こんにちは! りんさく(@sakurarin72)です。
愛猫が膝の上でゴロン。
飼い主としては、嬉しい瞬間ですね。
先日、テレビを見てながらウトウトしていると、愛猫のテンが僕の膝の上に乗ってきて、喉をゴロゴロと鳴らして甘えてきました。
その行動に僕は嬉しくなり、テンの背中をナデナデ。
テンも気持ち良さそうに、目を細めてウットリしていたのですが、2分ぐらいすると僕の手をカプッ!
そして猫キックの連打!
「ウソ~。さっきまでのウットリ顔はどういうこと?」
蹴られて、嚙まれて、引っかかれて...僕の手はあっという間に傷だらけになってしまいました。
しかし、そういう行動も可愛く思えてしまうのが、猫好きの辛いところですね。
猫を飼っている方なら、一度はこういう経験をされたことはありませんか?
なぜ急に、愛猫は怒るのでしょうか?
今回は、撫でている最中に怒り出す猫の心理についてのお話です。
愛撫誘発性攻撃行動とは
愛猫を撫でていると、突然嚙んだり、引っ搔かれたり、猫パンチや猫キックをされたことはありませんか?
この撫でている最中に猫が怒り出したり、抱っこをしている時に腕から逃げ出す行動を、「愛撫誘発性攻撃行動」と言います。
愛撫誘発性攻撃行動は、世界共通全ての猫に見られる行動だそうです。
英語では「Patting induoad aggression」
日本では「愛撫誘発性攻撃行動」又は「撫ですぎ猫反撃行動」と呼ばれていて、この行動には、猫の特性が関係していると考えられています。
怒る原因
撫でられている最中、急に猫が怒り出す明確な理由はわかってはいませんが、飼い主の撫で方に問題があるのではないかと、考えられています。
撫でる時間が長すぎる
猫というものは、自分勝手な生き物です。
「撫でて~」
と、甘えてきたかと思えば、数分後には
「もうやめてくれー--!カプッ」
なんて事も…。
猫は撫でられると、オキシトシンという幸せホルモンが分泌されて、幸福感に包まれると言われています。
このオキシトシンというホルモンは、撫でている人間にも分泌されるのです。
そのため、ついつい長時間撫でてしまいがちですが、猫は人間が思っているよりも短時間で、撫でられる事に満足すると考えられています。
つまり、猫が撫でてほしいと感じている時間よりも、飼い主が撫でている時間の方が長いと、
「もういいって!もうやめてくれ~」
と言って、手を嚙んだり、引っ搔いたり、猫パンチや猫キックをしてくるのです。
何とも身勝手な…と感じてしまいますね。
しかし、猫はやめてほしいと感じた時に、何らかのサインを飼い主へ出しています。
しっぽをパタパタとしたり、落ち着きがなくなったりしたら、「もういい、やめて」のサインです。
それを見逃したり、無視をして撫でていると、攻撃的な行動をしてきます。
人間もそうですが、嫌な事をされている時は、ストレスが強くなります。
特に、猫はストレスを受けやすい生き物です。
愛猫からの「イヤ!」のサインを、見逃さないようにしてあげましょうね。
触られたくない場所を触ったから
誰にでも触ってほしくない所、弱点ともいえる場所があると思います。
それは猫も同じで、「ここだけは触るなよ!」という箇所を持っているのです。
苦手とする場所は猫によって様々ですが、ほとんどの猫は「しっぽ」「お腹」「手足」を触られると嫌がります。
僕たち人間も、触られたくない場所を触られると、
「さわんな!」「やめろ!」
などと、拒否をしますよね。
猫も同じで、自分が触られたくない場所に触られると、
「やめてくれ~、さわんな!」
と感じて、攻撃的な行動をとってしまうのです。
猫によって苦手な場所は様々なので、愛猫の苦手な場所を把握をしてあげましょうね。
撫で方に問題がある
強めに撫でられたい猫もいれば、そーっと優しく撫でられたい猫もいます。
手のひらで撫でてほしい猫、手の甲で撫でられたい猫、軽くトントンを叩くようにされた猫など、好みは様々です。
人間なら「そこをもっと強く」「ちょっと痛いけど」「もっとゆっくりと優しくして」などと、言葉にして気持ちを伝えることができますが、猫はそうもいきません。
猫の場合は、
「ん~、撫で方がちょっと違うんだなぁ…」
「もうちょっと優しく撫でてよ~」
など、撫で方に不満がある場合は、しっぽをパタパタとしたり、こっちを見て小さな声で鳴いたりします。
それに、気づかずに飼い主さんのペースで撫で続けると、「カプッ」と嚙んでくるのです。
猫によって、撫でられ方の好みは違います。
愛猫の一番気持ちの良い撫で方を探すのも、飼い主の醍醐味ではないでしょうか。
色々な撫で方を試して、愛猫が一番喜ぶ撫で方を見つけてあげて下さいね。
猫は撫でられる事をどのように感じているのか?という事が書いてあります。
興味がありましたら、読んでみて下さい。
さいごに
猫というものは、自分勝手でわがままな生き物です。
しかし、それこそが世界中で愛される猫の魅力なのではないでしょうか。
嫌な事をされれば、人間も猫も怒る事は当然です。
怒る事は、すごいエネルギーを使い、ストレスも半端ないと言われています。
人間と生活をしている以上、猫には逃れられない事かもしれませんが、愛猫の気持ちを、少しでも理解してあげる事も飼い主の務めではないでしょうか。
猫は、飼い主の楽しそうな顔も見ると、自分も嬉しくなるとそうですが、逆も言えることです。
愛猫が楽しそうにしていると、僕たち飼い主も嬉しく感じますよね。
いつまでも、愛猫の気持ちに寄り添ってあげれるような、飼い主でいてあげましょうね。
おしまい
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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