こんにちは! りんさく(@sakurarin72)です。
僕は最近、悩まされている事があります。
それは「夜鳴き」です。
「えっ、子ども?」
「そんなに小さい子がいるの?」
と、聞こえてきそうですが、実はいるのです。
生後5ヵ月の子がいます。
「どんな子かって?」
色白で目がクリッとしていて、モフモフの服を着て「ニャー」と言うのが口癖の女の子です。
「猫やんけ!」 (* ´艸`)クスクス
とんだ茶番にお付き合いいただき、
ありがとうございました。m(__)mスミマセン
うちには、生後5ヵ月の子猫がいるのですが、最近その子の夜鳴きがひどくて寝不足なのです。
3時~4時頃になると、廊下を「ニャ~ン、ニャ~」と言って、ウロウロと歩いています。
少しすると、耳元に来て「ニャーニャー」と、何かを訴えてくるのです。
背中や頭を撫でてあげると、おとなしくなって寝ていきますけどね。
猫を飼っている方なら、同じような経験をされた方もいると思います。
それも、猫を飼っている醍醐味の1つかもしれませんね。
では、なぜ猫は夜鳴きをするのでしょうか?
今回は、猫の夜鳴きについてのお話です。
猫の夜鳴きとは?
夜泣き(夜鳴き)とは読んで字のごとく、夜に泣く事です。
多くの方は、夜に寝て朝がくると起きる、という生活をしていると思います。
子育ての経験をされた方なら「夜中に赤ちゃんが泣くから眠れない」という悩みを、抱えた事があるのではないでしょうか。
猫の夜鳴きもそれと同じで、夜中に「ニャーニャー」と鳴くのです。
人間の場合は子供に個体差はありますが、生後約13ヶ月ぐらいまでは、夜泣きをすると言われています。
原因は、はっきりとは判明していませんが、赤ちゃんの睡眠リズムの乱れが原因ではないかと、考えられています。
その他にも「お腹が空いた」「おむつを交換して!」など、何かを要求している時に、泣くこともあるそうです。
では、猫の夜鳴きも人間の赤ちゃんと、同じような理由なのでしょうか?
猫は、薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)動物だと言われているので、夜中に鳴くことは普通の事なのです。
(薄明薄暮性とは、夕暮れや明け方の薄暗い時間帯に、行動をする事)
しかし、猫は何かを要求する時や伝えたい時、恐怖を感じた時以外は、あまり鳴く事はないとされています。
つまり猫の夜鳴きは、飼い主さんに何かを伝えようとしているのです。
いったい、何を訴えているのでしょうか?
猫が夜鳴きをする理由
野生の猫は、敵に居場所を察知される事を恐れて、ほとんど鳴かないと言われています。
逆に飼い猫は、飼い主さんとのコミュニケーションのために、鳴くことが多いとされているのです。
猫が鳴く時は、
- 甘えている
- 何かを要求している
- 恐怖を感じている
- 発情期
- 威嚇をする時
という理由から、鳴く事がほとんどです。
特にメスよりオスの方が、鳴く頻度が多いとされています。
では、夜鳴きはどれに当てはまるのでしょうか?
猫は年齢によって、夜鳴きをする理由が違います。
子猫
生後1ヵ月未満の子猫は、母猫や飼い主さんの姿が見えないと、不安になり夜鳴きをすると言われています。
子猫に限らず、母猫と離れた直後や里親さんに引き取られた後は、環境が変わった不安と寂しさから、夜鳴きをする事が多いようです。
しばらくして環境に慣れてきても、夜になり飼い主さんが寝てしまうと、周りに誰もいないという不安と寂しさから、夜鳴きをしてしまうと考えられています。
子猫が、今の環境に慣れるのには少々時間がかかりますが、母猫になったつもりで温かく見守ってあげると、自然と夜鳴きをしなくなります。
成猫
今の環境に不満やストレスを感じると、夜鳴きをする事があります。
例えば
- 夜中にお腹がすく
- トイレが汚れている
- 構ってほしい
- 寒い
などの理由が、夜鳴きにつながると言われているのです。
夜中にお腹がすくと「ミャー」「ニャーオン」「ニャー」「ニャオ」といった感じで、少し長く強めに鳴きます。
このように鳴く時は、何か要求をしている事が多いです。
「腹減った~」
「トイレをきれいにしてよ」
「遊ぼうよ」
「寒いよ」
と、要求は様々です。
夜中や明け方に行動をする猫にとっては、夜中に鳴いて何かを伝える事は、普通のことなのかもしれませんね。
成猫になると、要求以外にも夜鳴きをする事があります。
それは、発情期を迎えた時です。
成猫が夜鳴きをする最も多い理由は、発情期の興奮からだと言われています。
いつもより甲高い声で夜鳴きをしている時は、発情期を迎えた時かもしれません。
メス猫よりオス猫に、よく見られると言われています。
老猫
猫も人間と同じように、歳を重ねるごとに聴力や視力が衰えていきます。
その不安から、夜鳴きをしやすくなると考えられているのです。
それと、今問題となっているのが「猫の認知症」です。
猫が認知症になると、夜鳴きをする回数が増えると言われています。
今までのように、要求をして鳴くのではなく、無意味に鳴くいわゆる「無駄鳴き」が多くなるのです。
この認知症は、老化以外にも病気が原因で起こるケースもあります。
無駄鳴きや夜鳴きが増えると
- 甲状腺機能亢進症
- 高血圧症
- 脳腫瘍
などへの、病気の疑いがあります。
猫の認知症は気づきにくいとされていますが、毎日一緒にいればわかるはずです。
いつもと違う行動や仕草が見られた時は、早めに動物病院に連れていってあげて下さい。
夜鳴きをした時の対処法
子猫
子猫が夜鳴きをしていると、「どうしたの?可哀想に」と、ついつい構いたくなりますよね。
その気持ちもわかりますが、夜鳴きをするたびに構ってあげていると「鳴けば構ってもらえる」と、子猫が思い込んでしまいます。
少し可哀想な気もしますが
「鳴けば何でもしてくれると思うなよ」
ということを勉強させましょう。
夜鳴きをしても、基本無視で大丈夫です。
成猫
「トイレが汚いから」「お腹がへっている」「寒いから」などの理由で鳴いている時は、その要求を解消してあげれば済むことです。
しかし「寂しいから」「遊んでほしい」という理由で夜鳴きをしている時は、子猫の時と同様に相手をせず無視をしましょう。
あと、発情期を迎えた成猫の夜鳴きは、去勢、避妊手術をしないと、なくなることはありません。
猫は発情期に交尾ができないと、強いストレスを感じてしまいます。
夜鳴き以外に、そのストレスから解放してあげる事も大切なことです。
「子猫が産めなくなる」というデメリットな事もありますが、病気やストレスの事を考えると、去勢、避妊手術を検討してみる価値はあると思います。
老猫
認知症などで夜鳴きをする老猫には、今以上にコミュニケーションをとってあげて下さい。
歳を重ねると「目がよく見えない」「匂いがいまいちわからない」「耳が聞こえにくい」といった事が不安になって、夜鳴きをする事が多くなります。
という事は、不安な気持ちを和らげてあげたら、夜鳴きをする回数が減るということです。
大好きな飼い主さんに体を撫でられたり、話しかけられるだけで、愛猫は安心します。
「いつもそばにいるから大丈夫だよ」と、飼い主さんの愛情を伝えてあげて下さい。
さいごに
猫の薄明薄暮性な生活リズムを、いかに飼い主さんと同じ生活リズムに持っていくかが、ポイントではないでしょうか。
しかし、そう思い通りにいかないのが「猫」です。
根気強く、しつけをしてあげましょうね。
その時には、決して大きな声や手を上げないようにして下さい。
それと、あまり鳴かない猫が鳴くという事は、何かを伝えたがっている証拠です。
愛猫が、飼い主さんだけに見せる「わがまま」という愛情表現なのかもしれません。
夜中に鳴かれて辛いかもしれませんが、母猫になったつもりで、優しく見守ってあげて下さい。
愛猫にとって、1番の理解者でいてあげましょうね。
おしまい
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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