こんにちは! りんさく(@sakurarin72)です。
「あの人の手は白魚のようだ」なんて言葉を、耳にした事はありませんか?
僕の周りには、そんな綺麗な手をした方がいないので、「白魚のようだ」と言われてもピンときませんが、綺麗な手をした方って、なぜか魅力的に感じちゃいますよね。
しかし、僕にはもっと魅力的な手があります。
それは猫の手です。
あのモフっとした丸い手が、可愛くて仕方がありません。
猫のパーツでどこが好き?というランキングでは、必ずと言っていいほど、上位に入ってくるのが「手」です。
それだけ、猫の手に魅力を感じている方が、多いという事なのでしょうね。
SNSなどでは多くの方が、猫の手を「クリームパンのようだ」なんて、表現をしています。
たしかに、猫が自分の手を舐めたり、噛んだりする仕草は、まるでクリームパンを食べているみたいですね。
しかし、なぜ猫は自分の手を舐めたり、噛んだりするのでしょうか?
今回は、猫はなぜ自分の手を舐めたり噛んだりするの?というお話です。
なぜ猫は手を舐めるの?
猫が自分の手を舐めている仕草って、すごく可愛く見えちゃいますよね。
しかし猫は、可愛く見せるために舐めているわけではありません。
何らかの理由があって、手を舐めているのです。
猫が手を舐める仕草には、2つの理由が隠されています。
ストレスの緩和
猫は、ストレスが溜まったり、何かにストレスを感じると、いつも以上に手を舐める事があります。
手を舐める仕草には、溜まったストレスを緩和させたり、気持ちを落ち着かせたりする効果があると、考えられているのです。
しかし、なぜ真っ先に手を舐めてしまうのかは、明確にはわかっていません。
ただ猫には、毛づくろいをする時の順番があります。
- 前足
- 頭
- 体
- 後ろ足
の順で、猫は毛づくろいをするそうです。
猫は、1番最初に手(前足)を毛づくろいするため、ストレスを感じると真っ先に手を舐めてしまうのではないか、と考えられています。
人間の赤ちゃんも、生後2~3ヵ月ぐらいになると、自分の指をチュパチュパと吸う事がありますね。
あれも安心感が得られ、気持ちが落ち着かすためにするそうです。
猫が手を舐めるのは、それとよく似た事ものなのかもしれませんね。
毛づくろい
猫は、毛づくろいに起きている時間の3分の1を費やすと言われています。
そのため、猫が手を舐める仕草は、毛づくろい(グルーミング)の一環なのです。
猫は、自分の匂いを消すため、体温調節、身だしなみを整えるためなど、様々な理由で毛づくろいをします。
猫が手を舐めるのは、僕たちが手を洗う事と、同じなのかもしれませんね。
しかし、過剰に手を舐める場合は、強いストレスを感じている時や皮膚に違和感を感じている(皮膚病など)可能性があります。
ストレスを感じて手を舐めている時、ただの毛づくろいで手を舐めている時、病気やケガで手を舐めている時、どれにしても飼い主さんなら、見極められる事ができると思います。
愛猫をよく観察して、対応をしてあげて下さいね。
猫はなぜ手を嚙むの?
猫は自分の手を舐めた後に、嚙む事があります。
鼻にシワを寄せて、自分の手を力強く嚙んでいる仕草を見ると、「痛くないの?」と心配になっちゃいますよね。
あれは、ただ単に手が痒いから嚙んでいるそうです。
僕たちが痒い所を手でかく行動と、同じなのでしょうね。
体を毛づくろいした後に嚙んでいるのも、その場所が痒いから嚙んで痒みを和らげているそうです。
その他にも、古い爪を取り除くために、手を嚙む時もあります。
手を嚙むというより爪を嚙むと言った方が、正解なのかもしれませんね。
自分以外の猫の手を舐める
猫は自分の手以外に、他の猫の手も舐める事があります。
多頭飼いをしている方なら、見たことがあるはずです。
猫が、自分以外の猫を舐める事を「アングルーミング」と言います。
この行動は、相手を信頼している証、猫同士の愛情表現として、見られる仕草です。
しかし、アングルーミングで相手の手を舐める事は、少ないと言われています。
主に、身体や顔や頭を舐める事が、ほとんどだそうです。
ただ、手が舐めやすい場所にあったり、身体などを舐めているながれで、手を舐める事があります。
猫がお互いを舐め合っている姿は、ほっこりして可愛いですよね。
人の手を舐める
愛猫が、手を舐めてくる事はないでしょうか?
飼い主としては、嬉しい瞬間ですね。
猫が飼い主さんの手を舐める仕草は、「アングルーミング」同様に、相手を信頼しているから、愛猫からの愛情表現、などの理由からだと言われています。
そう言われると、「もっと舐めてくれ~」って思っちゃいますよね(笑)
しかし、これ以外の理由で舐めてくる事もあります。
美味しいから
人間の手には、塩分や油分が付着しています。
汗をかいた時に出る塩分や皮脂などを、好む猫が多いそうです。
そのため、「この手は美味しいニャー」といった感じで、ずっと舐めている猫もいるのだとか。
猫の舌は少し痛いですが、可愛い愛猫のためだと思って、気が済むまで舐めさせてあげて下さいね。
感謝の気持ち
しゃべることができない猫は、感謝の気持ちを行動で表現します。
例えば、ブラッシングをしてあげた後やトイレ掃除をした後などに、愛猫が指を舐めてきた時は、「ありがとう」を伝えている時です。
「どういたしまして」と一言添えて、優しく頭を撫でてあげると、すごく喜んでくれます。
要求をしている
何かをしてほしい時や存在を気づいてほしい時に、指を舐めてくる事があります。
「ごはんちょーだい」、「遊ぼうよー」など、飼い主さんへ何かを伝えている時です。
何を要求しているのかを気づいてあげられると、愛猫との絆が深まる事は間違いありません。
よく観察して、気持ちに応えてあげましょうね。
仲間の証
平和主義者の猫は、なるべくケンカは避けたいと思っています。
この猫が手を舐めるという行為には、「僕は敵じゃないよ。仲良くしよう!」という気持ちが、込められている時があるそうです。
初めて会う猫が指を舐めてきたら、「仲良くしよう!」の合図かもしれません。
猫が初対面で指を舐めてくるなどは、なかなかありませんが、もし舐めて来た時は友好の証です。
優しく頭を、撫でてあげて下さいね。
猫が人の指を舐めてくるのには、様々な理由があります。
猫の気持ちになって、接してあげて下さいね。
しかし、猫にも舐めると危険な手があります。
それは、ハンドクリームをつけた手です。
ハンドクリームは、いい匂いをさせるために、アロマオイルが含まれています。
アロマオイルは猫にとって有害です。
これからの乾燥しやすい時期は、ハンドクリームを使う機会が増えてくると思います。
十分に注意して下さい。
猫に、なぜハンドクリームは危険なのか?という事が書いてあります。
興味がありましたら、読んでみて下さい。
さいごに
猫が、「自分の手」「他の猫の手」「飼い主さんの手」を舐めるのには、様々な理由があるのです。
理由はどうあれ、猫が手を舐める仕草に癒される方は多いのではないでしょうか?
僕もその1人です。
しかし、猫が可愛いクリームパンのような自分の手を舐める事は、ほとんどがストレスからだと言われています。
可愛い仕草だからといって、侮ってはいけません。
ストレスを緩和してあげるのも、飼い主の務めです。
猫の気持ちを読み取るのは簡単な事ではありませんが、いつでも愛猫の気持ちに寄り添える飼い主で、居たいものですね。
おしまい
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント