こんにちは、りんさく(@sakurarin72)です。
暑くなったり、寒くなったりで体調を崩していませんか?
季節の変わり目は、体調を崩しやすいと言われているので、十分に注意して下さいね。
ところで、冬の時期は乾燥が気になりませんか?
ひび割れ、あかぎれ、痛いし嫌ですよね。
そんな時は保湿を求めて、ハンドクリームやボディークリームを使用するという方も、多いのではないでしょうか。
この冬の時期だけでなく、水仕事をしている方や台所に立つ女性の方は「1年中使っているよ」という方も多いと思います。
最近のハンドクリームは、香りもすごく良くて、つけているだけで癒される商品がたくさんありますね。
「なんや、今回はハンドクリームの押し売りかよ」
と思いました?(笑)
いやいや、違いますよ。本題はこれからです!
そのつけているだけで、手も心も癒されるハンドクリームは猫にとって大丈夫なのでしょうか。
ハンドクリームを塗った手で、愛猫を撫でても害はないのか?というお話です。
決してハンドクリームのお話ではありません(笑)
ハンドクリームをつけた手で猫を撫でても大丈夫?
結論から言いますと、猫にハンドクリームは危険です。
それは、ハンドクリームに含まれている成分が、猫にとって有害だからです。
ハンドクリームというのは、人間の手を潤すために作られたものです。
作る側も「もし子供が舐めてしまったら・・・」という考慮はしていると思いますが、「もし猫が舐めたら・・・」までは考えていません。
猫にとって有害な成分
一体、ハンドクリームの何が猫にとって有害なのでしょうか。
一般的に含まれている成分は、
- 尿素
- ヒアルロン酸
- ワセリン
- ビタミンA、E
- セラミド
- プラセンタ
などが代表的です。
これだけを見ると、別に有害な成分はなさそうなのですが...
では、何が有害なのでしょうか?
ハンドクリームの裏面には、カタカナで色々な成分が表記されています。
はっきり言って、何がどの成分なのかが、わかりづらいですよね。
しかし、ほとんどの製品には「防腐剤」「香料」「保存剤」などが、明記されていません。
つまり、この明記されていない成分が、猫にとって有害なのです。
猫にとって有害な成分は
- アロマオイル
- エッセンシャルオイル(精油)
- 保存料
- 香料
- 防腐剤
などです。
この中で猫にとって一番有害なものは、アロマオイルです。
猫は肉食動物なために、植物の成分を凝縮したエッセンシャルオイル(精油)やアロマオイルを、体の中で分解することができません。
人間にとっては、癒し効果があっていい香りのオイルなのですが、猫が摂取してしまうと肝臓へ悪影響を及ぼす可能性があります。
最悪の場合は、命にかかわるとまで言われています。
それと防腐剤、保存料などにも、猫にとっては有害な成分が含まれています。
「これが猫に危険だ!」という明確なデーターは出ていませんが「保存料」「香料」「防腐剤」などに関しては、安全性も確認されていないのです。
有害性の高い成分
はっきり言って、カタカナで成分を書かれていても、どれがどの成分かわかりませんよね。
今からご紹介する成分は、人間にとっても「有害だ」と言われている成分です。
界面活性剤
皮脂の汚れを取り除いたり、さっぱり仕上げるために用いられる成分です。
洗剤などによく使われています。
角質の細胞を壊してしまうので、肌荒れや乾燥肌の原因になると言われています。
一般的にハンドクリームには、界面活性剤という油分と水分を円滑にする成分が入っています。
猫が界面活性剤を摂取してしまうと、消化管粘膜を破壊してしまう危険な成分です。
- アルキル硫酸エステルナトリウム
- アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム
- ポリオキシエチレンアルキルエーテルPOER
などです。
「猫には、洗剤に含まれる界面活性剤は危険だよ」という事が書いてあります。興味がありましたら読んでみて下さい。
防腐剤・殺菌剤
これらは、化粧品にもよく使われる成分なのですが、内臓にも悪影響を及ぼす危険な成分です。
特に、ハンドクリームにこれらの成分が入っていると、危険だと言われています。
- オルトフェニルフェノール(OPP)
- パラベン
- フェノキシエタノール
- ヒノキチオール
などです。
保存料
変質防止によく使われる成分です。
アレルギーや皮膚障害を引き起こすと言われています。
- エデト酸・エデト酸塩(EDTA・EDTA-2NA・EDTA-4NA)
- ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)
- ジブチルヒドロキシアニソール(BHA)
などです。
今までに、猫がハンドクリームを舐めて、健康被害の報告が出ていないからと言って、舐めている所を見逃すのはどうかと思います。
ハンドクリームを塗った手で愛猫を撫でてしまうと、被毛にハンドクリームが付着してしまう可能性があります。
猫は、体に自分以外の匂いが付くと、毛ずくろいをしてその匂いを消そうとします。
普通に撫でているだけなのに、急に毛ずくろいをしだす事はないでしょうか。
あれも自分以外の匂いを、消そうとするためなのです。
ハンドクリームをつけた手で愛猫を触ってしまうと、被毛についたハンドクリームを舐めてしまう事になります。
人間より代謝の悪い猫が舐めてしまうのですから、その時はよくても後々重大な事にもなりかねませんので、舐めさせないようにするのが、一番だと思います。
ハンドクリームの代用品
愛猫と触れ合う時は、ハンドクリームをつけない方がいいと思うのですが
「え~、ひび割れが痛いし塗りたいよ・・・」
「猫を飼っていたら、ハンドクリームは塗れないの?」
という方もいると思います。
じゃあ、どうしたらいいの?
ワセリンかオリーブオイルを塗ってみてはいかがでしょうか。
ワセリン
ワセリンは猫にとっては無害です。
動物病院に行くと、毛球症予防にと処方されるぐらいなのですから、猫が舐めてしまった時の安全性は、確認されています。
それとワセリンは、猫の口内炎の症状を和らげてくてると言います。
ワセリンで、口内炎を治すということはできないそうなのですが、悪化を防ぐ事や痛みをや和らげる事ができるのです。
手も潤うし、猫の為にもいいし、なんていったて価格が安いので、ご使用になられてはいかがでしょうか。
ちなみに毛球症(もうきゅうしょう)とは、
毛ずくろいをした時の毛が、胃の中で塊となって胃や腸に様々な悪影響を及ぼす病気です。
保存料や着色料を一切使用していないので、猫が舐めても安全なクリームです。
猫の口内炎の痛みを和らげる効果もあります。選ぶ時は、、無香料にしましょう。
オリーブオイル
オリーブオイルは食品なので、猫が口にしても安全です。
最近では、美容効果があると言って、顔に塗られる方も多いと聞きます。
しかし、油分が多いので塗ってそのままにしておくと、肌に悪影響を及ぼす可能性があるので、塗った後に油分だけふき取った方がいいです。
サブミーレ
色々な所で紹介され、ペットを飼っている方にすごく人気がある、素晴らしいハンドクリームです。
完全無添加で、天然由来100%の成分しか使っていないので、猫が舐めても大丈夫らしいのですが、成分表を見てみると、猫に危険な「ラベンダー油」が含まれています。
数値的には、ごく僅かなので猫が舐めても全然問題はないと思います。微量ですが入っているという事だけ覚えておいてください。
さいごに
冬の時期は、ハンドクリームを手離せないという方が多いと思いますが、可愛い愛猫の健康の事を考えてあげるのも飼い主さんの務めです。
猫は、ハンドクリームの匂いが気になって舐めたりします。
ハンドクリームの油分が好きな猫だっています。
「舐めたあかん!」
と言っても、猫にはわからないと思います。
ちょっとした気遣いで愛猫が健康でいられるなら、それに越したことはないですよね。
少し舐めたからと言って、すぐに症状が出るものでもありません。
有害な成分が蓄積されて愛猫が大変な事になる前に、少し気をつけてあげて下さい。
手も心も潤った冬を、愛猫と一緒に過ごしましょうね。
おしまい
赤ちゃんの肌にも使える保湿クリームです。猫が舐めても安全に作られています。(無香料、無着色に限ります)
便秘気味の猫に舐めさせると、便がスムーズに出る優れものです。獣医さんもおすすめの商品です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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