愛猫の口内トラブルを予防しよう。 習慣づけたい簡単な歯磨きの方法

 

こんにちは、りんさく(@sakurarin72)です。

 

愛猫に歯磨きをしてあげていますか?

飼い主さんの約8割の方は、愛猫に歯磨きをしていないそうです。

 

僕も少し前までは、歯磨きなんてしてあげたことがありませんでした。

色々な本を読んでいるうちに「猫が歯周病になると可哀想かも」と思うようになってからは、3日に1回は、するようにしています。

しかし愛猫が嫌がって、なかなか上手にできませんけどね。

歯磨きをする時は、引っかかれるのを覚悟して挑んでいます(笑)

 

野生で生きている肉食動物の猫は、肉を引きちぎりながら食べることで、歯の汚れを落とす事ができたそうです。

しかし、飼われている猫の主食はキャットフードです。

キャットフードは人間でいうと、おせんべいみたいなもので、嚙むと簡単に粉々になります。

粉々になるということは、食べかすが歯に残りやすいということなのです。

 

その食べかすをほっておくと歯垢や歯石となり、歯周病などの口内トラブルの原因にもなりかねません。

定期的に取り除いて、歯周病予防をしてあげましょう。

 

今回は「猫の歯みがきの方法」をまとめました。

 

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口内トラブルを予防しよう

猫の歯も人間の歯と同じで、歯髄、象牙質、エナメル質の3層から出来ています。

この歯を支えている部分を歯周といい、歯周は歯肉(歯ぐき)、歯槽骨(歯を支えている骨)、歯根膜(歯根と歯槽骨の間の膜)、セメント質、から構成される歯の周囲組織のことです。

 

よく耳にする「歯周病」とは、歯と歯茎の隙間に歯垢が溜まり、それが歯肉を炎症させる病気です。

この歯周病が、猫の口内トラブルで最も多い病気なのです。

 

人間でも90%の成人は、歯周病にかかっていると言われています。

猫も3歳以上の80%は歯周病にかかっているのです。

 

猫が歯周病になると

  • 口が臭い(強いアンモニア臭)
  • よだれが出る
  • 口をよく触る
  • 歯ぐきが赤く腫れている
  • 歯ぐきから膿や血が出る
  • 歯が黄ばんでいる
  • 食欲がない
  • 歯が抜ける
  • 頬から膿が出る
  • 鼻水くしゃみが多くなる

などの症状が見られます。

最悪の場合は頬に穴が開いたり、命に関わることがあるので、注意が必要です。

 

そういうことがないように、愛猫のデンタルケアは、必要ではないでしょうか。

 

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習慣づけたい愛猫の歯磨き

「よーし、今日から歯磨きををするぞ!」と意気込んでも、愛猫は「あ~ん」と口を開けて歯磨きをさせてくれません。

かと言って、無理矢理歯磨きをしても、嫌な印象しか与えないので、かえって逆効果になってしまいます。

 

猫からしたら

「いきなり口の中に、何を入れるんや!」

という感じで、嫌がる猫がほとんどです。

 

要は猫に「歯磨きは怖くないよ」「スッキリして気持ちがいいよ」という、良い印象を与えてあげることが大切です。

押さえつけながら歯磨きをしたり、怒りながらしたりすると悪い印象しか残らずに、二度とできなくなってしまうかもしれません。

 

いきなり歯磨きから始めずに、愛猫のペースに合わせて、段階を踏んで慣れさせていきましょう。

 

【ステップ1】口に触れる

最初は口の周りを、触れることから始めましょう。

優しく声をかけながら、顔を揉んだり、顎の下を撫でた延長で、口や口の周りにも触れてみて下さい。

少しづつ慣れさせて、口に触れられる抵抗を和らげましょう。

 

【ステップ2】歯に触れる

口を撫でられることに慣れてきたら、歯を触ってみて下さい。

歯に触れることができたのなら、歯に猫用の歯磨き粉(ジェルやペースト)を塗ってあげましょう。

 

ジェルもペーストも猫が好む味が付いているので、愛猫のお気に入りの味を探してみて下さい。

塗るだけでも歯石予防になります。

 

猫用の歯磨き粉がないからといって、人間用の歯磨き粉は絶対に使わないで下さい。

人間用は虫歯になりにくくするために「キシリトール」が入っています。

この「キシリトール」は猫にとっては低血糖になる危険なものなので、絶対に使用しないで下さい。

 

【ステップ3】ガーゼで歯を拭く

愛猫の奥歯に触れるようになったら、指に湿らせたガーゼを巻いて、歯を優しく拭いてあげましょう。

 

ガーゼに猫用の歯磨きペーストや、ウエットフードの汁を染み込ませると、喜んで拭かしてくれるかもしれません。

ガーゼを嫌がる猫もいるので、そんな時は歯磨きシートを使用しましょう。

歯磨きシートは、初めから歯磨き粉が染み込ませてあるので、便利でお手軽です。

 

Amazonでベストセラーの猫用デンタルケアです。

 

【ステップ4】歯ブラシで磨く

ここまでくると、歯に触られるのも慣れてきたと思います。

ついに歯ブラシの出番です。

 

歯垢が溜まりやすい歯周ポケット(歯と歯ぐきの隙間)を掃除するには、歯ブラシでするしかありません。

歯ブラシは猫用か、人間の乳児が使う小さめの歯ブラシなどを使用しましょう。

 

歯ブラシを歯に垂直に当てて磨くより、少し角度をつけて(歯に対して45度)磨いてあげる方が、歯周ポケットの歯垢が取れます。

その時は、歯ブラシを濡らしておくか、猫用の歯磨きペーストをつけて磨いてあげましょう。

乾いたままの歯ブラシだと、歯ぐきに触れた時に傷をつけてしまう恐れがあるからです。

 

最初は優しく小刻みに10秒程、磨いてあげて下さい。

激しく力を入れて、磨く必要はありません。

慣れてきたら、もう少し長く磨いてあげましょう。

 

猫の歯で1番歯垢が溜まりやすいのは、上顎の奥歯です。

全ての歯を磨くのが難しい場合は、上顎の奥歯を重点的に磨いてあげましょう。

 

磨く頻度は毎日がベストですが、無理なら2日~3日に1回で大丈夫です。

どうしても歯ブラシに抵抗がある場合は、綿棒の先に歯磨きペーストやウエットフードの汁を塗って、磨いてあげても効果があります。

猫からすると綿棒の方が、抵抗が少ないそうです。

 

人気の猫用歯ブラシです。

 

歯磨きができない場合は

歯磨き用のおやつやフード、飲み水に混ぜるタイプやスプレーで口の中を清潔にする製品が、たくさんあります。

それらを使用して、ケアするのもいいかもしれません。

しかし、歯磨きと同様の効果が得られるわけではありません。

 

 

猫の虫歯について書いてあります。興味がありましたら読んでみて下さい。

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さいごに

猫に歯磨きを慣れさせるには、それなりの時間がかかると思います。

 

大切なのは、愛猫のペースに合わせてあげることです。

無理矢理歯磨きをしたり、急いで歯磨きに慣れさそうとすると

「歯磨きなんてイヤだ!」

と思い、歯ブラシを見ただけで、ストレスを与えてしまうことにもなりかねません。

 

飼い主さんにとっても、愛猫にとっても負担のかからないデンタルケアを心がけましょうね。

 

おしまい

 

 

デンタルケア用のおやつです。

 


愛猫の飲み水に入れて飲ますだけで、歯周病予防になる歯磨きウォーターです。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

猫の病気
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