こんにちは、りんさく(@sakurarin72)です。
猫の性格は?と質問されると、ほとんどの方が「気まぐれ」と答えるのではないでしょうか。
その猫の気まぐれさに、魅了されている方も多いはずです。
まぁ、僕もそのうちの1人ですけどね(笑)
一緒に遊んでいても数秒でどこかに行ってしまったり、甘えていると思えば急に嚙んできたりする事ってありますよね。
僕たち人間がそんなことをしたら、嫌われるのは間違いなしですが、なぜ猫だったら許せてしまうのでしょうか?
今回は、猫の魅力の一つでもある「気まぐれな性格」についてのお話です。
猫が気まぐれな理由
自由奔放で気まぐれな愛猫に、振り回される飼い主さんも多いと思います。
それでも可愛く思えてしまうのは、なぜでしょうか?
一説には、「猫は人間に好かれるために、今のような容姿に進化した」と言われるぐらい、人間の好みに合っているそうです。
実際は猫自身が生活の利便さを考えて、今の姿に進化をしたと言われています。
その結果、人間が愛おしく思える姿になったようです。
しかし姿は進化をしても、本能までは変えられるものではありません。
猫が気まぐれな理由は、生まれ持った本能がそうさせているのです。
単独で生きているため
猫は人間や犬と違って、単独で行動をします。
周りに気を遣うこともなく、誰かのペースに合わせることもなく、もちろん媚びたりする事もしません。
言うならば、自分の思うがままに行動をする動物なのです。
しかし、人間と生活するようになってからは「人間のペースに合わせる」「周りの状況に合わせる」という性格に、変わりつつあるそうです。
飼い主さんから見ると「そんなことはない。うちの猫は、いつまで経っても気まぐれよ」と感じるかもしれませんが、
猫からすると
「少しは気を使うようになったんだよ」
と思っているはずです。
生まれ持った猫の本能が「単独で気まぐれ」なため、誰かに合わせて生活をするという事が、苦手なのでしょうね。
命を守るため
人間や犬ように群れで生活をしていると、自分に何かが起こった場合、それを補おうと誰かが犠牲になる事があります。
場合によっては、命を落とす大事故になるかもしれません。
そのために群れで生きるものは、身勝手な行動を取ることが難しく、周りに合わせた行動をとるようになってしまいます。
しかし猫は、自分の縄張りを持ち1人で生活をしているので、誰も助けてはくれません。
その場面に応じた自己判断が、すごく重要になってきます。
1つ1つの行動に、危機感を持って瞬時に行動をしている結果「猫は気まぐれだ」と言われているのです。
ただ最近は、飼い猫が多いせいか、飼い主さんが困っていると、助けてくれたり、寄り添ってくれる猫も増えてきたそうです。
表情に出ないから
猫の嬉しい気持ちや悲しい気持ちを、表情から読み取る事は難しいとされています。
それは猫に表情筋が少ないため、気持ちが顔に表れないからなのです。
猫は単独で行動をするので、表情で誰かに何かを伝える必要がありません。
その結果、表情筋が発達しなくなり、無表情になったと言われています。
人間は相手の顔を見て、その人がどんな気持ちなのかを、瞬時に分析をしてから接するので、無表情のまま行動されると「急にどうした?」と思ってしまうそうです。
それと同じで、愛猫が無表情のまま行動をすると「いきなりどうした?気まぐれだなぁ」と感じてしまうのです。
飽きっぽい性格だから
愛猫と遊んでいても、すぐにどこかへ行ってしまったり、いつも食べているフードを急に食べなくなったりする事がありませんか?
これは、好奇心旺盛で常に刺激を求めている、猫の本能がそうさせているのです。
食べ物に関しては、同じ物ばかり食べていると栄養に偏りができてしまうために、栄養バランスを考えて、わざと飽きるような体になっていると言われています。
猫が飽きっぽいのは、生まれながら持った本能がそうさせているのです。
僕たち人間から見れば「飽きっぽい=気まぐれ」と感じてしまうために、猫は気まぐれと言われるのでしょうね。
「気まぐれな猫のように生きれたら、幸せになれるかも」という事が書いてあります。興味がありましたら読んでみて下さい。
4つの切り替えスイッチ
猫と一緒にいると、急に走り出したかと思えば膝の上でゴローンとしたり、寝ていると思えばムクッと起き出して毛づくろいをしたりと、落ち着きのない行動を目にすることがありませんか?
「えっ、どうした?うちの子は気まぐれだな」
と心配になる事も多々あると思います。
これは、気の向くままに行動をする、猫の習性がそうさせているのです。
最近では「野良猫より飼い猫の方が、ミステリアスで複雑な性格を持っている」と言われるようになりました。
そんな猫のミステリアスな性格は
- 野生モード
- 飼い猫モード
- 親猫モード
- 子猫モード
4つのモードを自分で切り替える事によって、成り立っているのです。
野生モード
今まで眠っていた愛猫が、突然走り出す時がありませんか?
夜中になると急に「大運動会」が始まることがあると思います。
これは、スイッチが野生モードに入った証拠です。
猫は野生時代の本能が、強く残っている狩猟動物だと言われています。
この狩猟本能は、飼い猫になってもなくなることはありません。
何らかのきっかけで、野生モードにスイッチが入ってしまうと、思わず走り出してしまうのです。
よく言う「夜の大運動会」は野生モード中なのです。
気分は
「よし、いくぞ!」
と、いったところでしょうか。
飼い猫モード
安心をして、リラックスをしている時は、飼い猫モードです。
外敵もいない、ご飯もある、安心して寝れる、何の心配もなく安全な室内で、まったりのんびりできるのは、飼い猫だからこそなのです。
まったりと日向ぼっこをしたり、のんびりとお昼寝をしている時は飼い猫モードです。
気分は
「気持ちがよくて、満足だにゃ~」
と、思っているはずです。
親猫モード
猫は、出産経験や子育て経験がなくても、成猫になるにつれて母性が出てくると言われています。
これは、メスだけでなくオスにも言えることで、この母性(父性)は子猫だけでなく人間にも向けられる時があります。
猫は人間を「大きな猫」だと思っています。
そんな人間を見て猫は
「体が大きいだけで、高いところにも登れないのかよ」
「獲物一つ取ってこれないのかよ」
「ダメな奴だにゃ~」
と、思っているそうです。
そういう姿を見た猫は
「しようがない、あいつの面倒を見てやるか」
と思い、親猫モードに切り替わるのです。
愛猫が、おもちゃや虫などを持ってきてくれた経験がありませんか?
この行動は「こうやって狩りをするのだよ」と、人間に教えているのです。
そんな時は「こんな物を持ってきて!」と怒らずに、「ありがとう」と言って頭を撫でてあげて下さい。
子猫モード
人間の心をメロメロにして、一番可愛く思えてしまうのが子猫モード、いわゆる甘えモードです。
子猫モードは、飼われている猫にしか見られない、特有のモードだと言われています。
しっぽを立てて甘えた声ですり寄ってきたり、ずっと後をついてくる事があると思います。
これは、子猫が母猫にする行動です。
野良猫は、子猫が1人で行動ができるようになると、親離れをさせます。
そうすると、甘えられる存在がいなくなるので、子猫気分が抜けて成猫へと成長をするのですが、飼い猫は飼い主さんが母猫代わりなので、いつまでも甘えていられるのです。
そのため飼い猫は、いつまで経っても子猫気分が抜けません。
飼い主さんの上でふみふみをしたり、体をスリスリしてきたり、後をついて回ったりされる時は、子猫モードに入っている時です。
母猫になったつもりで、思いっきり甘えさせてあげて下さいね。
さいごに
猫の1日は、この4つのモードで成り立っています。
1つのモードが数秒で切り替わる事もあるので「猫って気まぐれだなぁ」と感じてしまうのかもしれません。
しかしなぜ人間は、そんな気まぐれな猫に夢中になってしまうのでしょうか?
それは、人間も猫と同じように、常に刺激を求める生き物だからです。
毎日が単調だと、飽きたりしますよね。
予想通りの行動をされると「あぁ、やっぱりね」という感じで、つまらなく感じませんか?
人間が猫に魅力を感じるのは、僕たちが予想している行動と違う行動をして、楽しませてくれるからだと思います。
もちろん見た目が可愛いから、という事もあるでしょうけど。
僕たちは、気まぐれな猫の魅力に、いつまでも振り回される事でしょうね。
おしまい
「猫が気まぐれに見えるのは、ちゃんとした理由があるのだよ」という本です。
ストレス解消、運動不足には体を動かすのが一番!楽しく遊ばせてあげましょうね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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