こんにちは、りんさく(@sakurarin72)です。
先日YouTubeで、猫の背中にインコが乗って、猫の頭をツンツンしている動画を見つけました。
それ以外にも、子猫がヒヨコとじゃれあったり、ハムスターが猫のお腹で寝ている動画などもありました。
猫が違う動物と仲良くしている姿って、なぜかほっこりした気持ちになりませんか。
ほんわかとした動画に、すごく心が癒されました。
しかし、猫は狩猟動物!
そのため、猫が鳥やネズミのような小動物と仲良くすることは、猫の本能的に考えにくいと言われています。
ただ、生まれた時の環境や子猫の時に学んだ経験から、他の動物たちと仲良くなる事もあるそうです。
猫を飼っている方の中には、
- 猫とウサギを飼いたい
- 猫と他の動物を飼いたい
- 猫を飼っているけど犬も飼いたい
などと、考えたことがあるのではないでしょうか。
また、「インコを飼っているけど、猫も飼いたい」などという、逆の場合もあったりしますね。
どちらにせよ、家族が増えるという事は楽しいものですが、仲が悪くてはストレスになるだけです。
ということで今回は、「猫と相性の良いペットは何?」というお話です。
ペットとは
ペットは、人の心を和ませてくれたり、生活に彩りを与えてくれたりと、僕たち飼い主にとってはかけがえのない存在です。
そのため、最近では「ペット」という呼び方に、疑問を感じている方が多いと言われています。
なぜなら、家族と思い出を作る時間には、必ずと言っていいほど「ペット」が加わっているからだそうです。
病気をすれば病院へ連れていき、帰宅をすればお出迎えをしてくれる。
また、辛いことがあれば寄り添ってくれたり、楽しいことは一緒に喜ぶなど、やっている事は家族と何にも変わらないのに、「ペット」という言葉で片付けるのは、納得がいかないという意見が多いようです。
そのため、最近では「ペット」と言わずに、「家族」と言う飼い主さんが、増えています。
愛玩動物(あいがんどうぶつ)
僕たちは、一緒に暮らす動物の事を「ペット」と呼んでいますが、なぜ動物の事をペットと呼ぶようになったのでしょうか?
ペットとは、
愛玩を目的として飼育される動物のこと
愛玩とは、
可愛がって大切にすること
では、愛玩動物とペットは何が違うのでしょうか?
愛玩動物は、人の欲求を満たすために飼われている動物。
仕草や鳴き声を楽しんだり、可愛がったり、寂しさを紛らわすなど、人の心を和ます目的で飼われる事が多いです。
ペットは、家庭で飼われている動物の事で、ほとんどの人が家族の一員として迎えるようです。
最近では、「愛玩動物」と「ペット」を区別して使う方は、少ないと考えられています。
そのため、「愛玩動物=ペット」という考え方が、一般的になってきたそうですが、法律上では「愛玩動物」と「ペット」は、明確に区別がされているのです。
ちなみに、「ペット」という言葉は、西洋文化から日本へ入ってきたとされています。
このペットの語源には、様々な説が囁かれていますが、今現在有力とされているのは、この2つの説です。
- スコットランド語の「Petty(小さな重要性)」という単語が、「Pet(ペット)」という言葉になった説。
- 英語の「Petting(愛撫、撫でる)」という単語が、「Pet(ペット)」という言葉になった説。
1は見た目、2は行動、どちらの可能性も否めません。
意味が分かるとペットという言葉も悪くない気はしますが、やはり「家族」と呼ぶ方がしっくりきますよね。
以前までは、ペットといえば「犬」という感じでしたが、今現在は猫を飼う人の方が多くなっています。
また最近では、猫と犬、猫と鳥など、猫と違う種類の動物を飼いたい!という方が増えてきたそうです。
では、猫と相性の良い愛玩動物は、一体何なのでしょうか?
猫と一緒に飼える動物
猫を飼っている方の中には、「猫以外の動物も飼ってみたい!だけど猫も飼いたい」という方がいるのではないでしょうか。
家族へ迎え入れた動物に、もしものことがあったら...
なんて考えちゃいますよね。
では、猫と相性の良い動物は一体誰なのでしょうか?
猫と犬
ペットの王道といえば、猫と犬ではないでしょうか。
SNSなどで、猫と犬が楽しそうに遊んでいる姿をよく目にします。
相性自体は良いとされている2人ですが、生活スタイル自体は正反対です。
猫は単独行動を好み、犬は団体行動を好む。
猫は自分の時間を大切にしたいタイプ、犬はみんな(飼い主さんや他の動物)でワイワイしたいタイプ。
そのくせ、お互い自分の縄張りに対する意識は強い。
一見、相性が悪そうな2人ですが、「お互いに意識はしているけど干渉はしない」という部分があるため、生活環境を工夫してあげれば、仲良く暮らすことができます。
たとえば、縄張りを犬は低い所で猫は高い所にさせるとか、寝る場所を離してあげるなどの工夫で、仲良く暮らせるはずです。
ただ、注意しなければいけないのが、ごはんです。
猫と犬とでは、必要としている栄養素が違います。
猫はタンパク質、犬は炭水化物です。
猫がドックフード、犬がキャットフードを食べても、さほど問題はないと言われていますが、それは少しだけならという事です。
それが何日も続くと、栄養が足りなくなり、体調不良になる可能性が出てきます。
ごはんの共有は、しないようにしましょうね。
猫とハムスター
ハムスターは、ネズミと同じ「げっ歯類の一種」です。
猫が人間に飼われるようになった理由は、ネズミを駆除してもらうためだと言われています。
そのため、猫にとってのネズミは捕食動物です。
猫からしたら、ネズミもハムスターも区別がつかないために、捕食動物の対象になってしまいます。
また、ハムスターにとっての猫は、「恐怖」でしかありません。
ハムスターは、猫の大きさ、鋭い爪、牙などを見ると、本能的に逃げてしまうそうです。
そのため、猫とハムスターの相性は「最悪」だと言われていますが、お互いの存在を感じさせないようにすれば、飼う事が可能とされています。
別々の部屋でお互いのスペースを作ってあげて、ストレスを感じさせないようにしましょうね。
猫と鳥
SNSなどで、猫とインコ(鳥)が仲良くしている姿をよく目にします。
しかし、専門家の話によると、あんなことはまれなんだそうです。
基本、猫と鳥の相性は良くありません。
猫は、目の前を素早く動くものに、反応をする習性があります。
そのため、自分より小さな生き物が目の前を素早く動くと、獲物だと思ってしまうのです。
つまり、猫と鳥は「捕食者と捕食されるもの」の関係性だと考えられています。
「うちの猫はおとなしいから大丈夫」と思っていても、猫の狩猟本能にいつ火が付くかわかりません。
ましてや、鳥からすれば猫は天敵。
特にインコは、繊細な性格をした子が多いために、天敵の猫を見るだけで、強いストレスを感じてしまうそうです。
もし、猫と鳥を飼うのであれば、お互いの目がつかない(別々の部屋)ところで、飼うようにして下さいね。
猫と金魚(熱帯魚)
猫は水が苦手。
そのため、水の中で生活をする金魚や熱帯魚は、一見安全なように思えますが、全然そんなことはありません。
猫にとって魚の動きは、すごく気になるそうです。
いったん狩猟モードに入ってしまった猫は、水だろうが何だろうが、器用に捕獲をしようとします。
最悪の場合は、水槽をひっくり返してまで、金魚などを捕獲しようとする事があるのです。
しかし、金魚や熱帯魚に興味を示さない猫も多いと言われています。
性格が穏やかな猫、歳をとって落ち着いている猫などは、水槽を眺めているだけか、まったく興味を示さないかの、どちらかだそうです。
また、金魚や熱帯魚は猫を見ると、ストレスを感じる事があると考えられています。
そのため、もし一緒に買うのなら、お互いの目が届かない所で飼うようにしましょうね。
猫とウサギ
自然界では、猫が捕食者でウサギが捕食される側の関係性なために、猫の方が優位の立場です。
しかし、猫とウサギは1日の活動サイクルが似ているために、相性は良いとされています。
また、猫は神経質でウサギは臆病。
それにお互いがマイペース。
そういう性格的な面でも、同居はしやすいと考えられています。
しかし、猫もウサギも縄張り意識が強い動物です。
特にウサギは、自分の縄張りに猫が近づいてくると、強いストレスを感じると言われています。
もし一緒に飼うのなら、お互いの縄張りを確保してあげて下さいね。
猫の社会期がポイント
猫は、細かく動く小動物にすごく興味を示します。
それが同じ立場のペットでも、捕食側と捕食される側の関係性は変わらないのです。
では、「猫と小動物を一緒に飼う事はできないのか?」と言われれば、そんなことはありません。
人間には、人間関係や社会に関する価値を身につけるための、「社会化期」という時期があります。
実は、猫にも「社会化期」が存在するのです。
猫の社会化期は、生後2週齢~9週齢とされていて、この時期の過ごし方で、その猫の性格が決まると言われています。
別名「感受期」と呼ばれ、脳や感覚、運動機能が大きく発達する、大切な時期でもあるのです。
そのため、周囲の影響を受けやすく、この時期にどんな経験をしたかで、その後の行動や性格に大きな影響を与えると言われています。
また、この「社会化期」に他の動物と暮らしていると、子猫は「仲間だ!」と認識をするそうです。
つまり、「社会化期」と言われる子猫時代に色々な動物に触れさせると、「インコでもハムスターでも、誰にでも仲良く接することができるのではないか」と、考えられているのです。
逆に、「社会化期」を過ぎると警戒心が強くなるために、自分の縄張りへ他の動物が入ってくると、攻撃をするようになります。
猫と他の動物を飼う時は、猫の社会化期に合わせると、いいかもしれませんね。
猫と相性が良い動物
- 犬
- ウサギ
- フェレット
- ハリネズミ
- ミーアキャット
猫と相性が悪い動物
- ハムスター
- インコ、文鳥
- 金魚、熱帯魚
相性が良い悪いに限らず、お互いのスペースを作ってあげる事は必要です。
猫にも他の動物にも、ストレスを感じさせないようにしてあげましょうね。
さいごに
猫は狩猟動物なために、他の動物と仲良くすることは難しいと言われています。
しかし、それは環境への配慮や飼い主さんの気配りで、猫と他の動物を飼う事は可能になると思います。
ペットといえども、一度飼ってしまえば家族の一員です。
仲が良いに、越したことはありません。
もし、仲が悪くても飼い主さんの工夫と気配りで、ストレスなく同じ屋根の下で暮らすことができるはずです。
一番やってはいけないのは、「仲が良くないから手放す」という選択です。
家族をそんな理由で簡単に手放すな!
という事です。
そんなことがないように、動物を飼う時はしっかりと責任を持ちましょうね。
猫と相性が良さそうな動物を色々とご紹介しましたが、猫と一番付き合いが長いのは人間です。
大昔から、猫と人間は共に生きてきました。
そう考えると、猫と一番相性が良い動物は人間なのかもしれませんね。
おしまい
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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