こんにちは、りんさく(@sakurarin72)です。
最近よく「生活習慣病」という言葉を耳にすると思います。
日本人の3分の2は、この生活習慣病で亡くなると言われているほど、怖い病気です。
3大死因である「ガン」「脳血管疾患」「心疾患」も、生活習慣病であるとされています。
人間の半分以上が、生活習慣病で悩ませているのなら、飼い主さんと生活のリズムが、ほとんど同じの飼い猫は、生活習慣病にならないのでしょうか?
今回は、猫の生活習慣病についてのお話です。
生活習慣病とは
そもそも生活習慣病とは、どんな病気なのでしょうか?
生活習慣病とは
文字通り、生活習慣が原因で発症する病気です。
偏った食事、運動不足、ストレス、喫煙、飲酒などが積み重なると、発症するリスクが高くなると言われています。
(猫には、喫煙や飲酒は関係ないですね)
これが原因で、高血圧、糖尿病、肥満、高脂血症などの病気を引き起こすのです。
以前は「成人病」とも言われていましたが、子供からお年寄りまで誰にでも発症するということから、生活習慣病と改称されたそうです。
生活習慣病は、本人が気づかないうちに病状を進行させるので、サイレントキラーとも呼ばれています。
まぁ、人間の場合はこの程度にしておいて、それでは猫の場合はどうでしょう。
猫の生活習慣病
猫も人間と同じように、毎日の食生活、運動不足、ストレス、睡眠不足などによって発症するのですが、猫の場合は親からの遺伝も、多く影響すると言われています。
なので「予防しているのに生活習慣病が発症した」というケースもあるみたいです。
猫がかかる生活習慣病は
- 糖尿病
- 腎不全
- 関節疾患
- 歯周病
- 泌尿器疾患
- 腫瘍
が多く見られます。
最近はこの生活習慣病が、猫の間で増加しつつあると言われています。
それは、高齢猫が増えてきたからなのです。
猫の寿命が以前よりも長くなっているのは、家猫が増えたからなのです。
飼い主さんが愛猫の管理をしっかりとしているので、猫の寿命が延びてきたのではないでしょうか。
人間もそうなのですが、生活習慣病はすぐに発症する病気ではありません。
日々の積み重ねで発症する病気です。特に7歳前後から発症しやすいと言われています。
生活習慣病がもたらす病気と症状
生活習慣病で、一番良くないのが肥満です。
肥満から、糖尿病や高脂血症や高血圧などの病気を、引き起こしてしまいます。
生活習慣病の、肥満がもたらす病気を見ていきたいと思います。
糖尿病
前までは、犬の方が糖尿病になりやすいと言われていたのですが、最近では猫の方が糖尿病になる確率が高いと言われています。
糖尿病にかかっている猫のほとんどが肥満です。7㎏を超えるとかなりの確率で、糖尿病になると言われています。
特に、去勢をした高齢のオス猫が多いとされています。
糖尿病にかかると、インスリン注射で血糖値を安定させるのですが、猫は血糖値を安定させる事が難しいそうなのです。
血糖値を安定させるために、毎日インスリンを注射するのですが、ほとんどの猫が2年で亡くなると言われている怖い病気です。
今では、猫エイズより怖い病気と言われているぐらいなので、糖尿病には十分な注意が必要かと思います。
症状
糖尿病にかかると、よく水を飲み、よく尿をするようになります。
これは、体が脱水症状に似た状態になってしまうからなのです。
末期になると、下痢や嘔吐や食欲の低下、ふらつきなど、見るからに体調が悪い状態になります。
糖尿病は、ほっておくと命にかかわってくるので「何かいつもと違う」と思ったら、すぐに動物病院に連れていってあげて下さい。
高脂血症
血液中に含まれる脂質が、過剰な状態で起こる病気です。
簡単に言うと、コレステロールや中性脂肪の数値が高いとなる病気です。
人間の場合は、命に関わる危険な病気とされていますが、猫やその他の動物は、それほど深刻に捉えられていません。
ですが、ほっておくと様々な病気を引き起こす危険があります。
症状
猫の高脂血症は無症状なので、分かりにくいと言われていますが、嘔吐、下痢、腹痛、食欲不振、神経障害などの症状が出る場合があります。
見抜きくいからと言ってそのまま放置しておくと、後々に重大な病気となってしまう可能性があるので、少しでも「いつもと違う」と感じたなら、動物病院に相談しましょう。
高血圧
猫は肥満から高血圧になるという、決定的な検証はされていませんが、医学的には良くないことだと言われています。
猫が高血圧になると、様々な臓器に損傷を与えます。
特に眼が一番損傷を受けやすいです。
網膜剝離、緑内障、眼球内出血などが起こり、ひどい時には失明をするとまで言われているのです。
あとは、心臓や脳や腎臓にも損傷を与えます。
突然「発作が起こる」「失明する」「麻痺する」などの神経障害が起こりやすくなるのです。
ちなみに猫の正常な血圧は
- 収縮期血圧(最高血圧)100~150
- 拡張期血圧(最低血圧)60~100
よく上が150で下が100と言って表現しますよね。
その時の上というのが「収縮期血圧」で、下というのが「拡張期血圧」の事です。
その他に、関節症や肝臓病の原因にもなりかねません。
肥満のまま高齢になると、足腰への負担が大きくなります。
高い所から飛び降りた時に、関節を痛めてしまうリスクが高くなるのです。
それと体が重いので、猫が大好きな上下運動が、できなくなる可能性があります。猫は上下運動が出来ないと、すごくストレスを感じてしまいます。
さいごに
肥満の原因は、食事の管理不足と運動不足とストレスです。
愛猫に「ニャー」と鳴かれると、ついついごはんをあげたくなってしまいますが、健康の事を考えて「ダメ!」と言ってあげる事も大切だと思います。
それと少しの時間でいいので、遊ぶ時間や体を動かす時間を作ってあげましょう。体を動かすことによって新陳代謝が良くなり、肥満になりにくくなります。
あとストレスを溜めさせない事が、生活習慣病の予防には大切な事なのです。
生活習慣病は、飼い主さんの気づかいで防げる病気です。
猫は人間のように「最近太ってきたから、ダイエットでもするか」という事は絶対にしません。
まぁ...当たり前か(笑)
生活習慣病は、愛猫の寿命を短くしてしまう事にもなりかねませんので、しっかりと管理してあげましょう。
いつまでも健康で居てもらう為にね。
おしまい
人間の健康サプリメントと同じ成分からできている、犬猫用の膝や関節を補うサプリメントです。
猫用の健康サプリメントです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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