こんにちは! りんさく(@sakurarin72)です。
寒い季節が終わり、だんだんと暖かくなってきましたね。
この時期は、過ごしやすくて気持ちがいいので好きなのですが、花粉がね...
しかし、そのうち「あっ」という間にジメジメした梅雨が来て、溶けるぐらいの暑さがやってきます。
ジメジメした蒸し暑い梅雨が苦手な僕としては、憂鬱で仕方がありません。
洗濯物は乾かないし、外に行けばベタベタになるし、暑いし、「どんだけ雨降んねん!鬱陶しいな」と言いたくなるぐらい、梅雨時は気分が上がらないです。
たぶん家の猫たちも、同じ事を思っていると思います。
雨降りは、ずーっと寝て構ってもくれないし...
ところで、
「猫が顔を洗うと雨が降る」
という言い伝えを、聞いた事があるでしょうか?
猫好きさんなら、一度は聞いた事があると思いますが、
「えぇー、家の猫って雨が降る前に顔を洗ってたっけ?」と、疑問に感じる方も少なくはないはずです。
ということで今回は、「猫が顔を洗うと雨が降るってホント?」というお話です。
猫は明日の天気がわかるの?
古くから動物と天気は、深い関係性があると言われてきました。
- 猫が顔を洗うと雨が降る
- 犬が鼻を舐めれば雨が降る
- ツバメが低く飛ぶと雨になる
など、動物を使って天気予報をした言い伝えが、たくさん残されています。
その中でも、よく使われている動物が「牛」、「猫」、「犬」だそうです。
そう思うと牛も猫も犬も、古くから人間と共に生活をしていた事が、よくわかりますね。
大昔は、「傘が必要かどうかは猫に聞け」と言っていたほど、猫は古くから天気予報士なのです。
天気を予測する猫の行動は、
- 猫が顔を洗うと雨が降る
- 猫がよく眠ると雨
- 猫がそわそわすると嵐が来る
- 猫が走る回ると晴天になる
- 猫が仰向けに寝ると雨が近い
などの、様々な言い伝えが残されています。
しかし、地方によっては言い伝えも違うようです。
- 猫が3回続けて顔を洗うと晴天(新潟県)
- 猫が口元だけ洗うと雨(岐阜県)
- 猫が顔を洗って耳をこすらないと曇り(福井県)
- 猫が尻を舐めると雨(群馬)
- 三毛猫が暴れると大嵐がくる(広島)
ただなぜか、雨予報が多いそうです。
なぜだか理由はわかっていませんが、一説では「猫が雨(濡れること)を苦手とするからだ」と言われています。
つまり、苦手な雨が降る前は、猫がいつもと違う仕草を頻繫にするそうです。
それがやたらと人間の目につく事から、雨予報の言い伝えが多いのではないかと考えられています。
中でもよく耳にするのが、
「猫が顔を洗うと雨が降る」
一説によると、このことわざは約90%の確率で当たると言われています。
「ホントかよ?」
と、言ってしまいそうですね(笑)
ところで、なぜ猫が顔を洗うのかは、ご存知でしょうか?
猫が顔を洗う理由
猫が前足で顔をこすったり、ヒゲを整える姿に、癒しを感じる方も少なくはないと思います。
「猫が顔を洗う」仕草は、猫の好きな仕草ランキングで、必ずベスト5に入ると言われるほどの可愛い仕草です。
僕の中では、1位なのですが(=^・^=)
昔から猫は、「意味がない余計な事しない」と言われています。
そのため、猫が顔を洗う可愛い仕草にも、何らかの意味が込められているのです。
汚れている
僕たちは、何かを食べて口の周りが汚れると、紙ナプキンなどで口を拭きますよね。
それと同じで、猫も口の周りについた汚れを、手で落としているのです。
その姿が、顔を洗っているように見えるのです。
匂いを消すため
食事をした後、食べカスが口や顔についていると、匂いで敵に気づかれてしまう恐れがあります。
そのために、口や顔を手で綺麗にして、匂いを消しているのです。
自然界で敵に自分の存在が気づかれてしまうという事は、命を落とす危険性が高まるという事なのです。
野生で生き延びてきた猫にとって匂いを消すという行動は、大切な作業なのでしょう。
その名残から、危険性が少ない家猫も、匂いを消す行動をするのだと、考えられています。
ヒゲを綺麗にする
目の上、鼻の横、アゴなどに生えている猫のヒゲは、全部で約60本あると言われています。
猫にとってヒゲは、生きていくうえで、重要な体の一部です。
平衡感覚を保ったり、温度変化や風向きを調べたり、障害物を感知したりと、様々な役割を持っています。
ケガをしてエリザベスカラーを付けると、ヨタヨタと自信がなさそうに歩くのは、大切なヒゲが使えないからだと言われています。
それほどヒゲは、猫にとって大切なものです。
いつも綺麗な状態を保つために、顔を洗ってヒゲを整えているのです。
転位行動
転位行動とは、ストレスを感じた時に違う行動をして、ストレスを紛らわす行動です。
例えば、飼い主さんに怒られている時や猫同士のケンカの最中に、急に顔を洗ったり、グルーミングしたりするのも、転位行動の一つだと考えられています。
要は、ストレスを紛らわしたり、緩和させるために顔を洗う事があるのです。
湿気を嫌う
猫は湿気が大の苦手です。
そのため湿気を感じ取る能力は、人一倍優れています。
湿度が高まると、大切なヒゲに張りがなくなったり、被毛が湿ってムズムズとする事から、顔を洗ったり、グルーミングをして湿気を取っているのです。
また、湿気が多くなると、猫の顔についたノミが活発に動くために、顔が痒くなって擦ってしまうのだとも言われています。
その仕草が、顔を洗っているように見えるのです。
この湿度を感じて顔を洗う仕草が、「猫が顔を洗うと雨が降る」と言われる最大の理由だと考えられています。
猫が顔を洗うと雨が降る
先ほども言いましたが、猫は湿度を敏感に感じ取れる生き物です。
雨が降る前は湿度が高くなるため、大気中には湿気が充満しています。
その苦手な湿気を、感じ取るセンサーがヒゲなのです。
湿気は、微量の水分が発生します。
そのため、湿気が高まるとヒゲに水分が付着して、重みで大切なヒゲが下がってしまうのです。
いつもはピンと張っているヒゲが下がるという事は、感覚が鈍って生活に支障をきたしてしまう可能性があります。
それと、敵を素早く察知できないため、身の危険性も高まるのです。
「猫が顔を洗うと雨が降る」と言われるのは、実は顔よりもヒゲを綺麗にしていたのだ、と考えられています。
このことから、猫が耳の後ろの方まで念入りに洗っていると、90%の確率で雨が降ると言われているのです。
「猫が顔を洗うと雨が降る」という言い伝えは、本当のようですね。
まぁ当然、猫によって個体差はあるでしょうけど。
今度から天気に不安な時は、愛猫に聞くと教えてくれるかもしれませんね。
さいごに
「猫が顔を洗う」という単純な仕草には、こんな意味が込められていたのですね。
猫の行動一つ一つには必ず意味がある、と言われるのもわかる気がします。
猫には、たくさんの言い伝えや迷信が残されいますが、古くから人間と共に生活をしてきた証なのでしょう。
しかし、迷信通りにいかないのが猫の良いところです。
愛猫をよく観察すると、ご自宅の愛猫ならではの迷信が見つかるかもしれません。
「飼い主さんと愛猫」2人だけの迷信を見つけるのも、面白いかもしれませんね。
おしまい
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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