猫の目は色を認識できるの? 猫にも好きな色と嫌いな色があった

 

こんにちは! りんさく(@sakurarin72)です。

 

先日、イルミネーションを見に行ってきたのですが、色とりどりですごく綺麗でした。

毎年この季節になると、日本三大イルミネーション

  • あしかがフラワーパーク(栃木県)
  • ハウステンボス(長崎県)
  • さっぽろホワイトイルミネーション(北海道)

を見に行こうと思うのですが、うちから遠いということもあって、なかなかね^^;

 

イルミネーションに限らず、人間が見える全てのものには、必ず「色」がついています。

もし見えるものに「色」がなければ、何を見ても綺麗と感じることはないでしょう。

 

僕たち人間が色を識別できるのは、目の網膜に錐体(すいたい)と呼ばれる視細胞が、あるからなのです。

人間や霊長類は、3種類の錐体を持っていると言われています。

その錐体が知覚する波長によって、たくさんの色を認識する事ができるのです。

 

しかし近年の研究で、第4の錐体を持つ人がいるのではないかと、検討されています。

これは、普通の人(3種類の錐体を持つ人)の100倍もの色が識別できると言われており、およそ1億もの色が認識できるそうです。

どんな世界なのかは、見当もつきませんね。

 

では、いつも外を眺めている哺乳類の猫は、どのように見えているのでしょうか?

 

今回は、猫は「色」を認識できるのか?というお話です。

 

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猫は色を認識できるの?

以前までは、猫には色を認識できないと言われていました。

しかし最近の研究で「猫にも見える色がある」という事が、わかってきたのです。

 

色を感じるのは、感光色素を含んだ錐状体(すいじょうたい)という視細胞の働きによって認識しています。

人間は、錐状体の視細胞をたくさん持っているので、様々な色を感じることができますが、猫には錐状体の視細胞が少ししかないために、たくさんの色を感じる事ができないのです。

 

しかし猫は、光の明暗を感知する桿状体(かんじょうたい)という視細胞を、人間の2倍以上持っています。

暗闇で獲物を捕まえる猫には、生きるうえで色より光の方が必要だったのでしょう。

 

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猫は何色が見えるの?

目の奥には、光を感じとる「網膜」と呼ばれる部分が存在します。

その網膜には、色を判別する「錐状体」、白黒を判別する「桿状体」という、2つの視細胞があります。

 

僕たち人間は3色型色覚といって、青色の3種類を判別する「錐状体」を持っています。

稀に女性の約2%は、紫外線も見える4原色を持つ人もいるそうです。

 

しかし猫は、の2種類しか見えない2色型色覚です。

緑から黄色を感じる色覚細胞が約85%、残りが青色から紫を感じる色覚細胞だと言われています。

つまり人間でいうと、赤色が見えない赤盲目の方と、同じような見え方だそうです。

鳥や猿などは果肉を食するために、熟している赤と未熟な緑を判別する目が必要ですが、肉食の猫にとって赤色というのは、さほど重要ではなかったために、見えなくなっていったと言われています。

 

夜行性の猫にとって、鮮やかな色よりも僅かな光の方が、大切だということなのでしょうね。

 

猫が見える色

 

見えない色、見にくい色

  • グレー

 

見える色の中でも黒が、一番ハッキリと見える色だそうです。

逆に、赤とグレーは見えにくくて、特に赤は全くわからず、グレーっぽく見えると言われています。

 

あまり色を認識できない猫にも、実は好む色と嫌う色があるのです。

 

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猫が好きな色と嫌いな色

皆さんは何色が好きですか?

僕は、混じりっけがない白が好きです。

 

人にはそれぞれ、好きな色や嫌いな色があると思います。

実は猫にも、好きな色と嫌いな色があるのです。

 

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猫が好きな色

黄色

猫の色覚細胞は、黄色から緑を感じる割合が、約85%程あります。

つまり黄色と緑、黄色と緑が混じり合う色は、はっきりと見えているということなのです。

はっきりと見えていることもあって、猫は黄色と緑を好むと言われています。

 

猫のおもちゃで実験をしたところ、黄色と緑には「よく飛びつく」「よくじゃれる」という結果が出たそうです。

機会があれば試してみると、面白いかもしれませんね。

 

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ピンク

猫は、赤系の色が見えていないはずなのに、なぜかピンク色を好む猫が多いです。

人間はピンク色を見ると、幸せな気持ちになると言います。

それは、赤ちゃんの時に過ごした母親のお腹の中の色と、同じだからだそうです。

 

猫がピンク色を好む理由は、はっきりした事がまだわかっていませんが、もしかすると猫も同じ理由で、ピンク色が好きなのかもしれませんね。

ちなみに猫から見たピンク色はグレーっぽく見えるそうです。

 

蛍光色

猫は、テカテカしたものやエナメル素材のようなものは、苦手とされていますが、蛍光色は好きな猫が多いようです。

その中でも、ピンクや暖色系の蛍光色に、強い反応を示す猫が多いとか・・

 

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猫が嫌いな色

・黒色

猫が、もっともはっきりと見える色が、黒色だと言われています。

そのために、威圧感を感じてしまうことから、黒色を嫌う猫が多いようですが、はっきり見えるから黒色が好きという猫も、たまにいるそうです。

特に、エナメル素材のようなテカテカした黒い服を着ている人を見ると、猫は強い恐怖を感じてしまいます。

猫と仲良くなりたい時は、黒い服は控えましょう。

 

一説には、猫の天敵のカラスが黒色だから、猫は黒色が嫌いなのだとか...

 

じゃあ黒猫はどうなの?

黒猫じゃない猫が黒猫を見たら怖がるの?

 

と、疑問に思いますよね。

「猫同士なら大丈夫」「猫が黒猫を見てもすぐに慣れる」「そこが猫の不思議なところだ」などと色々な意見がありますが、はっきりとしたことはわかっていないようです。

 

何かの本で「猫の中でケンカが一番強いのは黒猫だ」「黒猫は1人でいる事が多い」という事を読んだことがありますが、もしかすると猫は黒色が苦手という事が、関係しているのかもしれませんね。

真相はわかりませんが...

 

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さいごに

 

猫の色覚は、まだまだ謎が多いです。

人間と猫では見える色の世界が、まったくと言っていいほど違います。

 

愛猫の事を考えるなら、緑や黄色、ピンクや青色などを部屋や家具などに取り入れてあげるといいのでしょうが、自分の好みを我慢してまで変えることはありません。

黒色が好きなら、黒い服を着ていてもいいと思います。

 

ただ、愛猫の前では上着を羽織って黒を隠すとか、ちょっとした気づかいをしてあげる事で、愛猫との絆がより一層深まるのではないでしょうか。

愛猫におもちゃやベッドを買ってあげる際には、緑や黄色やピンクなどを選ぶと、喜んでくれるかもしれませんね。

 

人間も猫も、色の世界を楽しみましょうね。

 

おしまい

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

猫の気持ち
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