こんにちは、りんさく（＠sakurarin72）です。
猫は言葉が喋れないため、様々な仕草で飼い主さんにサインを送ってきます。
嬉しい時や楽しい時のサインは見逃していても、さほど今後に影響を及ぼす事はありません。
しかし、病気の時や助けてほしい時のサインは、見逃していると後々大変なことになる可能性があります。
愛猫から送られてくるサインには、どのようなものがあるかを見てみましょう。
その仕草はどんな意味？
猫はプライドが高く、自分の弱みを見せない生き物です。
痛くても苦しくても、じっと我慢をして隠そうとするため、病気やケガなどは見抜きにくいと言われています。
しかし、甘えたい時や愛情表現をする時はその逆で、ものすごくアピールしてくるのです。
基本的に猫は、表情へ出すことはしませんが、感情が豊かな生き物なので、何らかのサインを飼い主さんに送って、気持ちを伝えようとしています。
嬉しい時の仕草
遊んでもらったり、ご飯をもらうなどの、自分に関心がある場合には、嬉しいと感じる事が多いようです。
猫のヒゲは、その時の気持ちがよく出ます。
嬉しい時や機嫌がいい時は、ヒゲの角度が10時10分になるため、よく見て気持ちを読み取ってあげて下さい。
喉をゴロゴロと鳴らす
猫は、嬉しい時や満足している時に、喉をゴロゴロと鳴らします。
どのようにして鳴るのかは、明確には解明をされていませんが、あのゴロゴロ音は人間にとっても、すごく癒し効果がある音だとされています。
しっぽをピンと立てる
愛情表現の一つでもありますが、今まで垂れ下がっていたしっぽが、飼い主さんを見た途端にピンと立てて寄ってくることがあります。
「飼い主さんに会えた」「やっと会えた」という嬉しさが、しっぽに出ているのです。
ナデナデしたり、抱っこしてあげると、より一層信頼関係が深くなります。
お腹を見せる
背中を撫でいると、ゴロンとなって「お腹も撫でて」と言わんばかりに、お腹を見せてくる事があります。
お腹は猫の弱点ですが、その弱点を見せるということは、その人の事を信頼している証拠です。
嬉しさのあまりに気が緩んで、ゴロンとなっているだけです。
お腹を、撫でてほしいわけではありませんが、もし撫でてあげるなら、ゆっくり優しく撫でてあげましょう。
お腹には大切な内蔵がたくさん詰まっているため、激しく撫でないように気をつけて下さいね。
体をこすりつける
会えて嬉しい時や愛情表現をする時の仕草です。
猫が、頭や体をスリスリしてくる行為は、自分の匂いを相手に付ける行為でもあります。
飼い主さんは、自分のものだと周りにアピールをしているのです。
外から帰ってくると、スリスリしてくる事があると思います。
あれは、自分以外の匂いを消して、もう一度自分の匂いをつけようとしているのです。
なんて健気な。
匂いを付け終わるまでは、じっとしておいてあげましょう。
それから優しく撫でてあげれば、信頼度アップに繋がります。
SOSの時の仕草
猫は、どうしようもなくなるまで、「助けて」とは言わないそうです。
痛くても、辛くても我慢をして、周囲に気付かれないようにする習性があります。
しかし小さなサインは、飼い主さんに送っています。
見落とさないように、読み取ってあげて下さいね。
ふみふみをする
甘えている時によくする仕草なのですが、辛い時にする仕草でもあるのです。
辛くて母猫に助けてほしいという気持ちから、母猫の事を思い出してする時があります。
見た目は、甘えているのか辛いのかよくわからないのですが、元気がない時にしていたり、いつもより弱々しかったら、体調が悪いのかもしれません。
少し気にしてあげて下さいね。
よく寝る
猫は、基本的によく寝るものです。
元気な時は、寝ていても注意を払っているので、耳が動いたり、触るとすぐ目を覚ましたりします。
逆に体調が悪くなると、耳も動かさず、体を撫でてもうっすらと目を開けて、また眠ってしまうという状態になります。
ずっと寝ておかしいなと思った時は、耳を触ってあげると、分かりやすいかもしれませんね。
毛ずくろいを頻繁にする
「転位行動」という言葉をご存知ですか？
今の気持ちと違う行動をとってしまうことを、転位行動と言います。
例えば、
高い所から高い所へ飛び移ろうとした時に、失敗をしたとします。
その時に、恥ずかしさを隠すためにあくびをしたり、毛づくろいをしたりします。
人間も照れ隠しで、髪の毛を触ったりしますよね。
あれは、一時的なストレスがそういう行動にさせているそうです。
その行動が「転位行動」です。
猫は、体調が悪い時には転位行動をします。
毛ずくろいをして、痛みやストレスを紛らわそうとするため、いつもより毛ずくろいの時間が長い、回数が多いという時は、体調が悪いのかもしれません。
あくびをよくする
毛ずくろいをする理由と同じで、ストレスや痛みからくる転位行動です。
いつもよりあくびをする回数が多い時は、何かを訴えている可能性があります。
注意をしてあげて下さいね。
鳴き声
普段鳴かない猫が急に鳴きだしたり、普段よく鳴く猫が鳴かなかったりした時は、何か不安な気持ちがあるサインです。
鳴き声も、「アォ―オ」と低い声で何回も鳴きます。
あと、痛いので触られたくない事から、大好きな飼い主さんでも「シャー」という声を出して威嚇してきます。
少しでも普段と違うと感じたら、何かあると思ってあげて下さい。
階段の上がり方
普段はスムーズに上っていた階段を、１、2段上がっては休んだり、うさぎ跳びみたいに上がるようになったら、要注意です。
関節が、炎症を起こしている可能性があります。
上り方がおかしいと思ったら、すぐに動物病院へ連れて行ってあげて下さい。
顔の表情
仕草ではないのですが、どこかが痛い時の顔の表情は、耳を後ろに倒し、目を細めて口は堅く閉じ、ヒゲは下がって暗いところでじっとしています。
痛みか辛さを、我慢している時です。
ケガをしていないか、確認してあげて下さい。
愛情を伝える時の仕草
猫は、愛想がないように見えて、実は愛情表現が豊かな生き物なのです。
愛猫から愛情表現をされると、嬉しくなっちゃいますね。
まばたきをしてくる
猫が見つめ合うという事は、ケンカをするという意味です。
敵意がなければ、目をそらします。
これが愛情表現になると、見つめ合った後にゆっくりとまばたきをするのです。
「あなたのことが大好きだよ」と愛猫が言っています。
猫にまばたきをされたら、「私も大好きだよ」という気持ちを込めて、まばたきを仕返してあげましょう。
手や顔を舐めてくる
猫同士で、体を舐めあっている光景を見たことはありませんか？
あれは、自分が信頼した相手にしかしない行為です。
猫に、手や顔を舐められたことはないですか？
猫同士で舐めあっている時同様に、あなたの事を信頼している証拠です。
猫からの愛情表現の一つです。
お出迎えしてくれる
猫は、素晴らしい聴覚を持っています。
そのよく聞こえる耳で、飼い主さんの足音や車の音を、聞き分けることができるのです。
そして、玄関で「おかえり、ずっと待ってたよ」という気持ちで、お出迎えしてくれます。
猫の健気な愛情表現ですね。
プレゼントをしてくれる
猫が、虫やネズミなどをあなたの近くに持ってきたら、それはあなたへのプレゼントです。
いきなり変なものを持ってきて、ビックリするでしょうが、怒らずに受け取ってあげて下さい。
「好きな人へプレゼントをあげたい！」という、感謝の気持ちからなのです。
サイレントニャーをする
猫は、声を出さずに鳴くことがあります。
それをサイレントニャーというものですが、これは子猫が母猫によく使う鳴き方で、身内以上の信頼をしている相手にしかしない仕草です。
飼い主さんに向かってする時は、飼い主さんの事を大好きな母猫だと思っています。
サイレントニャーをされたら、母猫になったつもりで、優しく抱きしめてあげて下さい。
飼い主さんにサイレントニャーをなぜするの？という事を書いてあります。興味がありましたら読んでみて下さい。
さいごに
猫はツンとして、すましているみたいですが、色々な仕草で人間に気持ちを送っています。
なかなか気づきにくいですが、少しでも愛猫からのサインを理解して、いつまでも元気で楽しく過ごせたらいいですね。
おしまい
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最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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