こんにちは、りんさく(@sakurarin72)です。
先日、すごく天気が良かったので
「今日は洗車日和だ」
と勝手に思い込み、庭で車を洗っていると、一番年上の愛猫が縁側に寝そべって、日向ぼっこを始めました。
気持ち良さそうに寝ていたのですが、そっと背中を撫でてあげると
「ゴロゴロ」
と喉を鳴らして、気持ち良さそうにウトウトと。
その仕草に癒されて、ちょっと嬉しくなりました(^^♪
最近の僕の小さな幸せです。
「小さすぎるやろ!」って言わないでね(笑)
猫がどのように喉をゴロゴロと鳴らすのかは、未だに解明されていない「謎の行動」だと言われています。
しかし最近「喉の筋肉を開閉させることで、空気を震わせて発しているのだ」という事が、わかってきたそうです。
今回は、猫を飼っている方なら一度は聞いたことがある、猫のゴロゴロ音についてのお話です。
なぜ猫はゴロゴロと鳴くのか
猫の「ゴロゴロ音」は、半径30㎝以内にいる相手との、コミュニケーションツールであると言われています。
このゴロゴロ音は「ネコ科」特有のもので、中型ネコ科のチーターなどもゴロゴロ音が出せるそうなのですが、大型ネコ科のライオンやトラは、ゴロゴロ音が上手に出せないのです。
しかしYouTubeでライオンが、ゴロゴロと言っているのが投稿され、話題になりました。
うぅ~ん……
相変わらずネコ科動物は、謎が多い生き物ですね。
猫が1人でいる時は、ゴロゴロ音は出すことがほとんどなく、他の猫や飼い主さんとのコミュニケーションに使うことが大半なのです。
子猫は、生後2日程でゴロゴロ音が出せるようになると言われています。
初めて使う「ゴロゴロ」は、母猫とのコミュニケーションです。
母猫は、ゴロゴロ音の振動を子猫に伝えて「お母さんはここにいるよ」と伝えます。
そして、お乳を探させて母乳を飲ませるのです。
子猫もゴロゴロと鳴くことによって、母猫に「元気だよ」「お腹いっぱい」と満足した気持ちを伝え返します。
「母猫の愛は素晴らしいよ」という事が書いてあります。興味がありましたら読んでみて下さい。
喉を鳴らすのはどんな時?
初めは、母猫とのコミュニケーションに使われる「ゴロゴロ」でも、成長と共に使う用途が変わっていきます。
よく毛布や飼い主さんの上などで、ふみふみをしながらゴロゴロと言っていることがありますよね。
あれは、子猫時代の安心感や幸福感を感じている時で、すごくリラックスをしている時だと言われています。
しかし、ゴロゴロ=安心感と思いがちですが、不安な時や嫌な時にでも、ゴロゴロと鳴くことがあるのです。
- 親子のコミュニケーション
- リラックスしている時
- 満足している時
- 要求がある時
- 不安、不快な時
飼い主さんなら、愛猫がどんな気持ちで「ゴロゴロ」と鳴いているのかは、様子を見ていればわかると思います。
愛猫からのメッセージだと思って、聞いてあげて下さいね。
ゴロゴロ音で気持ちを見抜こう
猫は鳴き声の種類が、60通りあると言われています。
ゴロゴロ音もいくつかのパターンがあって、ゴロゴロと鳴く声のトーンで、気持ちを表しているのです。
母猫とのコミュニケーション
まだ目も耳も未発達な子猫は、母猫からのゴロゴロで存在を知らされて、ゴロゴロで母猫に存在を伝えます。
その時に子猫が母猫に存在を伝えるゴロゴロ音は、小さめの中低音です。
母猫の母乳を飲みながら、ゴロゴロと言っている時は
「いっぱい飲んでるよ。元気だよ」
と、伝えているのです。
嬉しい時、幸せな時、リラックスしている時
飼い主さんが、一番よく聞くゴロゴロ音だと思います。
愛猫を撫でている時や、ご飯を食べている時などに、中低音でゴロゴロと鳴き出す時があります。
仲良しの猫にグルーミングされた時も、同じように中低音でゴロゴロと鳴きます。
あれは「嬉しい」「安心している」「幸せ」という事を伝えているのです。
人間でいう、「ニコッ」と笑顔になる時と同じ気持ちだと言われています。
苦しみ、不安、怯えの時
ケガをした時や病気の時の苦しみ、痛みを和らげるために、ゴロゴロと喉を鳴らす時があります。
以前メス猫が、出産時の痛みを耐える為に、ゴロゴロと喉を鳴らしながら出産をした、という話があったそうです。
ケンカや恐怖に遭遇した時、強いストレスを感じた時、死を感じた時もゴロゴロと鳴くそうです。
こういう痛みや恐怖、ストレスを感じた時は、低音でゴロゴロと鳴きます。
猫は苦しみや痛みを隠す生き物です。
いつもより元気がなく、低い声でゴロゴロと言っている時は
「苦しいよ。助けて」
というメッセージかもしれません。
愛猫の表情や状況をよく観察してあげて下さいね。
要求をしている時
「腹減った。ご飯まだ~?」「トイレ掃除してよ」などの要求をする時に、ゴロゴロと喉を鳴らす時があります。
この時は、高音でゴロゴロと喉を鳴らします。
イギリスにあるサセックス大学の研究チームは「要求のゴロゴロ」があると発表しました。
要求のゴロゴロは、人間の養育本能が刺激されて「緊急に何かをしてあげないと」という気持ちになるそうなのです。
要求のゴロゴロの周波数は220~520Hzで、平均は380Hzです。
この周波数は、人間の赤ちゃんが泣く時の声と、ほぼ同じだと言われています。
赤ちゃんが泣くと「何とかしなければならない」という人間の姿を見て、猫なりに学習したのではないかと言われています。
この要求のゴロゴロを飼い主さんが聞くと、養育本能が刺激されて「愛猫の要求に応えてあげなければ…」と、感じるそうなのです。
人の心理をついた、怖いゴロゴロですよね。
ゴロゴロと喉を鳴らさない
猫によっては、ゴロゴロと喉を鳴らさない猫もいます。
甘えるのが苦手な猫や人との接触が少ない猫は、ゴロゴロと喉を鳴らさないのです。
それと、成猫になるにつれて鳴かなくなる事もあります。
愛猫が飼い主さんに喉を鳴らす時は、ほとんどが甘えや安心感からです。
子猫の時から飼い主さんに育てられた猫は、飼い主さんを母猫だと思っています。
成猫になってもゴロゴロと喉を鳴らしながら、飼い主さんに寄り添ってくる時は、子猫の時を思い出して甘えているのです。
それが成猫になって、ゴロゴロ言わなくなったのなら、親離れをして自立ができたという事でしょう。
さいごに
「猫のゴロゴロ=幸せ」と思いがちですが、実は自分がピンチの時にも、ゴロゴロと喉を鳴らすのです。
時には、飼い主さんの助けを求めるゴロゴロだってあるのです。
愛猫の状況をよく観察して、気持ちに寄り添える飼い主で居てあげましょうね。
おしまい
フランスで大人気の、猫のゴロゴロセラピーです。ゴロゴロ音が癒しセラピーになるなんて…
猫のアニマルセラピーの本です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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