ビヨ~ンと長くなる猫の体はどうなっているの?伸びる仕組みと心境

 

こんにちは、りんさく(@sakurarin72)です。

 

最近パソコンを長時間していると、肩と首回りが凝って体がだるい時があります。

何か体が凝らない、いい方法はないですかね。

 

ググッと体を伸ばして、コリを取っているのですが、体を伸ばすという事は、すごくリラックスができて気持ちがいいものです。

僕が伸びをしていると、隣で猫も伸びをしている時があります。

 

猫を飼っている方なら、1日に1度は必ず目にする光景だと思います。

 

「気持ちよさそう」と、思う方もたくさんいると思いますが、その反面「えっ?こんなに伸びるの」と思われる方もいるのではないでしょうか。

 

今回は「なぜ猫は、あんなに体を伸ばして伸びをするのか」というお話です。

 

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ビヨ~ンと長くなる猫の身体はどうなっているの?

お家の愛猫を見ていて

「ながっ!」

と思ったことはないでしょうか?

 

SNSで「伸びる猫」といって、画像や動画をアップしているのをよく見るのですが、どれもすごく可愛いくて、見ているだけで癒されます。

 

なぜ猫は、あれほどまでにビヨ~ンと伸びるのか?

それは猫の体の仕組みに、秘密があるのです。

 

伸びる仕組み

猫の背中にある「胸椎」という骨は、人間より1本多い13本

「胸椎」に連動した「肋骨」も、人間より1本多い13本

「腰椎」は人間より2本多い7本

猫の骨格を形成するパーツは、人間より約40本多い240本

椎間板や骨と骨を繋ぐ靭帯の伸縮率は約2倍

 

それと、猫は肉食動物なので、腸が短くできています。

そのために、体の支柱である脊柱が内臓を支える必要性が低いので、柔軟性が高いと言われています。

 

このようなことから、猫の体がビヨ~ンと伸びたり、丸くなったりと様々な格好ができるのです。

 

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猫の皮膚

猫の皮膚をつまんだことがあるでしょうか?

「とても柔らかく、すごく伸びる」と感じますよね。

 

猫の皮膚は、敵から身を守るためだったり、素早く動けるために伸びるようになっているのです。

 

特に、お腹から後ろ足にかけての皮膚は、非常に柔らかくてよく伸びます。

猫の種類にもよりますが、愛猫のお腹の皮膚を見ると、引っ張らなくてもポッコリというか、ビヨ~ンとなっていませんか。

 

その部分を「ルーズスキン」と言い、嚙まれた時や爪で引っかかれた時などに、内臓が致命傷を負わないためや、素早く走ったりジャンプするために「ルーズスキン」があるのです。

 

 

猫の筋肉の仕組みについて書いてあります。興味がありましたら読んでみて下さい。

 

猫が伸びをする心境は?

猫が、手足を目一杯広げて伸びをしている姿って、すごく癒されませんか?

 

めっちゃ可愛い(〃艸〃)ムフッ

僕だけ?まさかね・・・

 

猫の行動には、一つ一つ意味があります。

それが他愛のない、伸びをするだけの行動であっても、ちゃんと意味があるのです。

 

準備運動

人間は目覚めた時に伸びをすると、全身に活力がみなぎり、脳がシャキッとすると言われています。

それは猫も同じで、伸びをすることによって脳が活発化し、覚醒するのです。

 

伸びと一緒にあくびをしている姿もよく目にします。

まずは、あくびでたくさんの酸素を体に取り入れて、伸びで体を目覚めさせるというのが、一連の流れのようです。

 

目覚めの伸びの理由は、人間も猫も同じなのです。

 

それと、猫が素早く動く瞬発力にも伸びは、欠かす事ができません。

寝ている時は、手足の筋肉は使わないので、同じ体勢でいると筋肉が固まってしまいます。

その筋肉をほぐすために伸びをするのです。

 

目覚めの伸びは、人間の赤ちゃんだってします。

誰に教わるものではなく、生き物の本能がそうさせているのでしょう。

 

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血液を循環させる

寝ていた時に圧迫されていた血管が、伸びをすることによって解放され、血流が良くなります。

血流が良くなると、血液と一緒に酸素や栄養が全身に行きわたり、体中が新しいエネルギーでいっぱいになり、スッキリと目覚められるのです。

 

血行が良くなると体温も上がるので、寒がりの猫にとっては、欠かせない事でしょう。

 

デトックス効果

筋肉が縮んでしまうと、疲労物質が溜まりやすいと言われています。

それは人間も同じです。

特に冬場は、寒くて体を小さくして寝ることが多いので、コリやむくみの原因になりやすいのです。

 

同様に猫も、筋肉が縮むと血流やリンパの流れが悪くなり、老廃物が溜まりやすくなります。

伸びをして血流を良くすることによって、その血液中に溜まった老廃物(乳酸、二酸化炭素など)を体外に出しているのです。

 

猫がデトックスなど考えるはずもないので、野生で生きてきた猫の本能が、そうさせているのかもしれませんね。

 

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緊張をほぐす

伸びには体をほぐすだけではなく、気持ちをほぐす効果もあると言われています。

 

見知らぬ人や見慣れない猫などと会った時に、伸びをすることがあります。

これは「逃げるべきか攻撃するべきか」という、緊張した気持ちを表しているのです。

 

それとは逆に伸びをすることで、緊張がほぐれてリラックスをしている時があります。

人間も同じ体勢で何かをしていた時に、伸びをしてひと息つくと、すごく気持ちがいいですよね。

それと似たような感じなのでしょう。

 

気持ちの切り替え

失敗をした時や遊んでいる時に、伸びをする事があります。

 

「転位行動」と言って、やっている事とは違う事をして、気分転換をする事です。

転位行動には伸びをするだけでなく、爪をといだり、毛づくろいをしたりする時もあります。

 

「ありゃ・・・失敗をしちゃったよ」

「このおもちゃに飽きたから次は何しようかな」

などといった、気持ちを切り替える時にする仕草です。

 

気持ちの切り替えをする以外に、気持ちを抑える時にする事もあります。

例えば

飼い主さんを見て、伸びをする時があります。

 

「やったー!飼い主さんが来た」

 

という、今にも嬉しくて飛びつきたい気持ちを、抑えるために伸びをする事もあるようです。

そう思っているのなら、こっちから飛びつきますよね。

 

 

「猫があくびをするのは眠いだけじゃないんだよ」という事が書いてあります。興味がありましたら読んでみて下さい。

 

さいごに

猫の行動には一つ一つ意味があります。

ただ単に、気持ちがいいからするのでは、なさそうですね。

 

猫のお尻を突き出して、両手を伸ばし背中をそらすポーズは、人間にとっても自律神経が整い、脳を活性化させる効果があると言われています。

 

愛猫と一緒に、猫ストレッチを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

おしまい

 

ストレス解消、運動不足には体を動かすのが一番!楽しく遊ばせてあげましょうね。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

猫の気持ち
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