こんにちは、りんさく(@sakurarin72)です。
「目は口ほどに物を言う」
誰もが一度は聞いたことのある、ことわざですよね。
2020年に始まった新型コロナウイルス感染症のおかげで、マスクをしている事が日常的になりました。
そのために、目だけを見てコミュニケーションをとることが多くなり、このことわざが最近注目されています。
何も言わなくても、目つきから気持ちや感情がわかるという意味です。
これに似たことわざで「目は心の鏡」というのもあります。
要は、心は目に表れるといったことなのでしょう。
しかし、ことわざのように目をじっと見つめられる事が、嫌な動物もいます。
「猫と仲良くなりたいのなら、目を見るな!」という話を、聞いたことはないでしょうか?
猫は、目を見られる事をすごく嫌がります。
今回は、もし猫と目が合ってしまったら?というお話です。
なぜ猫の目を見たらダメなの?
猫の好きなパーツは?という質問で、1位なのが「目」です。
ガラス玉のような透き通った猫の目は、じっと見入ってしまいますよね。
しかし、猫と仲良くなりたいのなら、その吸い込まれそうな綺麗な瞳を、じっと見つめるのは要注意です。
なぜなら、猫は目をじっと見つめられると、緊張感と警戒心を持ってしまうからです。
人間は、異性を7秒間見つめていると、惚れている証拠だそうです。
そして、相手もそれに気づくと、恋が生まれるかもと言われています。
これを、猫にするとどうなるでしょう。
猫は7秒間も見つめられると、緊張のあまり逃げ出してしまいます。
あるいは、7秒間も見つめ合うものなら「何か文句があるのか?」「こいつ、ケンカを売っているのか」という警戒心が芽生えて、平和主義者の猫はその場を立ち去ろうとします。
猫の中では「目を合わせる=ケンカを売っている」ということになるのです。
猫は、相手がなかなか目を逸らさなかったり逃げ出さないと、縄張りを荒らしに来たと思って、警戒態勢に入ってしまいます。
ほとんどの猫は、飼い主さんや仲良し猫に見つめられると、目を逸らすか毛づくろいやあくびなどをして、はぐらかそうとするはずです。
猫とコミュニケーシをとる時は、人間同士のように目を見て話すのではなく、目を合わさないようにコミュニケーションをとりましょうね。
猫に見つめられる
猫は、親子もしくは兄弟猫としか、目を合わさないと言われています。
そんな猫でも、飼い主さんをじっと見つめてくることがあります。
喋ることができない猫は、長年人間と生活していく中で「自分の意思を伝えるには、アイコンタクトだ!」という事を学びました。
愛猫に、じっと見つめられる時はありませんか?
それは、あなたにアイコンタクトを使って、何かを伝えようとしているのです。
先ほども言いましたが、基本的に猫は親子同士や兄弟同士のように、信頼した者としか目を合わす事はしません。
そんな猫が、飼い主さんの事をじっと見つめてくるという事は、飼い主さんを親子のように信頼をしている証拠です。
ちょっと嬉しい瞬間ですね(=^・^=)
しかし愛猫は、どういう気持ちでじっと見つめているのでしょうか?
自分の要求のため
飼い主さんに何かをしてほしい時に、じっと見つめる時があります。
例えば、
トイレの前でじっと見てくる時は
「汚れているから掃除してよ」
ご飯の食器の前でじっと見てくる時は
「お腹空いたよ、ご飯まだぁ~」
ドアの前でじっと見てくる時は
「向こうに行くから開けてよ」
といった感じで、自分の要求のためにじっと見てくる時があります。
その時に、愛猫の要求に応えてあげると、信頼関係がグッと強くなります。
愛猫に見つめられたら「何をしてほしいのだろう?」と、考えてあげて下さいね。
甘えたい時
のんびりとくつろぎながら、じっと見てくる時があります。
「甘えたいなぁ」
「ナデナデしてくれないかなぁ」
と思っている時です。
飼い主さんが何かをしていると「構ってよ~」と言わんばかりに邪魔をしてきますよね。
愛猫が飼い主さんにヤキモチを妬いていて、寂しがっている時なのですが、大人しくじっと見つめている時は、
「しおらしく、可愛くしてたら構ってくれるかも」
という、愛猫の作戦かもしれません。
目を細めて見てくる時、ゴロゴロ喉を鳴らして見てくる時も「甘えたい」という気持ちの時です。
少しの時間だけでも構ってあげると、すごく喜んでくれます。
ごめんね
いたずらをした時に、じっと見つめてくる事があります。
「やべっ、壊しちゃったよ」
「しまった。バレた…」
など、飼い主さんに怒られないかな、バレないかな、という気持ちで見てきます。
見返すとすぐに目を逸らしたり、チラチラ見ながら必要以上にスリスリしてきた時は、何かいたずらをしたのかもしれません。
犯行を追求して、優しくっ叱ってあげましょう。
でも猫は、叱られていても知らんふりをして、違うところを見ている時があります。
「ちゃんと聞いてるのかよ」
と思いますよね。
「叱っているのにこっちも見ない。ふてぶてしい態度だなぁ」と思いがちですが、猫が目を逸らすという事は、ちゃんと反省をしている証拠です。
叱るのも、ほどほどにしてあげて下さいね。
猫がじっと見つめる先に…。猫の視力などが書いてあります。興味がありましたら読んでみて下さい。
もし猫と目が合ったら?
猫と共に生活をしていると、1日1回は必ず目が合うと思います。
何気ない時に目がパッと合ってしまうと、猫は緊張状態になります。
その緊張状態が続くと警戒態勢に入ってしまうので、それまでに目を逸らしてあげましょう。
こちらが目を逸らして、敵意がない事を確認すると、緊張も和らいでいきます。
ですが、目が合った時に1番効果的なのは、瞬きをすることです。
瞬きをする
猫は、1分間に瞬きを3回程度しかしません。
猫の目には、第三眼瞼(だいさんがんけん)というものがあります。
人間は、上下の瞼(まぶた)の2つしかありませんが、猫や犬など他の哺乳類や鳥類には、瞬膜という第三の瞼(まぶた)があります。
猫の目頭を見ると、白色の膜のようなものが見えると思いますが、それが第三眼瞼(瞬膜)です。
この第三眼瞼は車でいうと、ワイパーみたいなもので、目に入ったゴミやほこりを取り払って、保護をする役割があります。
これがあるために、猫や犬などは瞬きをあまりしないのです。
あまり瞬きをしない猫が瞬きをする時は、愛情表現です。
愛猫があなたの方を見て、ゆっくりと瞬きをしてきた時は、
「あなたのことが大好きだよ」
と言っているのです。
大好き度があふれてくると、小さな声で「ニャン」と言いながら瞬きをしてきます。
飼い主からすると、至福の瞬間ですよね。
こちらも瞬きをして
「私も大好きだよ」
と返してあげて下さい。
瞬きの回数が多いほど、好き度が高いらしいです。
愛猫と目が合ったなら、目を逸らさずに瞬きしてあげる方が、喜んでくれるかも…です。
さいごに
「目は心の鏡」とよく言ったもので、人間だけでなく猫にも同じことが言えるのです。
猫が目を逸らすのは、愛想がないのではなくて、ちゃんと理由があったのです。
目を合わさない猫が、こちらを見ていたら「何かを伝えている」証拠です。
少し気にしてあげましょうね。
アイコンタクトで愛猫の気持ちを読み取る事はなかなか難しいものです。
しかし、こちらの気持ちを伝えることはできます。
瞬き
目が合ったら瞬きをして
「大好きだよ、いつもありがとう」
と気持ちを伝えてあげて下さいね。
おしまい
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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