こんにちは、りんさく(@sakurarin72)です。
普段、僕たちが何気なく口にしている食べ物の中には、猫にとって危険となる食べ物がたくさんあります。
例えば、玉ねぎ、にんにく、コーヒー、ココア、チョコレート、生卵など、あげればきりがありません。
何かを食べている時に愛猫がじーっと見つめくると、ついついあげたくなっちゃいますよね。
しかし、自分が食べているものが美味しいからと言って、猫に与えるのは危険です。
先日、僕がコーヒーを飲んでいると、愛猫が今にも飲むような仕草をしました。
猫にコーヒーは危険と聞いていたので、とっさに取り上げましたけどね。
ということで、コーヒーは猫にとってどのような影響があるのかというお話です。
猫にコーヒーは危険‼
食べ物を食べている時、飲んでいる時に限って愛猫が寄ってくることがあります。
しかし、自分が食べているものを何でも与えるのは危険です。
この前コーヒーを飲んでいたら、うちの猫が興味津々にコーヒーの周りをグルグルしていました。
すかさず取り上げましたが、それが気に入らなかったみたいで嚙んできました(笑)
コーヒーがダメな理由
「コーヒーの成分は?」と聞かれて最初に連想するのは何ですか?
ほとんどの人が、
カフェイン
と答えると思います。
そうです!このカフェインが猫ちゃんにとって危険なのです。
コーヒーに限らずカフェインが含まれているものには注意が必要です。
例えば身近なものですと、
- コーヒー
- 紅茶
- ココア
- ブラックチョコレート
- 玉露
- 緑茶
- コーラー
- ブラックガム
など、その他にもコーヒー、紅茶、ココア、チョコレートを使用している食べ物には含まれている可能性があります。
上記の中でも、ブラックチョコレート(その他のチョコレートにも含まれています)は、多量に含まれています。
飲み物ですと、1番多いのが「玉露」、2番目が「コーヒー」となっています。
猫ちゃんにカフェインがなぜ危険かと言いますと、
カフェインには、覚醒作用、解熱鎮痛作用、利尿作用、と様々な効果があります。
これらはアデノシン受容体に対抗することによって、起こる作用なのです。
アデノシンとは、鎮痛作用を持つ化合物に似た構造をしていて、体内にエネルギーを運ぶ大変重要な役割を持つものです。
カフェインは、アデノシンを阻害することで覚醒作用が起こると言われています。
人間が適量のカフェインを摂取すると、頭が冴える、集中力が高まる、運動機能が上がるなどの身体に良い作用が出て効果的なものです。
しかし過剰摂取すると、頭が痛くなったり、気持ち悪くなったりと体に悪影響を及ぼします。
人間より体が小さい猫ちゃんは、少しの量でも過剰摂取したことになってしまうのです。
猫ちゃんの場合は、
- 強い興奮状態
- 嘔吐
- 痙攣
- ひきつけ
- 動悸が激しくなる
- 不整脈になる
- 血管の拡張
などの症状が現れます。最後の血管拡張は最悪の場合、死に至ることがあります。
カフェインの摂取量
猫ちゃんがカフェインで死に至る摂取量は、
体重1㎏当たり150㎎とされています。
猫ちゃんがカフェインで中毒症状になる摂取量は、
体重1㎏当たり15~20㎎たされています。
目安としまして、カップ1杯に含まれるカフェインに量が150㎎です。
コーヒー1杯飲んでしまうと致死量に達して命にかかわるという事です。
舐めてしまった時の対処法
気を付けていても、ちょっと目を離したすきにということがあるかもしれません。
もし舐めてしまったら、すぐに動物病院に行って診察してもらって下さい。
「症状が出てないから大丈夫」という考えは禁物です。
中毒症状が出るのは、1~2時間ぐらいとされています。
猫ちゃんの年齢、体の大きさ、体調によって2時間かかる猫ちゃんもいれば、1時間もしないうちに症状が出る猫ちゃんもいます。
人間にとって少量でも猫ちゃんにとっては、多量になるときがありますので、
「少量だから大丈夫」
と、思わない方がいいです。
もし、動物病院に連れて行く時間がないという方は、動物病院に電話をかけて獣医さんの指示を仰ぎましょう。
決して「自分で何とかしよう」、「吐かせてあげよう」と考えないでください。
人間の場合は、指を入れて吐かせたりしますが、猫ちゃんにそれをするのは危険です。
病院では、薬で吐かせたり、便で出させたり、点滴で解毒したりと猫ちゃんの状況によって対処をしてくれます。
「早く何とかしてあげないと」と思う気持ちは分かりますが、飼い主さんだけで対処しないようにしましょう。
まとめ
コーヒーが危険というより、カフェインが危険です。コーヒー以外にもカフェインが入った食べ物や飲み物はたくさんあります。
「欲しそうにしてるから少しだけあげよう」とか「カフェイン入りの食べ物を置いたままにしておく」などの行為はやめましょう。
もし猫ちゃんが舐めてしまった時は、自分で何とかせずに動物病院に連れていってあげて下さい。もしくは電話をかけて獣医さんの指示を受けて下さい。
最悪の場合は命にかかわる時がありますので、十分に気をつけてください。
さいごに
猫ちゃんの体調管理は飼い主さんの責任です。
いつも健康で楽しく一緒に居られる事が自分にとっても、猫ちゃんにとっても幸せなのではないでしょうか。
おしまい
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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