こんにちは、りんさく(@sakurarin72)です。
だんだんと暖かくなってきましたね。
ところで、野菜は好きですか?
今の時期は、新鮮で美味しい春野菜ですね。
寒い冬を乗り越えて育ってきた春野菜は、すごく栄養価が高いと聞いたことがあります。
新陳代謝、血液促進、免疫力強化などの効果があるそうです。
しかし、人間にいいからと言って、猫に与えるのはちょっと…って感じがしませんか?
うちの猫たちもサラダを食べていると、欲しそうにお皿の前に座っていますが、人間にいいからといって、猫に与えても大丈夫なのでしょうか?
今回は「猫に与えてもいい食べ物の野菜編」です。
野菜は猫に必要?
そもそも、肉食の猫に野菜は必要なのでしょうか?
結論から言うと
猫が野菜を食べる必要はありません。
完全肉食動物の猫は、野菜から栄養をとれるわけではないので、必要性が低いと言われています。
しかし最近では「食物繊維が猫の健康を維持できる」という説も出てきているようです。
肉だけでは、抗酸化物質や酵素などの栄養素が、摂取しにくいからなのでしょう。
しかし猫は、野菜に含まれる炭水化物や食物繊維を、上手く消化をすることができません。
ちなみに犬は猫に比べると、野菜や果物の消化は得意だそうです。
猫は人間のように、肉、野菜、魚と、バランス良く食べる必要はありません。
最近のキャットフードには、総合栄養食という素晴らしいフードがあるので、それを与えていれば、健康には問題はないのです。
しかし、食べているものを欲しそうにしていると、ついつい食べさせてあげたくなるのが親心。
猫にとって、食べてはいけない危険な野菜以外なら、少しぐらいは与えても大丈夫です。
ただ、そのまま生で食べても大丈夫なのもあれば、与え過ぎると病気になるもの、ひと手間加えなければならないものがあります。
猫は野菜を消化する機能が低いため、もし食べるさせるなら、茹でるか蒸してから与えることをおすすめします。
人がよく食べる野菜ベスト10
「1日に350グラムの野菜を食べましょう!」というフレーズを聞いたことがありませんか?
これは、厚生労働省が定めている健康づくりの目標値です。
食卓には必ずと言っていいほど、野菜が並んでいますよね。
日本人の野菜摂取量ベスト10は次の通りです。
- 大根
- たまねぎ
- キャベツ
- 白菜
- にんじん
- ほうれん草
- トマト
- きゅうり
- かぼちゃ
- レタス
人間の摂取量が多いということは、もしかすると一緒に住んでいる愛猫が、食べてしまうかもしれません。
食べた野菜が、猫の体に大丈夫なものなら問題はありませんが、危険な野菜なら...というケースも起こるかもしれません。
「食べたらダメ!」と言っても、言うことを聞かないのが猫です。
飼い主さんが、注意してあげましょうね。
猫にとって必要なビタミンと危険なビタミンの事が書いてあります。興味がありましたら読んでみて下さい。
猫が食べてもいい野菜と危険な野菜
猫には「食べても大丈夫な野菜」「食べると危険な野菜」「食べ方に注意が必要な野菜」があります。
人間がよく口にする野菜は、猫も口にする事があるかもしれません。
猫にとって安全なのか危険なのかを、摂取量の高い順に見ていきましょう。
1.大根
大根は、猫にとって有害な成分が含まれていないので、食べても大丈夫です。
ビタミンB、C、カリウム、鉄分といった、猫の体に必要な栄養素が豊富に含まれています。
それと大根は、90%以上が水分でできているため、水分補給として与えるのもいいかもしれません。
ちなみに、大根の葉も大丈夫です。与えるのなら、食べやすい大根おろしがおすすめです。
ただ大根には、カリウムが含まれているので、過剰摂取は高カリウム血症、尿路結石、腎不全などの原因になる可能性があります。
それと、大根はアブラナ科です。アブラナ科の野菜には「ゴイトロゲン」という甲状腺に負担をかける成分が含まれているので、甲状腺に問題のある猫には、与えないないようにしましょう。
2.たまねぎ
猫にたまねぎは絶対に与えてはいけない‼
たまねぎに含まれる「有機チオ硫酸化合物」が、赤血球やヘモグロビン(赤血球中の酸素を運ぶ物質)を酸化させて壊れやすくし、溶血性貧血や血尿を引き起こします。
普通の貧血は、出血などで血がなくなって起こるのですが、猫のたまねぎ中毒の貧血は、血が壊されて起こる貧血なのです。
毒性は、調理しても加熱しても消えないので、ハンバーグやカレーやみそ汁などの、たまねぎが入った料理も与えてはいけません。
たまねぎだけでなく、長ネギ、ニンニク、ニラなどのネギ属は、食べさせないで下さい。
体重1㎏あたり5gで中毒になると言われています。
ちなみに犬は、体重1㎏あたり15gだそうです。
中毒症状が出るのは、12時間後~4日後と時間がかかります。
もし食べてしまったら、すぐに動物病院に連れていきましょう。
3.キャベツ
キャベツは猫にとって有害な物質が含まれていないので、食べても大丈夫ですが、生では与えないようにしましょう。
猫は、キャベツを上手に消化できないので、消化不良で下痢や嘔吐を引き起こすことがあります。
与えるのなら細かく切って茹でてあげましょう。
それとキャベツは、大根と同じアブラナ科の野菜です。
与え過ぎると、尿路結石になる可能性があります。
適量は、小さじ1杯と言われているので、それを目安に与えてあげて下さい。
4.白菜
白菜も猫にとって有害な成分は含まれていないので、食べても大丈夫ですが、猫は白菜の栄養素(カリウム、ビタミンKなど)をうまく吸収できません。
白菜の成分は95%が水分なので、水分補給の一つとして食べさせてあげましょう。
与えるのなら、スプーン1杯程度を細かく刻んで、茹でてあげましょう。
過剰に与えると、胃腸障害や尿路疾患になる可能性があります。
5.にんじん
にんじんは、猫にとっても栄養価の高い食べ物なので、食べても問題はありません。
抗酸化作用によるアンチエイジング効果や、デンタルケアにも効果があると言われています。
にんじんは水溶性ビタミンが多く含まれているのため、茹でると栄養素が溶けてしまいます。蒸して与えるようにしましょう。
生で与えると下痢や嘔吐の原因になる可能性があります。
6.ほうれん草
生で与えるのはダメ!
ほうれん草には、尿路結石の原因になる、シュウ酸が含まれています。
シュウ酸とは、いわゆるアクの成分で、ほうれん草以外にも葉菜類の野菜(キャベツ、レタス、白菜など)、タケノコなどにも含まれています。
猫にほうれん草を与える時は、必ず茹でてアクを抜いてから少しだけ食べさせてあげましょう。
しかし、ほうれん草は茹でると栄養素が溶解するそうなので、リスクを考えると食べさせない方がよさそうですね。
7.トマト
トマトは赤い果実なら食べても大丈夫です。
しかし、青いトマト(未熟な果実)、葉、茎、へた、花には「トマチン」という有害な成分が含まれているので、与えてはいけません。
胃腸障害を引き起こします。
与える場合は、16分の1(大さじ1杯程度)にカットをして、皮をむいて加熱して与えましょう。
8.きゅうり
きゅうりは、90%以上が水分でできていて、低カロリーなために猫が食べても大丈夫です。
生で食べても大丈夫ですが、細かく切り刻んで与えましょう。
しかし、猫にきゅうりを与えるメリットは、ほとんどないと言われています。
あえて言うなら、水分補給ができるということぐらいだそうです。
与える時は、皮をむいて細かく切ってから食べさせてあげましょう。
9.かぼちゃ
かぼちゃには、ビタミンやカリウムなどの栄養素が豊富に含まれているので、猫に与えても大丈夫です。
ただ、生のかぼちゃや種は与えないようにしましょう。
胃腸に負担がかかり、消化不良を起こす可能性があります。
与える時は、茹でるか蒸すかして、柔らかくしてから食べさせてあげましょう。
10.レタス
レタスはほとんどが水分で、カリウム、βカロテン、食物繊維なども含まれている野菜です。
生で与えても大丈夫ですが、消化がされにくいので、なるべくなら茹でて細かく切ってから、食べさせてあげましょう。
しかしサニーレタスは、カリウム、カルシウムを豊富に含んでいるので、食べ過ぎると腎臓病や尿路結石の原因になる可能性があります。
特に、腎臓に病気をもっている猫には与えないようにしましょう。
さいごに
いかがでしたか?
肉食の猫に野菜を与えるには、それなりに注意をする必要があります。
猫にとって野菜は、消化のしにくい食べ物なので、与え過ぎると消化不良を起こしかねません。
それと、野菜にアレルギーがある猫もいるので、注意しましょう。
特に2位のたまねぎは、絶対に食べさせないようにして下さい。
野菜は、ビタミンやミネラルが豊富に含まれているものが多いので、猫の体にも良さそうに思いがちですが、与え方を間違えば体調を崩すこともあります。
与えるのなら、生で与えることは控えて、ひと手間加えてから食べさせてあげましょう。
愛猫が、健康な体でいられるように、しっかりと管理してあげましょうね。
おしまい
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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