こんにちは、りんさく(@sakurarin72)です。
突然ですが、お正月の食べ物と言えば「お雑煮」「焼き餅」「ぜんざい」…
お餅を使った食べ物を思い浮かべませんか?
お正月に限らず「あんこ餅」「大福」「みたらし団子」など、お餅を使った食べ物はたくさんあります。
先日、知り合いからみたらし団子をもらったので食べていると、いつものように匂いに誘われて奴らが…
「何を1人で食べているんだニャー」
と寄ってきました。
「クンクン...なんだ、この食べ物は?
ひとくちおくれ!」
という顔をして、ジッとこちらを見て座っていましたが、あげようともしない僕に愛想が尽きたのか、しばらくすると退散していきました(笑)
日本人なら、誰もが一度は口にしたことがあるお餅。
これからの時期、食べる機会が増えると思います。
今回は「猫がお餅を食べても大丈夫?」というお話です。
猫がお餅を食べても大丈夫?
お餅の原材料はもち米です。
もち米は、猫の体に有害な成分は含まれていません。
そのため、猫がお餅を食べて中毒症状を引き起こす可能性は、ゼロに近いと言えます。
ちなみに、きな粉餅の「きな粉」、あんこ餅の「あんこ」も少量なら、猫が食べても問題はありません。
ただ「きな粉」も「あんこ」も、大量の砂糖を使用している事が多いため、与え過ぎると糖尿病などになるリスクが高まります。
あと、団子や大福も原材料はもち米なので、猫が食べても問題はありませんが、きな粉餅やあんこ餅同様に、砂糖を大量に使用をしている事が多いです。
もし、与えるのであれば、病気になるリスクを考えて、少量だけにしましょう。
与え過ぎには、十分に注意して下さいね。
与える時に気を付けたい事
「それじゃあ、猫が中毒になる事がないのなら、食べさせても大丈夫だね」
と、思ってしまいそうですが、そんなことはありません。
たしかに、お餅自体には問題はありませんが、食べるにあたり注意をしなければならない事がいくつかあります。
喉に詰まらせる
毎年お正月になると、お年寄りや小さな子供さんが、お餅を喉に詰まらせる事故をよく耳にします。
それは人間だけでなく、猫や犬もニュースにならないだけで、多々あるのです。
お餅といえば「ネバネバ」「モチモチ」とした食感が特徴ですね。
あの「ネバネバ、モチモチ」とした食感が、たまらなく好きという方も多いと思いますが、あの食感が嚙みにくく、飲み込みにくい原因でもあります。
人間でも飲み込みにくいのに、食道の細い猫が上手に飲み込めるわけがありません。
食道だけでなく、消化器官のどこかに詰まらせる可能性も考えられます。
詰まってしまったお餅は、ネバネバしているために消化器官のどこかにくっついて、上手く吐き出せないことが多いそうです。
特に、嚙む力や飲み込む力が弱い、子猫と老猫は十分な注意が必要です。
もし愛猫にお餅を与えるなら、細かく切ってから与えて下さい。
お餅を上手に消化できない
猫は肉食動物のため、餅やお米などに含まれている糖質を、消化する能力が低いのです。
そのため、下痢や嘔吐などの消化不良を起こす危険性があります。
猫の体に必要なのは、タンパク質です。
お餅を与えるより、肉などのタンパク質が豊富に含まれている食べ物の方が、猫は喜んでくれるはずです。
アレルギーが出ることもある
お米は、アレルギー反応が起きにくいと言われています。
しかし、それは人間の話で、猫によってはアレルギー反応を起こす事もあるのです。
アレルギー反応が出た猫は、強い痒みを伴います。
搔きすぎてハゲてしまったり、傷口が化膿するほど搔いてしまったりすることもあるので、与えるなら最初に少し与えて、アレルギー反応が出ないかを確認しましょう。
体にお餅がくっつく
餅と言えば「ネバネバ」「ネチャネチャ」しているのが特徴の一つです。
お餅を食べていて、口や歯や手にお餅がくっついてしまうことがありますね。
お餅の粘着力は意外に強く、くっつくとなかなか取れません。
それは猫も同じで、お餅を食べると口や歯にくっついたり、被毛についてしまう場合があります。
お餅が体のどこかにくっついてしまうと、猫はお餅を必死で取ろうとします。
そうすると、爪で口や体を引っかいて化膿してしまったり、被毛を舐めすぎて皮膚炎を起こす原因にもなりかねません。
最悪の場合は、飲み込む時にお餅が食道にくっついて、息ができない事もあるので、十分に注意してあげて下さい。
さいごに
お餅は栄養素も高く「パワーフード」と言われて、僕たち人間の中では親しみのある食べ物です。
しかし、猫に食べさせるのはどうでしょうか?
お餅自体は、食べさせても猫の体に影響はないですが、それなりのリスクを伴います。
肉食動物の猫には、タンパク質の豊富な食べ物を食べさせてあげる方が、ベストではないでしょうか。
食べる事が大好きな愛猫に、安全で好きな食べ物を食べさせてあげて下さいね。
おしまい
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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