猫にも厄年ってあるの?愛猫を厄災から守るためにできること

 

こんにちは、りんさく(@sakurarin72)です。

 

先日、やっと初詣に行ってきたのですが、2月にもなると参拝客も少なくて、寒さが一層身に染みました。

寒い中、お寺や神社のような神聖な場所へ行くと、気持ちがシャキッとするのは僕だけでしょうか。

 

参拝が終わり、何気なく社殿の方へ目をやると、犬を連れたご夫婦がご祈祷をされていました。

ご主人さんの横にちょこんと座り、お祓いを受けている愛犬の後ろ姿が、とても可愛いかったです🐶

 

最近では、ペットも大切な家族の一員という事で、厄祓いや厄除けをペットと一緒にする方が、増えているそうです。

 

人間には、体調を崩しやすく災難を受けやすいと言われる「厄年」というものがありますね。

実は、この厄介な厄年が猫や犬にもあるのはご存知でしょうか?

 

今回は、「猫にも厄年ってあるの?」というお話です。

 

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厄年とは

「厄」とは、災難や病苦などの災い事を示し、「年」は年齢を意味しています。

つまり「厄年」とは、災いにあいやすく、体調や精神的に不安定な年齢という事です。

 

厄年は、古代中国から日本へ伝わった「陰陽道」という考え方の影響を受けて、作られたと言われています。

この考え方が日本に伝わったのは平安時代で、江戸時代には一般化されたそうです。

 

ただ、厄年が正式に作られたのは江戸時代なのですが、当時と今とでは風習や習慣が違うために、「現代には当てはまらない」、「参考程度にしかならない」という意見もあるようです。

 

厄年は「数え年」で表します。

数え年とは、生まれた時が1歳で、お正月(1月1日)が来るたびに、1歳づつ年を取るという数え方です。

 

数え年で、

  • 男性:25歳・42歳・61歳
  • 女性:19歳・33歳・37歳・61歳

が、厄年とされています。

さらに、この年齢の前年を「前厄」、後年を「後厄」として、3年間は注意をするようにと言われているのです。

その中でも、男性の42歳と女性の33歳は「大厄」と言われ、特に注意をする年齢とされています。

 

しかし、なぜこの年齢に災いが起こると言われているのでしょうか?

 

人生には、災難や不幸が3回ほど訪れるそうです。

その3回程の災いが起こる年を、「厄年」と言うようになったそうですが、この3回は人生においての大切な分岐点とも言われています。

 

厄年は、進学、就職、退職、結婚、出産など、人生の様々な転機に、迎える人が多いそうです。

そのため、いつもよりも色々な事を気にしてしまい、精神的、体力的に落ち着かずにダメージを負って、ケガや病気にかかりやすくなると言われています。

 

ようするに、「厄年は人生の変化が多い年なので、慎重に行動をしましょうね」と、忠告されている年なのです。

 

では、長年人間と共に生活をしてきた猫にも、厄年はあるのでしょうか?

 

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猫にも厄年ってあるの?

実は、猫にも厄年があります!

 

猫は、オスメス問わず12歳、14歳、17歳が厄年で、人間のように、前厄、後厄などはありません。

人間の年齢で言うと、64歳、72歳、84歳にあたります。

こうして見ると、人間より猫の方が少し高齢に設定をされていますね。

 

あと、猫には厄年だけでなく、七五三もあるのです。

昔は、子供のうちに亡くなる事が多かったために、七五三は「子供の厄年」と言われていました。

そのため、子供の健やかな成長と幸福を祈願するために、七五三という伝統行事が作られたそうです。

 

しかし、最近ではペットも大切な家族ということから、ペットが無事に成長をしてくれる事を祈って、ペットと七五三をする飼い主さんが多くなったと言われています。

 

それと同時に、「大切なペットに災いなどを受けさせたくない!」という想いから、愛猫や愛犬の厄祓いをする飼い主さんが増えたそうです。

 

猫や犬、その他のペットも、大切な家族ということなのでしょうね。

 

では、なぜ猫の厄年は高年齢に、設定をされているのでしょうか?

厄年は、人生の節目とされているため、精神的、体力的な疲労が溜まりやすく、病気やケガに繋がるケースが多いと言われています。

これは、人間だけでなく猫にも同じことが言えるのです。

 

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猫の12歳

人間でいうと、64歳です。

体力的にも衰えて、加齢による病気や老化による身体の故障が、出やすい年齢とされています。

人間の厄年が61歳に設定されているのは、そのためだと言われています。

 

同様に猫も高齢になると、様々な病気が出やすくなるために、12歳が厄年とされているのです。

 

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猫の14歳

人間でいうと、72歳です。

 

猫の寿命は、15~16年と言われています。

猫は、14歳を過ぎると体力が今まで以上に激減し、急激に身体の故障が増えて、病気にもなりやすいそうです。

猫の14歳は、体力面での節目なのかもしれませんね。

 

ある一説では、猫の厄年が14歳に設定されているのは、「飼い主さんへの忠告だ」という考えもあるようです。

猫の寿命が約15年と言われているために、「14年目は十分に注意をしてあげて下さいね」という、忠告なのかもしれませんね。

 

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猫の17歳

人間でいうと、84歳です。

84歳でも元気な方は大勢いますが、多くの方は身体のどこかが故障をしていたり、病気を持っているのではないでしょうか。

そのため、穏やかに過ごす方が多いと思います。

 

猫も同じで、体力的に辛くなってくる年齢です。

穏やかに過ごさせてあげましょうね。

 

この17歳の厄年にも、飼い主さんの想いが込められていると言われています。

「いつまでも元気でいてね。ずっと一緒にいようね」

という想いから、厄年に設定をされているのだとか。

 

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それ以外の厄年

獣医師さん、ブリーダーさん、動物霊園関係者さんの多くは、「猫の寿命の節目が厄年だ」と言われる方もいます。

そのため、4歳、7歳、10歳、15歳を、猫の厄年と考えているようです。

 

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猫の4歳

人間でいうと32歳です。

 

猫の4歳は、判断力や瞬発力が衰え始める年齢と言われています。

そのため、交通事故やケンカなどによるケガが多いです。

それが原因で、命を落とす事があるために、「厄年」と考えられています。

 

あと、猫は遺伝子疾患を持っていると、4歳までに発病をする事が多いために、「4歳は厄年」と言われているそうです。

 

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猫の7歳

人間でいうと、44歳です。

更年期が始まる頃ですね。

 

内蔵機能の低下、代謝の低下など、見た目ではわからない所が衰え始める年齢です。

それが原因で、大病になる可能性も少なくはありません。

 

体調管理は、しっかりとしてあげましょうね。

 

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猫の10歳

人間でいうと、56歳です。

 

生殖機能が衰え始め、体力面でも若い猫に追い越される年齢です。

あと、「腎臓病が発症しやすくなる年齢」とも言われています。

 

この時のケアで、先の寿命が大きく変わるとも言われているので、十分に注意してあげて下さいね。

 

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猫の15歳

人間でいうと、76歳です。

 

猫の寿命は、15~16年と言われているために、15歳を厄年と設定されたのでしょう。

15歳と言わず、20歳でも25歳でも生きられるように、穏やかな生活を送らせてあげましょうね。

 

 

猫と神社で会ったなら・・・という事を書きました。

ぜひ、読んでみて下さい。

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さいごに

厄年は、人生の節目の年だと言われています。

しかし、猫の厄年には科学的な根拠などはありません。

 

そのため、猫の厄年は「愛猫の健康管理や環境状態を見直すため」の、忠告なのかもしれません。

愛猫の寿命は、飼い主さんの愛情の深さで、いくらでも変わります。

大切な家族が厄災に負けないように、しっかりと管理してあげて下さい。

 

人も猫も、笑って過ごせる厄年なら最高ですよね。

 

おしまい

 


 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

猫との暮らし
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