こんにちは、りんさく(@sakurarin72)です。
先日、ある芸人さんが保護猫と暮らしているテレビ番組を見ていました。
「あれか!」と、思った方も多いのではないでしょうか。
猫好きなら見ちゃいますよね。
普段はあまりテレビを見ないのですが、この番組とニュースだけは欠かさず見ています。
そして、僕がテレビを見ていると、必ず僕の目の前に座って、テレビを見るヤツがいます。
うちの次女猫です。
テレビをつけると、どこからともなくやってきて、僕の目の前に座って、テレビを見ています。
みなさん家の愛猫は、テレビを見ますか?
今回は、猫もテレビを見るの?というお話です。
猫がテレビに惹かれる理由
新型コロナウイルスの影響により、自宅で過ごす時間が多くなりました。
その分、ペットと過ごす時間も増えて、嬉しく思えちゃたりもしますね。
家に居ると見もしないのに、なぜかテレビをつけてしまうという方も、少なくはないはずです。
寂しさ紛れにつけているテレビを、なぜか愛猫が特等席で見ている事はありませんか?
猫がテレビを見ている後ろ姿って、なぜかほっこりしますよね。
しかし、視力が0.1程度の猫には、テレビの画像がどのように見えているのでしょうか?
ぼんやりと見えている
猫の静止視力(止まっているものを見分ける能力)は、人間の約10分の1程度しかありません。
視力でいうと、約0.1~0.2程度です。
そのため、猫には全体がぼやけて見えていると考えられています。
それは、テレビを見る時も同じで、猫には映像がはっきりと見えているわけではないようです。
テレビの見え方
猫の静止視力は、人間の約10分の1程度と言いましたが、動体視力(動いているものを視認する能力)は、人間の約4倍あります。
テレビの映像は、1秒間に約30枚程の静止画を組み合わせて、画像を作り出しています。
昔、ノートの隅に絵を描いて、パラパラとめくるとその絵が動いて見える、という遊びをした事はありませんか?
パラパラ漫画と呼ばれるものですが、それと同じ原理でテレビ画像も作り出されています。
人間の動体視力は、1秒間に10枚程度の静止画しか認識できないために、テレビの映像を滑らかに見ることができるそうです。
しかし、動体視力が優れている猫は、1秒間に40枚程の静止画を認識することができます。
そのため、猫にはテレビの映像が、パラパラ漫画をゆっくりとめくった時のようなカクカクとした、ぎこちない動きにしか見えないそうです。
その不自然な動きを、猫がテレビに興味を持つ理由ではないかと、考えられています。
一方では、テレビに映し出される動物や虫などに興味を示して、テレビを見ているのではないか、という意見もあるようです。
鮮やかには見えない
人間の目は、赤、緑、青の3色型色覚なために何を見ても鮮やかに見ることができます。
しかし、猫は2色型色覚なために、赤色の波長が見えなかったり、緑が見えづらい傾向にあるようです。
そのために、猫が見る映像と人間が見る映像とでは、色鮮やかさが全く違うと言われています。
その番組って面白いの?
「自宅の愛猫はテレビを見ますか?」というアンケートでは、半数以上が見ると答えたそうです。
その中でも、猫がよく見ているテレビ番組は、
- 天気予報
- スポーツ番組
- 動物番組
- ニュース
などが、多いようです。
他にも、子供がするゲームをよく見ている、という意見もありました。
本来猫は、狩猟動物です。
そのために、動くものを見ると狩猟本能が活発になると言われています。
つまり、猫がテレビを見ているのは、テレビに映る動くものに、興味を惹かれているからです。
例えば、
- 天気予報、ニュース:巧みに動く指し棒
- スポーツ番組:選手やボールの素早い動き
- 生き物番組:動き回る動物
などに、猫は強い関心を持っていると考えられています。
ただ、テレビに映る動物や人間、ボールや物などを、正確に認識しているかは、不明のようです。
しかし、猫がテレビに映ると「こいつは猫だ!」と認識ができると言われています。
猫も猫だけの事は、わかるのかもしれませんね。
あと、テレビの音に興味が惹かれる猫も、多いと言われています。
猫は、テレビの中で動く何かに音が連動して聞こえると、
「なんだ、この動きと音は?」と感じて、興味津々になるそうです。
中でも、猫が好むと言われる番組が、NHK、BSプレミアム、NHK BS4Kで放送されているドキュメンタリー番組『岩谷光昭の世界ネコ歩き』だと、言われています。
次いで、
- フジテレビ:『めざましテレビ きょうのわんこ』
- フジテレビ:『坂上どうぶつ王国』
などが、猫は好きなようです。
あと、1940年にアメリカで創作されたアニメ『トムとジェリー』も、猫は興味が惹かれるのだとか。
要するに猫は、猫がテレビに出ている番組が、好きなのかもしれませんね。
さいごに
愛猫が一緒になって、夢中でテレビを見ていると、そっちに気がいってしまい、テレビどころじゃなくなっちゃいますよね。
でも、テレビより愛猫がテレビの映像で遊んでいる仕草の方が、見ごたえがあったりして…。
しかし、猫は夢中になると、周りのことはお構いなしになる傾向があります。
最近は、薄型テレビが主流になっているため、不安定なテレビが多いです。
そのため、愛猫がテレビの映像を追いかけてテレビを倒したり、テレビの上に飛び乗って倒す事故が多いと言われています。
それ以外にも、猫が配線をかじってしまい感電をした、かじった部分が漏電をしていて火事になった、などのケースも少なくはないようなので、十分に注意して下さい。
愛猫の安全を確保してあげるのも、飼い主の務めです。
快適な環境で、愛猫とのんびりテレビを見て過ごす休日も、いいかもしれませんね。
おしまい
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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