こんにちは、りんさく(@sakurarin72)です。
いつも何気なく愛猫と生活をしていますが、猫との他愛もない行動が、人間にとって素晴らしい効果があるのです。
ペット保険会社「アイコム損害保険」が、【猫と暮らし始めて健康になりましたか?】という質問を問いかけたところ、回答数4036件のうち50.8%の方が健康になったと答えたそうです。
さらに、【猫と暮らし始めて幸運度が高まったか?】という質問に対しは、99.7%の方が幸運度が高まったと答えたそうです。
なぜ猫には、人間を幸せにさせるパワーがあるのでしょうか。
猫との暮らし
スイスのとある研究で、『猫と過ごす時間は恋人と過ごす時間と同じぐらい、幸福感を感じられる』と研究結果を発表しました。
猫が人間に与える癒しホルモンは、
- 幸せホルモン・・・セロトニン
- 愛情ホルモン・・・オキシトシン
猫と普通に生活しているだけで、幸せ感が得られるのです。
セロトニンとは、
別名「幸せホルモン」と呼ばれ、感情、精神面、睡眠などに深く関わり、人間に大切な三大神経伝達物質の1つです。
セロトニンが不足すると、ストレス障害、うつ病、睡眠障害などの原因になると言われています。
オキシトシンとは、
「愛情のホルモン」「幸せホルモン」と呼ばれ、女性の出産や子育てに関係すると、言われています。
好きな人とイチャイチャすると、オキシトシンが大量に分泌されるそうです。
別名「思いやりホルモン」と呼ばれ、人に優しくするだけでも分泌されるそうです。
オキシトシンが分泌されると、ストレスを緩和して幸せな気分になるのです。
その人間にとって幸せになるホルモンが、猫と居るだけで満たされるのです。
猫は、可愛がってもらった人や幸せにしてくれた人には、それ以上の愛を返してくれます。
猫の愛より偉大なものがあるだろうか
チャールズ・ディケンズと言う小説家の言葉です。
猫は、優しくしてもらった人のことは絶対に忘れないのです。そしてそれ以上の愛情で人間に恩返しをしてくれるのです。
猫からの愛情が、人間にとって幸福感を与える、ということだと思います。
居るだけで得られる効果
猫と暮らしてよかったことは?という質問に9割の方が「一緒にいると癒される」と回答しました。
あの勝手気ままな猫がなぜ人間の心を癒してくれるのでしょうか。
撫でるだけで癒される
猫の可愛さの一つでもあるのが「もふもふ」とした毛並みですよね。顔をうずめたくなったり、触りたくなったりします。
僕もよく顔をうずめては、引っかかれています(笑)
人間は猫を撫でるだけで、幸せホルモンの「オキシトシン」が分泌されるのです。
人間は、柔らかいものや人肌の温かいものに触れると「C触覚線維」というものが脳に伝わります。それを受けた脳は、オキシトシンを分泌するのです。
人間の脳は猫の体に触れると、C触覚線維によく反応をして、オキシトシンが分泌しやすくなるので、幸福感を感じられるそうなのです。
人間だけでなく猫も撫でられると、オキシトシンが分泌されるのです。
猫の体には、信頼できる相手にだけ触れることができる、感覚受容器というものがついています。
危険を察知して身を守る部分なのですが、その部分を触れられると、とても気持ちよく幸福感が得られるです。
猫を撫でてあげるポイントは、
- 眉間
- 口元(ひげ周辺)
- 耳
- あごの下
- 首
- 前足、後ろ足の付け根
- 背中
触ってはダメなところは、
- 手足の先
- しっぽの先
- 頭
- お腹
逆セラピー
逆セラピーと言う言葉をご存知ですか?
誰かに何かをやってあげたり、誰かに何かを与えたりすることで、「自分でも誰かのために何かができるのだ」という、達成感や満足感で自分自身が癒される事を「逆セラピー」と言います。
体が小さい猫のお世話をすることで、「自分でもできるのだ」という自信がついて、それが生きていることに張り合いができて、癒されるそうです。
それじゃあ犬でもいいのでは?と言いたくなりますが、犬は散歩をさせてあげないといけなかったり、人間にべったりの部分があるので、それが人間にとって負担になる可能性があるそうなのです。
その点、猫は自由気ままな存在なので、遠からず近からず人間にとって、落ち着く距離感なのです。
ゴロゴロ音
猫を撫でると「ゴロゴロ~」と喉を鳴らしてくれます。
このゴロゴロ音には、人間の自律神経の一つでもある、副交感神経を優位にさせる働きがあるのです。
副交感神経が優位になると、筋肉が和らいでリラックスができたり、血圧を下げる効果があるのです。
猫がリラックスしている時のゴロゴロ音は、約25ヘルツの周波数なのです。20~50ヘルツの低周波音は副交感神経を優位にして緊張をほぐす効果があると言われています。
その低周波には「セロトニン」というホルモンを分泌させる効果もあります。
「セロトニン」が分泌されると、リラックスができ、不安感を減らして幸福感が得られる効果があるのです。
それと、骨折の治療にも良いとされています。
猫は、骨折した時の治癒速度が、他の動物より3倍速いと言われています。
ゴロゴロ音の振動が骨の密度を強くするために、治癒速度が速くなると言われていて、実際に医療現場にも取り入れられています。
ちなみに、有名なサッカー選手デビット・ベッカムさんも骨折をした時に、このゴロゴロの治療法で全治10週間という、驚異的なスピードで治すことができ、ワールドカップに出場することができたのです。
フランスでは「ゴロゴロセラピー」と言って、精神医療に取り入れられたり、理学療法士によって骨折の治癒にも利用されているそうです。
セラピーキャットとして生きた白猫のひめちゃん。セラピーぶりがよくわかる本です。読むだけでも癒される本です。一度読んでみて下さい。
自閉症の人を助ける
2012年フランスで自閉症の子供40人とペットを対象に研究が行われました。
その結果、ペットがいる方が子供は落ち着いて、社会に適合できるということが分かったのです。
これは猫を撫でるときに分泌される「オキシトシン」が関連しているそうなのです。
愛情ホルモン「オキシトシン」が増進する為に、愛と信頼の感情が増すのだ、と言われています。
うつ病の人を助ける
近年患者数が増加しているうつ病。今では100万人以上の人が悩まされている近代病です。
猫を撫でると「セロトニン」というホルモンが分泌され、感情や精神面が安定するので、うつ病には良いのではないかと言われています。
それともう一つ、猫は自分の好きな時に寝て、自分が遊びたい時に遊んで、言わば自分勝手でマイペースな生き物です。
その猫の行動や姿や仕草を見ているだけで、気晴らしになり、精神が落ち着くそうなのです。
「何かをしてくれる」というわけでもなくて、自由でマイペースな猫が一緒にいてくれるだけで、心の支えになり、うつ病が軽減されると言われています。
モテる
男性の方には、特に読んでもらいたい!
ある調査で、独身の女性に「猫を飼っている男性はどうですか?」と言う質問をしました。
すると、女性の90%以上の方が「魅力的」「ステキ」「カッコイイ」と答えたそうです。
片思いをされている方、猫を飼って好きな女性に、アプローチしてみてはいかがでしょうか。
イライラを抑える
もし、夫婦ケンカ、兄弟ケンカ、会社で嫌な事を言われて爆発するようなことがある時は、猫を見て下さい。
人間の怒りのピークは、最大で6秒程度だと言われています。
その6秒を我慢するかしないかで、その後の気まずさだったり、後悔をしてしまう事になるのです。
怒りが爆発しそうになったら愛猫を見ましょう。何故か精神が落ち着きイライラが消えていきます。
2015年にアメリカのインディアナ大学が男女6827人を集めて研究を行いました。
研究内容は、猫動画を見てもらい、その時の気分の変化を調べるということでした。
結果は、
- イライラや不安を軽減する
- やる気が向上する
- ストレスの軽減
- 悲しみを癒してくれる
- 幸福度を高めてくれる
- 先延ばしにしても自己嫌悪の軽減
元気が出ない時、不安やイライラを感じる時、やる気が出ない時は、猫の動画を見ると改善されるかもしれません。
猫を飼っている方なら、いくつか共感できる部分があると思います。人間は猫に育てられているのかもって、思える本です。
さいごに
猫は人間に、様々な効果をもたらしてくれます。
猫がそばにいる事が、当たり前と思って暮らしてきたので、人間に与える効果など、考えることもなかったと思います。
ですが、人間は知らず知らずのうちに、猫に助けられているのかもしれません。
人間は弱い生き物だから、神は人間に猫を与えた
昔の言い伝えです。
猫で人が繋がっていく。猫が好きというだけで、人間は繋がって絆が深まっていく。
この言葉は、僕の友達が「コタ」という子猫から教わったことです。
猫は人間との暮らしの中で、色々な事を教えてくれているのです。
おしまい
暑い時には、水分補給は十分にしましょうね。外見だけでなく、蓋を開けると肉球型の氷止めが可愛い水筒です。
ベストセラーになった猫壱さんの玩具です。ストレス解消には、体を動かすのが一番!どんな猫でも夢中になること間違いなしですので、思う存分遊ばせてあげましょう。
可愛い猫のトイレットペーパーカバーです。トイレも猫グッズで可愛く飾って癒されましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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