ニコチンが空気中の亜硝酸と反応をして「ニトロソアミン」という発がん性の物質ができる事です。
主流煙と副流煙
タバコの煙には、喫煙者がタバコから直接肺の中に煙を吸い込む「主流煙」と、火のついたタバコの先端から立ち上る「副流煙」があります。
厚生労働省の調査によると、有害物質は直接タバコを吸う「主流煙」よりも、タバコから立ち上る煙「副流煙」の方が、ニコチンは2.8倍、タールは3.4倍、一酸化炭素は4.7倍も多く含まれているそうです。
これ以外にも、発がん性のある科学物質も副流煙には含まれていて、発がん性物質によっては100倍にもなるとされています。
主流煙は、フィルターを通じて体内に入ってくるのに対して、副流煙は直接体内に煙が入り込んでくるために、副流煙の方が悪影響を及ぼすと言われているのです。
そして、タバコの煙は厄介なことに、空気清浄機では綺麗にする事ができないと言われています。
空気清浄機は、微粒子などの粒子物質を取り除くことはできますが、ガス状(ニコチンなど)の有害物質は完全には除去できません。
いくら強力で、たくさんの素晴らしい機能が付いていも、完全にタバコの煙を綺麗にする空気清浄機は、今のところ開発されていないそうです。
だからといって、換気扇の下でタバコを吸っていても、有害物質を除去することはできません。
むしろ、意味がないとまで言われています。
それぐらい、タバコの煙に含まれてる有害物質は、厄介なのです。
猫が最も影響を受ける三次喫煙
では、この三次喫煙(受動喫煙)が猫にどのような影響を与えるのでしょうか。
例えば、飼い主さんが愛猫のいない所でタバコを吸ったとします。
しかし、有害物質は飼い主さんの髪の毛や衣類などに付着してしまうのです。
(タバコの煙は、髪の毛に付着しやすい性質を持っています)
愛猫は戻ってきた飼い主さんを見つけて、嬉しさのあまり体をスリスリしてくる時があると思います。
飼い主さんも可愛い愛猫を見ると、ついつい抱っこしてしまいますよね。
その時に、飼い主さんの衣服や髪の毛などについた有害物質が、猫の被毛についてしまいます。
猫は1日に何回も毛づくろいをするため、被毛についた有害物質を毛づくろをする事で、体内へ入り込んでしまうのです。
この三次喫煙は、毛づくろいをする犬やその他のペットにも同じことが言えます。
しかし、猫が毛づくろいをする時間や回数が多いことから、猫が一番被害を受けやすいと考えられているのです。
これ以外にも、タバコの煙は重いために、下の方へ溜まりやすい性質を持っています。
という事は、カーペットやじゅうたんなどに、有害物質が付着する可能性があるというわけです。
猫は素足で床を歩いているため、足を舐める時や肉球を舐めた時に、有害物質を体内に取り込んでしまう可能性があります。
人間の足元で生活をしている家猫は、嫌でも有害物質を体内に取り入れているのかもしれません。
「毎日使う柔軟剤も、猫には悪影響を及ぼすよ」という事が書いてあります。興味がありましたら読んでみて下さい
猫が副流煙を吸うと?
猫が副流煙を吸うと「悪性のリンパ腫になる確率が高まる」事が判明されています。
その他に、口腔ガン、鼻腔ガン、呼吸器系、心臓循環器、目、皮膚などにも悪影響を与えやすいそうです。
喫煙者がいるご家庭といないご家庭を比べると、猫がリンパ腫になるリスクが、約2.4倍程高まると言われています。
さいごに
タバコがある以上、受動喫煙はつきものです。
人体だけでなく、ペットにも悪影響を及ぼします。
喫煙は個人の自由なので、僕が言う事ではないのですが、自分の健康のため、可愛い愛猫のため、ペットのため、お子さんがいるのなら子供さんのため、誰かの事を考えて禁煙に挑戦してみてはいかがでしょうか?
禁煙が成功した時には、愛猫も大切に想う誰かも、きっと喜んでくれるはずです。
おしまい
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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