こんにちは、りんさく(@sakurarin72)です。
「天敵」
あまり使うことは少ないと思いますが、耳にしたことはありますよね。
天敵とは、食物連鎖で捕食や寄生で殺される側から見て、殺す方の動物のこと。
つまり、自分の敵となる動物の事です。
弱肉強食の自然界では、「天敵」となる相手が必ず存在すると言われています。
唯一、野生下において天敵のいない動物は、地上最強と言われるアフリカゾウだそうです。
しかし、残念なとこにアフリカゾウにも天敵が存在する事がわかりました。
それは、人間です。
アフリカゾウは、密猟などを行う人間が唯一の天敵だそうです。
ある意味人間は、どの動物からしても1番の天敵なのかもしれません。
先日、YouTubeで「ヘビに襲われる猫」と言うタイトルの動画を見つけました。
たしかに、猫からしてみればヘビは天敵ですね。
しかし、ヘビは食物連鎖のピラミッドで、下位の位置に属する生き物。
ということは、「猫に襲われるヘビ」のが、しっくりくるのではないでしょうか?
...まぁ、どっちでもいいか 笑
昔から、猫とヘビは仲が悪く、ヘビは猫の天敵と言われていました。
しかし、ある事だけは猫がヘビをリスペクトしているのです。
今回は「猫はヘビの何を真似をしてるの?」というお話です。
猫VSヘビ
猫にとっての天敵と言えば、
- ヘビ
- カラス
- アライグマ
- サル
- タヌキ
- 鷹(たか)
- 鷲(わし)
などが、よく挙げられています。
その中でもヘビは、猫との遭遇率が高かったために、大昔から「ヘビは猫の天敵」と考えられているのです。
猫の先祖リビアヤマネコは、砂漠地帯で暮らしていました。
ヘビも砂漠地帯で生息をしていたために、その頃から猫とヘビの戦いは始まっていたのです。
猫は、ニョロニョロと動くものが大好きです。
というより、気になってしかたがありません。
そのため、毒を持っているマムシにも、ついつい手を出してしまいます。
ようするに、ケンカを仕掛けるのは、いつも猫からなのです。
しかし、いつも猫がケンカを売るからと言って、必ずしも猫の方が強いとはかぎりません。
海外では、誰かが捨てたニシキヘビが、猫を丸吞みしたという衝撃的なニュースがありました。
かと思えば、猫が小さなヘビを食べていたり、振り回しておもちゃにしているという事実も、確認されているのです。
つまり、猫とヘビの戦いは、体の大きさで勝敗が決まると考えられています。
ちなみに、猫がマムシに嚙まれると、数日間は毒のせいで苦しみますが、何日かすると毒が抜けて通常の生活に戻るそうです。
自己治癒力が高い猫だからこそ、できる事なのかもしれませんね。
しかし、これは健康な成猫ならばの話です。
体力や免疫力が低い子猫や老猫、病気やケガをしている猫がマムシに嚙まれると、命を落とす事もあります。
猫はヘビの何を真似している?
猫が天敵のヘビを真似しているなんて、そんな事があるのでしょうか?
実は、あるのです。
むしろ、「天敵だからこそ真似をした」という説も残されています。
他人の真似をする行為は、その人に大きな魅力を感じている可能性が高いと言われています。
これは人間だけではなく、動物全般に当てはまることだそうです。
では、猫はヘビのどこに魅力を感じたのでしょうか?
シャーという鳴き声
猫が威嚇する時の声といえば、「シャー」ですよね。
猫を飼っている人なら、1度は聞いた事があるのではないでしょうか。
実は、この「シャー」という鳴き声は、ヘビの鳴き声を真似していると考えられているのです。
大昔、猫の先祖は砂漠で生活をしていました。
その時の天敵といえば、やはり「毒ヘビ」です。
当時、ヘビに対して猫がしていた威嚇方法は、毛を逆立てて体を大きく見せる事ぐらいしか、していなかったと言われています。
当然、その程度の威嚇では、ヘビが怯むはずなどありません。
同じ猫科のライオンやトラのように、吠えることができたのならよかったのですが、猫は吠えることができません。
ちなみに、猫科で吠えることができるのは、ヒョウ属である「ライオン」、「トラ」、「ヒョウ」、「ユキヒョウ」、「ジャガー」のみだそうです。
そして、猫は吠えなくてもヘビを威嚇できる方法はないかと考えました。
そこで思いついたのが、相手と同じ音を出したらいいのではないか、という結論に達したそうです。
ヘビが「シューシュー」と音を立てながら、細い舌を出している姿を見たことはないでしょうか?
猫は、その「シューシュー」という音に注目をしました。
この音なら自分にも出せると感じて、「シャーシャー」というようになったそうです。
それで、猫は「シャー」と喉をならして、威嚇をするようになったと言われています。
アンモニャイト
猫が丸まって寝ている姿は、可愛くてしかたがありませんよね。
猫好きさんの間では、「アンモニャイト」と言われ、猫の可愛い仕草の1つにも挙げられています。
実は、このアンモニャイトも、ヘビを真似してできたものではないかと言われています。
ヘビと言えば、とぐろを巻く姿を想像する方が多いのではないでしょうか。
では、なぜヘビはとぐろを巻くのか?
あれは、360度すべての方向に警戒をし、いつでも攻撃や防御ができるためなのです。
猫のアンモニャイトは、ヘビほど体が長くないために、とぐろを巻くとまではいきませんが、ある意味とぐろを巻いた状態です。
動物学者によると、ヘビに似せることで自分の身の安全を確保しているのではないかと、考えられています。
しっぽをニョロニョロと動かす
猫は、自分のしっぽをヘビのように、見せる事があります。
しっぽをクネクネと動かす姿は、ヘビがニョロニョロと動いている姿によく似ていますよね。
あれは、しっぽをヘビのように見せる事で、ヘビを苦手とする敵を自分に寄せつけないようにしているのだ、と言われる学者もいます。
しかし、実際のところハッキリしたことは、未だにわかっていないようです。
また、猫が自分のしっぽを追いかけるのは、ヘビと間違えているからだという、面白い話があります。
自分のしっぽをヘビと間違うなんて、そんなことがあるのでしょうか。
もし本当なら、なんとも可愛いお話ですね🤭
猫はキュウリを蛇と間違える⁉
猫の後ろへキュウリを置くと、びっくりして飛び上がるという動画が流行りましたね。
その飛び上がる姿が面白いと、ものすごい視聴回数がついたそうです。
「飛び跳ねる猫」などとタイトルをつけて、愛猫のジャンプ力を競った方も多いと言われています。
しかし、なぜ猫はキュウリを見て、すごく驚くのでしょうか?
アメリカの動物行動学者ジル・ゴーマン氏いわく、
「猫はキュウリを、ヘビと関連づけているのではないか」
と言っています。
猫にとってヘビは天敵です。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ、ヘビだ。やられるー」
という気持ちから、飛び跳ねてしまうと考えられています。
しかし、ヘビを見たことがない生まれた時からの飼い猫も、びっくりすることがあるようです。
それは、猫の本能に「ヘビは危険だ」という事が、植え付けられているからだと言われています。
猫とヘビは、生まれた時から天敵なのかもしれませんね。
しかし、猫によっては全然びっくりしない猫もいて、くわえてどこかへ持ち去る猫がいるようです。
怖いもの知らずの猫もいる、ってことなのでしょうね。
ちなみに、もし猫がキュウリを食べてしまっても問題はありません。
キュウリに含まれる栄養素の中には、猫に有害なものは入っていないので、猫が食べても大丈夫です。
ただ、猫にキュウリを食べさせた方がよいか?と言われれば、食べさせる必要ありません。
なぜなら、キュウリの栄養素の中には、猫が必要とする栄養素が入っていないからです。
つまり、猫にキュウリは必要ありません。
キュウリを見せて驚かせるとストレスになりますし、食べさせても別に栄養になるわけでもないからです。
また、猫が掃除機を怖がるのは、ヘビに似ているからという意見もあります。
猫は、姿形がヘビに似ているものは、怖がる傾向にあるのかもしれませんね。
さいごに
大昔から猫とヘビには、因縁の対決が課せられていたのかもしれませんね。
しかし、ケンカを仕掛けているのは、いつも猫のように見えますが、猫にとってヘビは本当に天敵なのでしょうか?
どちらかというと、ヘビの方が猫を天敵と思っているように見えるのですが…。
猫にかぎらず様々な動物は、他の動物の真似をしながら、現代まで生きてきたと言われています。
これは、人間にも当てはまることなのです。
「幸せになりたければ、猫のようになれ!」
「楽しく生きたいなら、猫のように生きろ!」
たくさんの専門家達が、口を揃えて言っています。
僕たち人間は、猫から学ぶ事がたくさんあるのではないでしょうか。
猫の真似をすると、今よりも楽しく幸せに生きられるかもしれませんね。
おしまい
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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