こんにちは! りんさく(@sakurarin72)です。
日に日に、暑くなってきましたね。
家へ帰ると「暑い~💦」と言わんばかりに、廊下で猫たちが寝そべって伸びていました。
モフモフの毛皮を着ているので、暑いのは当然でしょうね。
かと思えば、猫ベッドで仲良くくっついて寝ている時もありますね。
「暑くないんかい!」と、突っ込んでしまいそうですが、そっとしておこう。
以前ある調査で、「多頭飼いをしていて、1番ほっこりとする瞬間は?」という質問に、ほとんどの方が「一緒に寝ている姿を見た時」と答えたそうです。
その他にも、一緒に遊んでいる時、毛づくろいをしあっている時、追いかけっこをしている時、などの答えが多くありました。
猫同士の仲の良さを見るのも、多頭飼いの醍醐味ですよね。
しかし、猫といえば単独行動をする生き物。
そんな猫がどうして、一緒に寝たり、同じポーズでくつろいでいたり、同じお椀でご飯を食べたりしているのでしょうか?
今回は、なぜ仲良し猫はくっついて行動をするのか、というお話です。
猫団子
多頭飼いの方なら一度は見たことがある「猫団子」。
複数の猫が、くっついている様子の事を表した言葉ですね。
丸くなってくっついて寝ている姿が、団子のように見えることから、「猫団子」と呼ばれるようになりました。
この「猫団子」は、日本の猫好きさんが考えたものなので、日本特有の呼び方だそうです。
英語では猫団子状態の事を「The cats are cudding」といい、猫がくっついているとそのままの表現をしているのだとか。
しかし猫は、単独で行動をする生き物です。
それがなぜ猫同士は、くっついてしまうのでしょうか?
いつも一緒
猫同士がくっついている姿って、見ているだけでほっこりしますね。
本来猫は、マイペースで縄張り意識が強く、単独で行動をする生き物です。
そんな猫が、くっついて一緒に寝たり、ご飯を分け合って食べたり、一緒にトイレをしているのは、なぜでしょうか。
くっついて寝る
「好きな人に触れていたい」という気持ちは、誰にでもあるはずです。
人間は、大好きな人とハグをするだけで、βエンドルフィンという神経伝達物質が分泌されて、多幸感が得られると言われています。
よく言う「幸せホルモン」と呼ばれるものです。
この幸せホルモンには、
- 癒し効果
- リラックス効果
- 睡眠環境の向上
- 免疫力の向上
などの働きがあります。
しかし、誰でもいいからハグをすればいい、というものではありません。
大好きな人とのハグでしか、「幸せホルモン」は分泌されないそうです。
それ以外の人だと、ストレスになってしまうのだとか。
この現象は、人間だけでなく猫にも言えるそうです。
まだ自立ができない子猫は、母猫や兄弟猫と体をくっつける事で、強い安心感を得られるといいます。
猫も人間のように、くっつく事で「幸せホルモン」が分泌されるのかは定かではありませんが、リラックスができて癒されることは、たしかなようです。
しかし、成猫になると安心感より寒さ対策で、くっつくことが多いと考えられています。
寒さが苦手な猫にとって、温かい体温を維持する事は大切なのです。
飼い主さんにくっついて寝たり、仲の良い猫同士がくっついて寝るのは、相手を信頼しているからできる行動なのでしょう。
猫も人間も、大好きな人にくっつくと幸せな気持ちになるのは、同じなのかもしれませんね。
ご飯を一緒に食べる
この行動は、飼い猫にしか見られないと、言われています。
野生の子猫時代は、母猫のおっぱいを共に飲んだり、分け合いっこしながら成長をします。
しかし成猫になると、獲物を分け合って食べるということはしません。
「自分のものは自分のもの、絶対に誰にもあげない」という気持ちがあるからだそうです。
それは、野生の猫が誰かと協力をして、獲物を捕まえるという習慣が、ないためだと言われています。
これが飼い猫になると、ごはんを食べられない心配はありません。
飼い猫は、必ずごはんがもらえる事をわかっているため、一緒に食べたり、ごはんを譲ってあげる事ができるのです。
食べ物にありつけない、という心配がないからでしょう。
環境の違いで、こうも変わるのですね。
トイレも一緒
猫は、自分のトイレに強いこだわりをもっています。
汚れているだけで、ストレスは上昇。
猫によっては、「早く掃除しろよ」と催促をしてくる猫もいるほどです。
トイレの数は、頭数+1個が理想だと言われていますが、多頭飼いをしていると、同じトイレで用を足す光景をよく目にします。
中には、ツレションをしているかのように、一緒にオシッコをしている時がありませんか?
この一緒にトイレをする行動には、色々な理由があると言われています。
- 片方につられて
- 母猫や兄弟猫や先住猫の真似をしている
- 自分の匂いを残したいため
- 仲良しだから
などの理由からだと言われていますが、仲が悪いと同じトイレでする事はないそうです。
要は、仲良しだからこそ同じトイレを使ったり、一緒にオシッコができるのだと、考えられています。
相手の事を「仲間」と、認めている証拠なのかもしれませんね。
同じポーズをする
猫に限らず、動物には同じポーズをする事があるようです。
僕たち人間もどこかへ遊びに行くと、同じポーズをして写真を撮ったり、ペアルックでお出かけをしたりしますよね。
この時、仲の良い友達や大好きな人としか、そんなことはしないはずです。
猫も同じで、仲の良い猫としか同じポーズはしません。
「僕たちは仲良しなんだよ」
「こいつとは仲間なんだ」
と、周りにアピールしているのだとか。
「この先も、こいつとは仲良くやっていきたい」という意思の表れだそうです。
さいごに
猫同士がくっついているのは、相手の事を信頼しているからなのでしょう。
単独行動を好む猫が、同じ空間を共有できるのは、仲が良い証拠なのです。
人間が大好きな人に触れて、安心感や幸福感を感じる気持ちが、猫にも同じようにあるのかもしれません。
大好きな飼い主さんにくっついたり、大好きな猫にくっついたりして、安らぎを感じているのでしょう。
猫が幸せそうにくっついている姿は、見ているこっちまで幸せな気持ちになっちゃいますね。
人間も猫も「大好きな人のそばが一番幸せ」ということなのでしょうね。
おしまい
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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