こんにちは! りんさく(@sakurarin72)です。
突然ですが、猫の顔をじーっと見たことがあるでしょうか?
吸い込まれそうな瞳、ぷっくりとしたひげ袋、ツンとした表情、どれをとっても「可愛い」の一言に尽きますよね。
この可愛さが、長年人間に愛されてきた理由の一つなのでしょう。
しかし、顔の作りは同じでも、柄が同じの猫はいないと言われています。
最近のペットブームで、様々な猫が飼われるようになりました。
その中でも一番多いのが「雑種猫」だそうです。
「雑種猫」
「なんか聞こえが悪いなぁ」と感じられる方もいると思いますが、昔から日本にいる純血種ではない猫、2種類以上の異なる品種の間に生まれた猫の事を「雑種猫」と呼んでいるだけです。
最近では、雑種猫=野良猫という印象が強いために「ミックス猫」「交配種猫」と呼ぶようになってきました。
ちなみに、日本にいる猫の約80%は、雑種猫だと言われています。
その雑種猫の原型が、縞模様のあるキジトラ猫です。
猫の先祖「リビアヤマネコ」の柄を、受け継いでいるそうです。
その縞模様の猫が、唯一共通している模様があります。
額の模様と目尻から伸びる模様です。
キジトラ、サバトラ、茶トラなどの額に「M」という柄があるのを見たことがあるでしょうか?
目尻から頬に伸びているラインをご存知でしょうか?
今回は、その2つの柄についてのお話です。
猫の額のMとは
縞模様の猫(キジトラ、サバトラ、茶トラ、アメリカンショートヘアなど)の額をよく見るとアルファベットの「M」の文字が見えませんか?
この「M」は、猫の先祖「リビアヤマネコ」から受け継いだものだそうです。
リビアヤマネコの額には4本の縦線があるのですが、それが進化をして「M」となったと考えられています。
この「M」は、自分の体が自然界へとけこめるように、言わば迷彩柄のような役割をしているそうです。
たしかに、物陰に隠れていると見つけにくいですよね。
しかしある一説によると、猫の額の「M」はマリア様が刻んだのではないか、と言うお話があります。
イエス・キリストが誕生した日に、たくさんの猫がマリア様の元へ祝福をしに来たそうです。
その時、猫が赤ん坊にイタズラをしないようにと、マリア様が猫の額に手を当てると「M」のマークがついたと言われています。
その他にも、キリストが赤ん坊だった頃のお話もあります。
グズってなかなか眠りにつくことができなかった時、茶トラ猫が赤ん坊のそばに来て、ゴロゴロ音を出したところ、癒されて眠りにつくことができたそうです。
それを聞いたマリア様は、その茶トラ猫の額にキスをした、あるいは指で額に触れた時に「M」のマークができたとも言われています。
このマリア様以外にも色々な説があるようですが、真相は未だにわかっていません。
ただ1つ言えることは、猫が神様に愛されているのは、たしかなようです。
クレオパトラライン
「クレオパトラ」世界三大美女の1人として有名ですよね。
その中でも、絶世の美女と言われていました。
しかし実際は、容姿がすごく美人というわけでもなく、知的で品のある雰囲気が美しかったとも言われています。
クレオパトラと言えば、はっきりとした目元のメイクが特徴的ですよね。
最近では、クレオパトラのメイクを真似て、幅の広いアイラインをしている方が多いと聞きます。
そんなクレオパトラの名前が入ったラインが、猫の顔にあるのはご存知でしょうか?
アイラインを伸ばした感じで、目尻から頬にかけて伸びたラインを「クレオパトラライン」と呼んでいるのです。
クレオパトララインは、ほとんどのタビー(縞模様)の猫が持っていると言われています。
しかし、猫によって濃さや太さや長さは、様々のようです。
このクレオパトララインは、猫の目尻から頬にかかるラインにクレオパトラが魅了されて、真似てメイクをするようになったことから「クレオパトラライン」と呼ばれるようになったそうです。
「猫界のクレオパトラ」と言われる「アビシニアン」に魅了されたのが、メイクを真似る始まりだったと言われています。
クレオパトラが、最も愛した猫がアビシニアンだったそうです。
しかし当時は、美しい顔を真似するよりも、害虫から目元を守るためにメイクをしていたと考えられています。
古代エジプトでは、猫は神のように崇拝されていました。
クレオパトラも、猫の虜になった1人なのでしょう。
猫の人間にたいする影響力は、昔も今も計り知れないものがあるのかもしれませんね。
「猫は毛色で持つ力が違うんだよ」という事が書いてあります。興味がありましたら読んでみて下さい。
さいごに
「猫の柄って、猫によって違うよね」と、思われる方も多いと思いますが、実は共通する模様があったのです。
その模様に、偉大な2人が関わっていたなんて驚きですね。
すべての猫は、その部屋で最も美しい女性である
という名言があります。
もしかすると偉大な2人の女性も、猫には敵わなかったのかもしれませんね。
そばにいて、癒しを与えてくれる猫ですが、実はものすごく秘められたパワーを、持っているのではないでしょうか。
猫を見ていると、今以上に素晴らしい世界が、見えてくるかもしれませんね。
おしまい
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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