こんにちは! りんさく(@sakurarin72)です。
寒い季節は、暖かいお鍋で身も心もホカホカに!なんていいですよね。
しかし暖かい食べ物でも、体を冷やす事があるって知っていましたか?
寒い地方で育った野菜や果物は、体を温めるものが多く、南国など暖かい地方で育った野菜や果物は、体を冷やす食べ物が多いそうです。
あと、色でも見分けることができると言います。
オレンジや黄色のような暖色系は体を温め、白や緑や紫のような寒色系は、体を冷やす食べ物が多いそうです。
僕はこの前読んだ本で、初めて知りました。
「へぇーそうなんだ」
と、少し賢くなって帰ってきたのですが、みなさんは知ってましたか?
寒い時に体を温めようと、ホットコーヒーを飲むことがありますよね。
実は、ホットコーヒーも体を冷やす飲み物だと言われています。
コーヒー豆は、暑い国で育つからだそうです。
僕はコーヒー好きなので、寒い日にはホットコーヒーを飲むのですが、逆効果だったなんて・・Σ(゚Д゚)
しかし猫舌の僕は、熱いコーヒーは苦手ですけどね(笑)
熱いものが苦手な時に「猫舌だから」と言いますよね。
猫舌って言われている猫って、本当に熱いものが苦手なのでしょうか?
今回は、猫って本当に熱いものが苦手なの?というお話です。
猫舌とは
僕もですが、ラーメンやお鍋やコーヒーなどの熱いものが苦手な方は「猫舌だから」と言って、少し冷ましてから手をつけますよね。
しかし、人間以外の動物がフーフーと息を吹きかけて、熱い食べ物を口にする事はないのに、なぜ「猫」なのでしょうか?
自然界では、何かを温めて食べたり、熱い食べ物を食べる機会がないため、人間以外のほとんどの動物は、猫舌だと言われています。
「じゃあ、犬舌でもライオン舌でもいいじゃないの?」
と思いますよね。
昔は「犬舌」という言葉もあったそうです。
この「猫舌」が使われるようになったのは、江戸時代からだと言われています。
江戸時代に、最も人間の身近で暮らしていた動物は猫でした。
そのために猫は、人間から温かい食べ物をもらう機会が多かったそうです。
その時に、猫が熱い食べ物を嫌がったり、冷めるまでなかなか食べないことから、「猫舌」という言葉ができたそうです。
多くの動物の中から「猫」が選ばれたのは、昔から人間と共に暮らしてきた、唯一の動物だからなのです。
猫って本当に猫舌なの?
自然界では、自分の体温より高い食べ物は、存在しないと言われています。
警戒心の強い猫が、急に温かい食べ物を出されても食べるわけがありません。
ある研究によると、35℃までの食べ物は美味しそうにガツガツと食べるのに、35℃を超えると食べる事をやめて、冷めるまでじっと待っていたそうです。
野生時代の名残が、そうさせているのかもしれませんね。
猫の舌は、人間の舌のように味覚を楽しむために作られていません。
「腐っていないか」「食べても安全か」など、食べ物の情報を得るためのものなのです。
そうやって自然界を生き抜いてきた猫が、体温より熱いものを苦手とするのは、当然のことなのかもしれません。
しかし猫の中にも、熱い食べ物でも平気という猫もいるそうです。
お風呂に入っていると、浴槽のお湯を愛猫がペロペロと舐める事があると思います。
「猫舌なのに平気なの?」
と、心配することもあると思いますが、猫も人間のように温かい食べ物や飲み物を口にしていると、慣れてくるそうです。
味蕾(みらい)を守っている
猫の舌には、味を感じる「味蕾(みらい)細胞」と呼ばれるものが約1000個あります。
ちなみに、人間は約1万個、犬は約2000個です。
人間の舌の味蕾細胞は、甘い、辛い、しょっぱい、酸っぱい、苦いなどを感じる事ができるのに対し、猫の味蕾細胞は、しょっぱい、酸っぱい、苦いの3種類しか感じないと言われています。
猫は野生で生きていくうえで「味覚よりも安全に食べられるか」という事の方が大切だったために、味蕾細胞が発達しなかったと考えられています。
腐っているのか、安全に食べられるか、を判断する大切な舌(味蕾細胞)を火傷などで傷をつけたくないために、熱いものは食べないとも言われています。
ちなみに、アイスクリームなどの極端に冷たいものも、苦手とする傾向にあるそうです。
鼻で熱さを感じるから
猫は温度を、舌ではなく「鼻」で感じ取るのです。
猫はご飯を食べる時、匂いを嗅いでから口に入れます。
安全な食べ物なのかを確認して匂いを嗅いでいる時に、その食べ物の空気の温度も同時に感じ取る事ができるそうです。
その時の猫の鼻は、わずか0.5℃の温度変化も、感じ取れると言われています。
猫の視力は、0.1~0.2程度しかありません。
何かを探したり、判断するには不十分な視力ですが、その不十分な視力を補うために、鼻が素晴らしい能力に発達したと考えられています。
熱いものを苦手とする時に「猫舌」と言いますが、実際は「猫鼻」と言った方が正解なのかもしれませんね。
「猫にコーヒーはダメだよ」という事が書いてあるので、よかったら読んでみて下さい。
さいごに
「猫は猫舌だから冷めたものがいい」と思われがちですが、猫も人間と同じように温かいものが好きなのです。
人間は食べ物を目と舌で楽しみますが、猫は匂いを嗅いで鼻で楽しみます。
食欲がない時は、少し温めてあげると匂いが増して食べてくれるはずです。
しかし温めすぎは、火傷の原因になる事があるため、35℃前後を目安に温めてあげて下さい。
猫が熱いものを苦手なのは、本当でしたね。
「猫舌」の由来も、古くから猫が人間と共に生きたという、証拠ではないでしょうか。
昔から猫が人間と共に生きてきたなんて、猫好きの僕たちには、嬉しくなるお話ですね。
おしまい
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント