こんにちは! りんさく(@sakurarin72)です。
僕たち人間は、自分の心に抱いた想いを、「言葉」にして表現をします。
「言葉と心は連動をしている」と、よく言ますね。
言葉使いが優しい人は、心の中も優しい人。
言葉使いが汚い人は、心の中も汚い。
話す言葉は、その人の心の中を表しているそうです。
「動物好きには悪い人はいない」と、よく言いますよね。
あれは、犬や猫や金魚やインコなどのようなペット、あるいはその他の動物などに話しかける言葉が、赤ちゃん言葉になる事が多いためだそうです。
つまり、赤ちゃんに話しかける時のように、優しい言葉を使うため、
「話し方が優しい=心も優しい人=悪い人ではない」
と、考えられているそうです。
僕たち人間は、言葉が通じないとわかっていても、なぜかペットに話しかけてしまいます。
朝起きたら「おはよう」「いってきます」「おやすみ」など、パートナーに言わなくても、ペットには必ず言う人が増えているそうです。
人間が犬や猫、その他のペットに話しかける行動には、絶大な癒し効果があると言われています。
ということで今回は、
なぜ人間は、言葉も通じない猫に話しかけてしまうのか?というお話です。
なぜ話しかけちゃうの?
話すことができない、言葉が通じないとわかっていても、ペットに話しかけてしまう方は、少なくないはずです。
まぁ、僕もそのうちの1人なのですけどね。
可愛い仕草をすると「可愛いね」
言う事を聞くと「賢いね。えらいね」
出かける時には「いってくるね。お留守番よろしくね」
など、返事は返ってこなくても、ついつい話しかけてしまいますよね。
なぜ、会話ができないとわかっているのに、人間は猫や犬、その他のペットや動物に話しかけてしまうのでしょうか?
擬人化(ぎじんか)
人間がペットに話しかけてしまうのは、「擬人化」が原因ではないかと、言われています。
擬人化。あまり聞きなれない言葉ですね。
擬人化とは、人間でないものを人間に見立てて表現をする事です。
例えば、
雨が降っている事を「空が泣いている」
水に物が落ちているのを見て「◯◯が溺れてる」
などの表現を、擬人化と言います。
お気に入りのぬいぐるみや大切に育てている植物、美味しそうな食材などに、話しかける事があると思います。
それも全て、擬人化によるものなのです。
人間は誰かと接触する事で、生きる意味や価値を見出せるといいます。
そして、何かに愛着を持つ事で、自分のエネルギーになり、「生きているんだ」という実感が持てるそうです。
猫や犬、ペットに話しかけるのも、この擬人化がそうさせているのだと、考えられています。
猫や犬に話しかける事が、自分のエネルギーやストレス解消などになる事を、身体がわかっているのです。
他人から見ると、しつけや愛情表現などで、ペットに話しかけている様に見えますが、実は自分のエネルギーや癒しのために話しかけているのだと、考えられています。
要は、人間誰しも何かに話しかけないと、生きられないということなのでしょう。
猫に話しかける心理と効果
「アニマルセラピー」
1度ぐらいは聞いた方も、多いのではないでしょうか?
動物と触れ合う事で、ネガティブな感情やストレスが緩和されて、心身ともにリラックスができるという治療法です。
実は、動物に話しかけるという行為も、アニマルセラピーと同じ効果があると言われています。
一見、一方的に話しかけて会話のキャッチボールができないため、ストレスが溜まりそうな感じがしますよね。
実はその逆で、猫や犬、インコや金魚などのペットに話しかけると、感情が安定し満足感や幸福感が得られて、リラックスができるそうです。
そのため、緊張状態が緩和され血圧が安定し、ネガティブな感情がなくなると言われています。
つまり、何気なくペットに話しかけているだけで、人間は健康でいられるかもしれないという事なのです。
猫が返事をする?
愛猫に話しかけると、わかっているかのように、「ニャー」と返事をする時がありませんか?
飼い主としては、ちょっと嬉しい気持ちになりますね。
「猫は生涯に1度だけ、人間の言葉を話す」という言い伝えがあります。
実際には、本当かどうなのかは、定かではありませんが、愛猫が「ニャー」以外の言葉を発する姿を、1度は見てみたいものですね。
猫は短い単語なら、言葉がわかると言われています。
言葉がわかるというより、猫は飼い主さんの言葉の発音(音)で聞き分けているのです。
そして、飼い主さんの発音に反応をして、返事をしてきます。
また、声に出さなくても仕草などで、返事をする時もあるのです。
あくびをする
愛猫に話しかけると、あくびをして知らんぷりをする時があります。
「絶対聞こえてるやろ!」
と思っても、愛猫は無視。
その時は、
「うるさいなぁ」
「なんだよ。ほっといてくれよ」
と、思っている時です。
愛猫に話しかけてあくびをされた時は、それ以上は構わずに、そっとしておいてあげましょうね。
ゴロゴロと喉を鳴らす
愛猫に話しかけた時、喉をゴロゴロ鳴らしているのは、嬉しい時です。
「やったー!構ってくれる」
「大好きな飼い主さんとおしゃべりができる」
と、思っている時です。
そんな時は、いっぱい話しかけて、いっぱい甘えさせてあげて下さいね。
まばたきをする
猫が誰かにまばたきをする時は、信頼している人への愛情表現です。
愛猫へ話しかけた時にまばたきをしてきたら、話しかけられた事にすごく喜んでいます。
「大好きな飼い主さんが話しかけてくれたーー」
「やっと僕のところへ来てくれた」
と、思っている時です。
こちらもまばたきをしながら、頭や体を優しく撫でて、話しかけてあげましょうね。
しっぽを振る
「猫のしっぽは感情を示すパラメーター」と言われるぐらい、猫のしっぽはその時の気持ちが表れています。
しっぽをパタパタと床に激しく叩きつけている時は、イライラしている時か、うっとおしいと思っている時です。
不機嫌な時なので、そっとしておきましょう。
逆にしっぽをピンと立てている時は、機嫌がいい時、嬉しい時です。
そのピンと立ったしっぽが、ユラユラとしている時は、嬉しさが最高潮、リラックスをしている時、安心をしている時です。
話しかけた時にしっぽを見ると、面白いかもしれませんね。
耳を傾ける
顔も合わそうとしない、しっぽも動かさない、と言う時は、耳を見てみましょう。
反応がなくても、耳だけは傾いていることが、猫には多いようです。
「何だよ。何か用?」
「聞こえてるよ」
と、思っている時です。
「体を動かすのがめんどくさいニャー。だけど、とりあえず返事だけしとくか」
って時に、耳だけ傾ける事があるのだとか。
猫は、何も反応がないように見えても、ちゃんと聞いているのです。
さいごに
ペットに話しかけるだけで、癒されるなんて驚きですね。
言葉は、相手を喜ばす事も、悲しませる事もできる、難しいものです。
しかし、言葉が通じなくても気持ちを言葉にする事は、大切なことなのかもしれません。
人は誰かに言われて、1番嬉しいと感じる言葉は、
「ありがとう」
だそうです。
たまには、大切な人や大切なペットへ感謝の気持ちを込めて、「ありがとう」と伝えてみてはいかがでしょうか。
おしまい
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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